ホンダ1/8ポケバイ名車列伝

ホンダ往年の名車をポケバイで再現する”模刻”プロジェクト#6【究極のV4・NR500】

  • 2017/12/24

小さなポケバイをベースに往年の名車を再現する。ホンダ社内で行われる若手モデラー育成プロジェクト「模刻」のデキがあまりにも見事なのでWEBでもご紹介。パート6はNR500編の写真集です。

●文:牧田哲朗 ●撮影:長谷川徹 ●撮影協力:本田技術研究所 二輪R&Dセンター ※ヤングマシン2016年4月号掲載記事より
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ホンダの情熱と拘りが100%! 本当に究極だったNR

4ストWGP500マシンのNRで開発されたオーバルピストン+8バルブV4というメカニズムを採用し、520万円限定300台という形で’92年に市販されたドリームマシン。ここでのモチーフは、’89東京モーターショーで発表されたそのプロトタイプ仕様となる。

NR500[1989] エルフから引き継いだモノアームに当時斬新だったシートカウルマフラーの組み合わせは、ドゥカティも真似をしたほどのインパクトだった。また、プロトタイプでは、現代のカワサキH2Rばりのカーボンサイドウイングを装備し、ヘッドライトはプロジェクターながらも現行ヤマハYZF-R1的なアッパー下隠し配置となっている。コンパクトなV4でV8並みのパワーを狙った楕円ピストンエンジンも含め、全てが超最先端でチャレンジングだった誇り高きモデルといえる。■水冷4ストV 型4 気筒DOHC8 バルブ 747cc 125ps 223kg(乾)※スペックは市販版の輸出仕様車

部分的にカーボン素材の貼り込みを行い、特徴的なチタンコートスクリーンも再現。ドゥカティも真似をしたというシートカウルマフラーやサイドラジエターも見事に完コピされている。製作者の八重樫氏は、実は模刻製作が2台目であるということで、さすがに熟成を感じさせる仕上がりを見せる。

製作者:八重樫裕郁氏(二輪R&Dセンター デザイン開発室 第3ブロック/取材当時)
「私の時は模刻プロジェクトの一番最初だったので、モチーフを3台の候補から選ぶというスタイルでした。そこで選んだのがNRです。カーボンを使うなど、デザインだけでなくそのクオリティもポケバイサイズにまとめ上げることに集中しました」

トンガリ系のヤングマシンに合わせ、マルケス乗りを披露してくれた八重樫さん。NRでのヒジスリって見てみたいなぁ〜。

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牧田哲朗

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大学生時代からヤングマシンの制作に携わっているこの道40年の大ベテラン。メカニズムやメンテナンスの造詣に深く、ヤングマシンでは「おまかせ牧田」としてお馴染み。