
●文:モーサイ編集部(根本健) ●イラスト:藤原らんか
上半身をインへズラす→曲がり始まるレスポンスが遅い/路面コンディションが良くないと効果が低い
寒ければ路面温度も低く、当然のことながらタイヤも滑りやすい。そうした状況で曲がりくねったワインディングを走るとき、バイクのバンク角を抑え身体だけ重心を内側へズラす“リーンイン”のフォームをとるライダーが多い。
ただこのリーンイン、上半身だけ内側へ入れるフォームだと、条件が揃っていないと効果もそれほどでなかったりする。
まず、曲がり始まるまでのレスポンスが遅くなる。上半身を横へズラしている動きの間、バイクはやや曲がり始めるものの、重心位置が安定したときの旋回まで曲がり方は鈍い。
またサーキットならともかく、あまり上半身が車体から離れた位置関係となると、バンク角は浅くてもリヤタイヤへ横方向に遠心力が働き、ズズーッと外側へ徐々にスライドする可能性もある。
旋回時間が長いコーナーで、路面も良好であればウエットなどで効果を発揮するが、条件が良くないときはあまりお奨めできない。
少しズラしたお尻のアウト側でシートへ体重を載せ、アウト側の膝頭と太ももで車体をホールド
路面温度の低さにタイヤのスリップを警戒するリーンインは、ツーリングなど一般道路では下半身だけにしたほうが安心だ。
カーブが始まる箇所のひと呼吸だけ手前から、お尻の片方のほっぺひとつ分だけイン側へズラし、そのアウト側のお尻でシートへ体重を載せ、曲がろうと思うときに上半身から腰までの内側でダラッと支えていたのを緩めると、体幹で重心が内側の下方向へ移動するので、遅れることなく曲がり始める……
※本記事は2023年2月23日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ライドハイの最新記事
鈴鹿8耐でV4に勝つ750インライン4開発に単を発した操る面白さでライディングする新次元のスーパースポーツFireBlade! 1992年に登場したCBR900RR FireBladeは、それまでトッ[…]
世界をリードしたCB、CBR、VFR、RVFの歴史を積み上げた経験とこだわりのありったけを注ぎ込む! スーパーブラックバード。米空軍で超高々度を偵察飛行する目的で開発された最高速度記録3529.56k[…]
2バルブで半球形燃焼室のツイン点火プラグ! 1989年のゼファー(400)が火をつけたネイキッド・ブーム。 カワサキは1990年にゼファー750、そして1992年にはゼファー1100とビッグバイクでも[…]
不朽の名車KATANAのレプリカで、尖ってないスポーツモデルをリリース! スズキといえばKATANA……国産4メーカーが揃ってビッグバイクへチャレンジして肩を並べた1970年代を過ぎて、スズキはスペッ[…]
ネオレトロなロケットカウルへの郷愁を巧みなグラフィックで新しさへと巧みに演出! 1989年、スズキは1レーサーレプリカ全盛だった頃に感性も価値観も異なる、オトナを意識した都会的な新ネイキッド、BAND[…]
最新の関連記事(ライディングテクニック)
すでに13年も続いている人気イベント 初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるの[…]
秋田ライダーえむちゃんが体験! 来たとき以上に上手になれる! 「ハーレーらしいツーリングモデルで練習してみたい」「免許は持っていても、乗れるか不安」「既存のライディングレッスンでは、ハーレー乗りの参加[…]
イン→アウト→インで繋ぐのが状況対応ライディング! 山の中のワインディングロードは、イン側を山肌や樹木で遮られる、先の見えないブラインドカーブ。この見えていない先で、道がどう曲っているかによっては曲り[…]
手ぶらで参加可能! 人気のホンダ車をレンタル 本レッスンの特徴は、バイクを所有していなくても参加できる点。カリキュラムにはレンタル車両を使用するため、NC750X、GB350、Rebel250、CB2[…]
波状路を制する者は、大型バイクのすべてを制す 実はあのガタガタ道には、数百キロの鉄の塊を指先一つで操るための「究極のライディング・エッセンス」がこれでもかと凝縮されているのです。そしてそれが公道走行に[…]
人気記事ランキング(全体)
※画像はイメージです 配線不要で取り付けが簡単。クラファンでも大人気のドラレコ クルマはもちろんだが、バイクなどもドライブレコーダーで走行中の動画を記録するのは必須とも言える。未搭載の車両やバイクでの[…]
我慢できずに単独で全開走行! 1982年にAMAデイトナ100マイルレースを空冷CB750F改で制し、翌1983年には参戦2年目となるWGP500でヤマハのケニー・ロバーツと死闘を演じて当時史上最年少[…]
最新バイクにはない「味」と「所有感」。なぜ今、空冷直4を語るのか 現代のバイクは確かに高性能で壊れない。水冷エンジンは夏場の渋滞でも安心だし、電子制御のおかげで雨の日だって不安はほぼなく走れる。だが、[…]
メンテフリーで静粛。高級車さながらの「ベルトドライブ」 定期的に行うチェーンのメンテナンス。油まみれの手は作業の実感を呼んでくれるけれど、ちょっと煩わしいのも確か。ヒョースンが放つ新型「GV250X […]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
ノーマルからアドベンチャースタイルに TX- ストラーダの特徴のひとつに、車両のカテゴリーや走りに合わせて自分仕様にスタイルチェンジできるという機能がある。必要なものは、オプションパーツのTX-V バ[…]
参加のハードルは極限まで低い! 驚くべきは、これだけのボリュームがありながら「事前申込不要」かつ「参加費無料」という太っ腹な設定だ。 手厚いサポート: スタッフによる丁寧な車両解説。初心者でも気負わず[…]
大幅な飛躍を実現した第二世代の空冷2バルブZ 第二世代の空冷Zとして、’81年から発売が始まったZ1000JとZ1100GPは、’73年型Z1に端を発する第一世代の問題点を解消し、ライバルに対するアド[…]
PCX160ベースのクロスオーバースクーター ADV160が、先代モデル・ADV150の後継機種として初登場したのは2023年のこと。ベースモデルとなったPCX160と同様に、トラコンに相当するホンダ[…]
ボルトやナットが落ちないナットグリップ機能も魅力 ソケット外周のスプリングとスチールボールを組み合わせた、コーケンならではのナットグリップソケットと、六面式ボールジョイント機構を組み合わせたソケット。[…]


![リーンイン|[バイクライテク] 寒い時期のワインディングは腰だけのリーンインが安心](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/ride-knowledge_112_01-768x432.jpg)
![低温時のカーブの曲がり方|[バイクライテク] 寒い時期のワインディングは腰だけのリーンインが安心](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/ride-knowledge_112_02-768x432.jpg)
































