レブル250からステップアップ→フォーティエイトファイナルエディションを手に入れた〈ハーレーダビッドソンのある暮らし〉

ハーレーダビッドソン フォーティエイト ファイナルエディション

●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:宮下豊史 ●外部リンク:ハーレーダビッドソン川口

白を選んだのはカワイイから。発表を見てすぐ予約しました!

「かっこいいバイクだなって思って、すぐに予約を入れました」

その姿を初めて見たのは、ウィズハーレー・ユーチューブチャンネルでのヨコハマホットロッドカスタムショー発表時の動画配信。ちょうど1年前のことだ。当時、空冷スポーツスターの行方がどうなるのか誰にもわからない状況であったが、最後に限定1300台のみ発売されることを知り、ハーレーダビッドソン川口にてオーダーしたという。

ついに待望だった納車を迎え、今こうして取材を受けている。フォーティエイトファイナルエディションの存在を知るキッカケとなった動画チャンネルと、その誌面に登場するとは、自分でも信じられないと、はにかんで笑う。

ハーレーダビッドソン XL1200Xフォーティエイトファイナルエディション

車体色は黒や青も設定されていたが、選んだのは白(ホワイトサンドパール)。理由は「カワイイから」。フォーティーエイトの顔とも言える小振りなフューエルタンクが、浜辺の砂のように穏やかな色合いで美しくペイントされ、ブラック基調の車体の中でいっそう際立っている。クラシカルで握りの太いグリップとともに、お気に入りのポイントだ。

「カスタムもぜひしてみたいですね。音にこだわりたいので、マフラーが気になりますし、取り回ししやすいように、サイドスタンドにエクステンションを追加しようと思います。ハーレーはレディースのアパレルも充実しているので、バイクとのコーディネイトが楽しみです」

ハーレーダビッドソン川口のアパレルコーナーには女性スタッフもいて、ファッションの相談も気軽にできるのがいい。

バイクに乗り始めたのは2年ほど前。夫と一緒にバイクの免許を取得し、彼はアイアン1200に続いてブレイクアウトも購入。自身はホンダ レブル250でバイクの運転に慣れてから、ステップアップを果たした。

「最初は大型に乗るつもりはなかったのですが、主人のハーレーに触れたら乗りたくなりました。もともとアメリカンが見た目にも好きなんですが、ハーレーならではのエンジンの鼓動感というか…。やっぱり、シビれちゃいますよね」

フォーティエイトファイナルエディションを予約した段階では、持っていた免許はまだ普通二輪であったが、納車の日に向けて教習所へ通った。新車を受け取るこの日は、感動の1日となった。

まず、ハーレーに乗っていきたいところは? そう聞くと「高校生の娘が寮生活しているので、乗って会いに行きたいと思います」とのこと。なでしこジャパン入りを目指し、名門私立高でサッカーに励む娘さん。ご夫婦でハーレーに乗って、充実した休日を過ごしているお母さんの姿を見たら、さぞかし嬉しいことだろう。

娘さんに電話でハーレー購入を報告すると、「私も乗るから大事に乗ってね」と一緒に喜んでくれた。「いつか家族で乗れたらいいですね」 これから始まるハーレーライフがいったいどんなものか、店舗で見送るスタッフたちも、想像するだけでワクワクして、昂ぶる気持ちを抑えられないことだろう。

最後の空冷スポーツスターとして、日本限定1300台が販売されたフォーティーエイトファイナルエディション。アイコンともいえる小振りなフューエルタンク、特別仕様のノスタルジックハンドグリップがお気に入り。豊富に揃うアパレルを見ていると、時間が経つのも忘れてしまう。白の愛車とファッションをコーディネイトするのも楽しみだ。

待ちに待った納車の日。H-D川口の神剛店長に説明を受けてから、新車のキーを受け取る。いよいよ始まるハーレーライフにワクワクとドキドキが止まらない。カスタムにも興味津々で、自分だけの1台にどのように仕上げていくかプランは尽きない。日本で販売される最後の空冷スポーツスター、大事な愛車として付き合っていく。


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