
創業1903年、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーで誕生したハーレーダビッドソンは、2023年に120周年という大きな節目を乗り越え、新たなる時代へまた走り出している。今回リポートするのは、ウルトラリミテッド/ロードグライドリミテッド/ロードキングスペシャル/ヘリテイジクラシック114/ファットボーイ114/ファットボブ114の6機種だ。
●文:ウィズハーレー編集部 ●写真/外部リンク:ハーレーダビッドソンジャパン
FLHTKウルトラリミテッド:ウルトラこそ正統派フラッグシップ
ブランドのアイコンにもなっている伝統のバットウイングフェアリングを備え、最高峰モデルとして長きにわたりラインナップの頂点に君臨し続けるウルトラ リミテッド。
積載力の高いキングツアーパックをテールエンドに装備し、威風堂々のスタイリングを演出する。グリップヒーターは6段階に調整可能。ツインクールド式のミルウォーキーエイト114は、ラジエターをロワーフェアリングに内蔵し、熱問題を解消している。Boom! Box GTSを搭載する。
【2024 HARLEY-DAVIDSON FLHTK ULTRA LIMITED】●色:ビリヤードグレー(NEW COLOR) ●価格:454万5200円
FLTRKロードグライドリミテッド:従来型フェアリングにこだわる人は急げ!
フレームマウントされたシャークノーズフェアリングには、2灯式ヘッドライトが内蔵され、独創的なフロントマスクを生み出している。
防風効果の高いトールスクリーンが備わり、大陸横断レベルのロングライドも快適にこなす。長旅への準備として、ツアーパックには荷物を載せるラゲッジラックも追加。トラクションコントロールやヒルホールドコントロールなど、セーフティライドに大きく貢献する最新の電子制御も大きな魅力だ。
【2024 HARLEY-DAVIDSON FLTRK ROAD GLIDE LIMITED】●色:ブルーバースト(新色) ●価格:464万9700円
FLHRXSロードキングスペシャル:伝統のロードキングがホットロッドバガーに
グランドアメリカンツーリングでは唯一のストリップスタイル。ブラックアウトされた車体に、高さ9インチのミニエイプバー/ストレッチサドルバッグ/プロディジィホイールをセットし、ホットロッドバガーとしている。
心臓部はミルウォーキーエイト114で、コーナリングABS/トラクションコントロール/タイヤ圧モニタリングシステム/車両ホールドなど、最新の電子制御を搭載するのはカウル付きモデルと変わらない。
【2024 HARLEY-DAVIDSON FLHRXS ROAD KING SPECIAL】●色:ビリヤードグレー(新色) ●価格:363万2200円
FLHCSヘリテイジクラシック114:往年のスタイルを現代によみがえらせた
モノショック式の高性能サスペンションをシート下に隠し持つソフテイルフレームを骨格とするのが“クルーズ”セグメントのモデルたちだ。
3連ライトと大柄なウインドスクリーンがマウントされるフロントエンドをはじめ、前後16インチスポークホイール/ディープフェンダー/サドルシート&バッグといったクラシックなスタイルで、ヘリテイジクラシックはファンを魅了し続けている。クルーズコントロールを搭載し、巡航性能も高い。
【2024 HARLEY-DAVIDSON FLHCS HERITAGE CLASSIC 114】●色:ビリヤードグレー(クロームトリム) ●価格:315万4800円
FLFBSファットボーイ114:ストリートの主役となるアメリカンマッスル
1990年のデビューから長きにわたり、多くのファンから愛され続ける名機。見るからに強靭なソリッドディスクホイールには、フロント160/リヤ240mmの極太タイヤがセットされ、ファットバー/武骨なヘッドライトナセル/ワイドフェンダーなどでボリューミーなスタイリングを演出する。
マッスルなコーディネートの中で、ブライトクローム仕上げのパーツ群が高級感を醸し出し、見る人の視線を釘付けにしてしまう。
【2024 HARLEY-DAVIDSON FLFBS FAT BOY 114】●色:ビリヤードグレー(新色) ●価格:316万5800円
FXFBSファットボブ114:アグレッシブなスタイルでコーナリング性能も重視
