今週のバイク関連ショートニュースまとめ×10〈2024/8/23〜8/29〉


●文:ヤングマシン編集部

全日本トライアル選手権シリーズ第5戦が台風10号の影響で開催中止(8/29)

MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)トライアル委員会は、9/1(日)に開催を予定していた全日本トライアル選手権シリーズ第5戦(広島 三次灰塚大会を中止すると発表した。中止の理由として、大会当日にはすでに台風が広島県から通過する予報ではあるものの、進路や到達時刻が不安定で天候悪化の懸念が残ること、関係者移動に際しての安全を考慮したことを挙げている。中止に伴う延期やチケット前売り券の返金対応等については現在協議中で、9/4(水)にあらためて告知される。

[ホンダ] XでGB350C登場を予告(8/28)

ホンダの2輪公式X(旧Twitter)アカウント「Honda Bike」に、GB350Cの登場を予告する画像を投稿した。GB350CはGB350のバリエーションモデルで、前後フェンダー/燃料タンク/マフラーが専用設計。インドなど海外では「ハイネスCB350」としてすでに発売されている。

[サンスター] 環境対応型のブレーキディスク&パッドを製品化(8/28)

サンスターは、環境に配慮したブレーキディスクとブレーキパッドを、レース専用の環境負荷低減シリーズ「Naturide(ネイチャーライド)」として製品化すると表明した。ディスク/パッドともに、製造時の熱処理工程を廃してCO2を削減。さらにパッドは低ダスト化を実現するなど、製造/使用時の両方で環境負荷を減らすアプローチがなされる。同製品は車両部品や燃料をサステナブル化して2024年鈴鹿8耐に参戦したスズキGSX-R1000Rに採用されており、環境性能と高性能の両立を目指し開発されている。Naturideシリーズは、ブレーキのみならずチェーンやスプロケットにも展開され、その技術は将来的に小型の4輪車や次世代モビリティにも応用されるとのこと。

ネイチャーライド|サンスター

[ホンダ] “Hondaモーターサイクルホームカミング熊本2024”開催(8/28)

ホンダは、同社の2輪車主力工場である熊本製作所にて毎年開催するミーティングイベント『Hondaモーターサイクルホームカミング熊本2024』を開催すると発表した。バイクの生産ライン見学、VFR750R(RC30)の再生を行う「モーターサイクルリフレッシュセンター」の公開、社食の開放、HSR九州サーキットコースを開放した試乗会など、例年通りのプログラムが開催予定。また翌年に原付一種の生産終了を控える2024年ならではの特別イベントとして、「ホンダコレクションホール」収蔵の歴代原付一種を展示するイベントも実施される。開催日時は11/2(土)9:00〜15:00。入場料は無料だ。

Hondaモーターサイクルホームカミング熊本2024

[アプリリア] SR GT 200レプリカが販売開始(8/27)

イタリアのバイクメーカー・ピアッジオは、同社ブランドのひとつであるアプリリアから販売されるアドベンチャースクーター・SR GT 200に新たなモデル「レプリカ」を追加、日本で販売すると発表した。モデル名は、アプリリアMotoGPマシンと同等のグラフィックを設定することから由来する。同モデルは、STD比でホイール色が赤から黒に変更され、フロントホイールには赤いストライプが挿入、さらにタイヤもブロックからロード用に置き換えられた専用仕様となっている。アプリリア所属のMotoGPライダー・エスパルガロ選手とビニャーレス選手のゼッケンステッカーも付属する。

アプリリア SR GT 200レプリカ

[ヤマハ] Xフォースのマイナーチェンジが発表(8/27)

ヤマハはストリートファイター系スクーター「XフォースABS」をマイナーチェンジし、2024年9月20日(金)に発売すると発表した。Xフォースのモデルチェンジは、2022年の初登場以来3年目にして初。リヤフェンダーの形状変更とカラーバリエーションの全面刷新がおもな変更点だ。マットダークグリーン/マットベージュ/ホワイト/ブラックの4色が新色として設定される。リヤフェンダー形状変更に伴い全長が伸びた以外、諸元の変更はなし。価格は40万7000円。

ヤマハXフォースABS

また同社は、アクセサリーパッケージ「Xフォースロー」を2024年9月20日(金)同日に発売することも発表した。Xフォースのシート高を30mm低くするワイズギア製ローダウンシートがあらかじめ装備されたパッケージだ。価格は41万8000円。

ヤマハXフォースロー|ローダウンシート

[カヤバ] “機動警察パトレイバー”の動く実物大モデル開発に参加(8/26)

カヤバは、ロボットの搭乗体験を提供するベンチャー企業・MOVeLOTが企画する、『機動警察パトレイバー』に登場する機体(レイバー)・イングラムの胸部実物大モデル開発プロジェクトに参加することを表明した。同社製造のチューブ式油圧アクチュエーター・MMP(ミニモーションパッケージ)が、コクピットハッチ開閉と操縦席を昇降させる機構に導入される。バイクのフロントフォークなどチューブ式ダンパーの製造で有名なカヤバのノウハウを活かした、興味深い試みだ。動く胸像イングラムは、9/15(日)からパトレイバーラボ(東京都墨田区亀沢2丁目13−2)で公開される。

機動警察パトレイバー実機制作プロジェクト

[ホンダ] トニー・ボウ選手がトライアル世界選手権で18連覇を達成(8/26)

レプソルホンダチーム所属のトニー・ボウ選手は、8/22(木)に開催された2024 FIM(国際モーターサイクリズム連盟)トライアル世界選手権第6戦フランスGPにて優勝した。これにより、ボウ選手は2024シーズンの年間成績で首位になることが確定し、2024シリーズチャンピオンを獲得。ボウ選手がトライアル世界選手権でチャンピオンを獲得するのは、18年連続18回目。同選手はインタビューで「自分のキャリアのなかでも最高のシーズンのひとつで、とても幸せです。」と答えた。(トライアルとは、岩場などの障害物をバイクで足をつかずに走破する競技のこと。)

トニー・ボウ選手|レプソルホンダチーム

[デイトナ] 浜松・浜名湖ツーリズムビューローと“観光パートナー協定”を締結(8/23)

デイトナと浜松・浜名湖ツーリズムビューローは、8/22(木)に“観光パートナー協定”を結んだ。静岡生まれのバイクアフターパーツメーカーと、浜松市やその周辺地域の観光振興を行う団体という2社がパートナーシップを結ぶ理由は、バイクに縁深い浜松ならではのアドバンテージを活かした観光施策によって、地元の活性化を図るためだ。「浜松・浜名湖地域を世界のライダーが集い憧れる地域に」を合言葉に、ライダーに向けた観光PRで連携していく。

観光パートナー協定|デイトナ×浜松・浜名湖ツーリズムビューロー

第52回東京モーターサイクルショー2025/第41回大阪モーターサイクルショー2025が開催決定(8/23)

毎年開催される国内最大級のバイク見本市『東京モーターサイクルショー/大阪モーターサイクルショー』。2025年も開催が決定し、そのスケジュールが公開された。東京は2025年3月28日(金)〜30日(日)に、東京ビッグサイト東1/2/3/8ホールで開催される。大阪は3月21日(金)〜23日(日)開催、会場はインテックス大阪1/2号館とその屋外の特設会場だ。なお、東京/大阪と並んで毎年開催される名古屋モーターサイクルショーについては現状アナウンスがない。

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