レイク角を28度に立たせたアグレッシブなステアリングアングルと、ディッシュホイールにファットタイヤを履いた前後16インチの足まわりで、高いコーナリング性能を実現。
倒立式のフロントフォークにダブルディスクブレーキをセットしたほか、バンク角を稼ぐアップマフラーを装着するなどスポーティーな走りに重きを置く。ライザーを介して備わるのは左右へ一直線に伸びるハンドルバーで、前傾気味の乗車スタイルとする。
【2024 HARLEY-DAVIDSON FXFBS FATBOB 114】●色:ビリヤードグレー(新色) ●価格:300万800円
【2024 HARLEY-DAVIDSON FXFBS FATBOB 114】●色:ビビッドブラック●価格:304万3700円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
X500購入後、即サーキットへ! X500を購入して、初めて乗る場所に選んだのは筑波サーキット。目一杯、駆け抜けた! ストレートでスロットルを全開にし、はばかることなくパラレルツインが限界を迎えるまで[…]
コラボイベントの事前告知はSNS 「ウィズハーレー誌とのコラボ企画! イベントの模様は誌面にて掲載されます!!」 イベント開催が決定後、すぐにハーレーダビッドソン川口、そして関連店舗のSNSやホームペ[…]
元気溌剌350か、上質感ある500か!! ウィズハーレー編集部では2023年の秋、X350の日本市場導入が発表されたのと同時に購入を決意。ハーレーダビッドソン川口にて予約を入れた。 「Vツインではない[…]
「もっとバイクを楽しんでほしい」 そう語るのはハーレーダビッドソン高崎の武井代表。ハーレーはどちらかと言えばツーリング指向の強いモデルが多い。しかし、そのエンジンは今や2000ccに迫る勢いで年を重ね[…]
最新ストアデザイン「FUEL」を関東初採用 ハーレーダビッドソンの正規ディーラーを運営する株式会社陸友・モータースが、神奈川県横浜市鶴見区に新店舗となる「ハーレーダビッドソン横浜鶴見(以下HD横浜鶴見[…]
人気記事ランキング(全体)
左右2本出しマフラーやベルトドライブ、6速ミッションも採用 ヒョースンモータージャパンは、水冷124.7cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV125Xロードスター」を発売する。 挟み[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
最高のハイバランス600ccマルチ! 今回ご紹介するカワサキGPZ600Rは、1985年6月1日に66万9000円(限定1000台)で発売されました。 1980年代半ばといえば400ccクラスが人気の[…]
前輪荷重多めでスポーティーなPG-1 ヤマハPG-1の現地向けプロモーションビデオは、往年のスズキ バンバンやドゥカティ スクランブラーシリーズを連想させる、アクティブ&ポップなテイストで構成されてい[…]
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
最新の投稿記事(全体)
「bimota by Kawasaki Racing Team」の公式チームウェアがついに登場 「bimota by Kawasaki Racing Team」の公式チームウェアは、洗練されたホワイト[…]
幅広/甲高の日本人特有の足型に対応 きっちりとライディングの装備をする上半身に比べて、下半身がカジュアルな装いのライダーは意外と多い。とくに頻繁にペダルを操作する靴は、足の保護とともにライディングには[…]
ジェントルマンズライド(Distinguished Gentleman’s Ride)とは? 「ジェントルマンズライド(Distinguished Gentleman’s Ride、以下DGR)」は、[…]
アメリカは”英国車マニア”多し! この1956年製MGAはご覧の通り左ハンドルで、最初から北米仕様だったもの。そもそも、アメリカは英国車マニアが数多く存在しており、1950年代どころか1930/194[…]
PG‐1の国内導入がオフロードのヤマハを復活させる!? 国内の原付二種市場は、スーパーカブやモンキーなどのギヤ付きクラスはもちろん、PCXなどのスクーターを含めて長らくホンダの独壇場となっている。そん[…]
- 1
- 2