
50代から60代にもなると、ツーリングで腰が痛くなったり、肩が凝るとか首が回らないなど、つくづく年をとったと実感しています。これは受け容れるしかないでしょうが、横道からクルマが飛び出したときなど、咄嗟のコトへの反応が鈍くなったのも感じます。さすがに危ないので、この解決法や降りる日をどう決めるのかなど、ご教示いただけませんか?
●記事提供: ライドハイ編集部
ちょっとした体幹移動だけで操るワザは、体力の衰えをリカバーするどころか、もっと「うまくなる」伸びシロを実感できる喜びがある!
A.身体の衰えは、どう頑張っても下降線を緩やかにするしかできません。しかしバイクに乗るならコツがあります。チカラを使わず操れば「うまくなる」一石二鳥なので生涯上達の道を楽しみましょう。反応の衰えは、アブナイと思った驚きと警戒心に思いきり慄きましょう。その予兆に気づかなかった理由を洗い出し、次は起きない起さないの気持ちを徹底します。乗り続けたかったら「ま、いっか」はナシです。誰かに言われてやめることのないよう、自分でムリと決められる真剣さを持ち続けましょう!
ボクもツーリングの途中で下半身が鬱血でだるくなったりと、歳と共に疲れがでやすくなりました。
ただ仰有るような腰や肩に首などが痛くなるのは、走った翌日か最近では2日後に出てきたりします。
これはキャリアを重ねて、走っているときに首から肩や上腕、背中から腰にかけてなど、ほとんどチカラを抜いたままで、曲がるときは体幹の範疇で重心移動を済ませる走りだからかも知れません。
乗車姿勢でお臍を引っ込めた奥にある背骨が骨盤と重なっている部分に重心があると仮想して、げんこつ2つ分ほどイン側下方向へサッと移動するだけで、曲がるに必要な旋回体勢に入ることができます。
腰を捻ったり上下動すると却って荷重が抜けたりするので、外から見ると何をしたのかわからない感じで体幹の中だけで完結させる……のがコツです。
走ったあとにくる筋肉の痛みや肩凝り腰痛の類は、ひとつに日常とのギャップ、つまり使っていない部分に色々集中して負荷があるため仕方ないと思っています。
せめて、ということで時間をみつけては室内プールで関節の稼働範囲が狭くなるのを防ぐためと、バテないための原点である有効な肺活量の維持のために、ゆっくり休みながら泳ぎ続けています。
ランニングや筋トレなど、60代からは鍛えるのは関節や筋を痛めるリスクもあるため、頑張るのは避けたほうが良いとのスポーツドクターのアドバイスに従っています。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
難しくて面倒な操作ほど、人間の脳は活性化する 2009年に発表された「二輪乗車と脳の活性化の関係」という研究を覚えていらっしゃる方も多いだろう。脳トレのゲームソフト監修などで知名度の高かった東北大学・[…]
バイクの任意保険、ちゃんと入っていますか? 19都道府県に発出されていた緊急事態宣言が9月30日に全面解除となり、徐々にではありますが以前の日常を取り戻しつつありますが、新型コロナ感染症の流行が我々の[…]
A49:若いつもりでも反応速度は…… バイクは全身を使って操縦する乗り物。また公道走行では、信号や障害物などに対して反応し、即座に動作をする必要もある。 じつは、この反応という動きのうち神経伝達時間に[…]
バイク歴66年、無事これ名馬 私事ですが、またひとつ歳を取りました。 60歳を過ぎた頃から、自分ではまだまだ元気なつもりだけど、いったいいつまでバイクに乗れるのだろうかということを思うようになりました[…]
ひとたびこの乗り物を愛し、ライディングを愛してしまったら、もう戻れない この男が「キング」と称されるのは、世界GPで3連覇を達成したからではない。 ロードレースに革新的なライディングスタイルを持ち込ん[…]
最新の関連記事(ライドハイ)
ミニトレール以来の得意なデフォルメスポーツ! かつてヤマハは1972年、オフロードモデル(ヤマハではトレールと称していた)の2スト単気筒のDT系を小型にデフォルメしたミニGT50/80(略してミニトレ[…]
ストリートからワインディングまで、250レプリカをカモれるカフェレーサーを目指す! 1987年にヤマハがリリースしたSDR……それまでヤマハのスポーツバイク系ネーミング記号になかったアルファベットの組[…]
東京モーターショーへ参考展示された3年後に商品化リリース! 1992年にスズキからデビューしたSW-1は、さすがにここまで異様さを纏うと、当時も街中で滅多に見かけなかったが、偶然でも目に入ると「SW-[…]
マッハIII(500)から750・350・250と2スト3気筒は4クラスへ展開! 1969年にカワサキは世界進出の勝負球として、500ccで2ストローク3気筒のマッハIIIをリリース。 トップスピード[…]
PROSPECを謳い一人称カタログで語る自信のほど! ’80年代の2ストレプリカ時代を知るライダーは、’88のNSR250Rを史上最強のマシンに位置づけるファンが多数を占める。 実はホンダにとって2ス[…]
最新の関連記事(Q&A)
A:どちらも不具合。後ろはアフター、バックは戻ると覚えるべし 未燃焼ガスがシリンダー外で燃えるという意味では、どちらも同じ”不調”を表している。アフターファイアーはマフラー側に流れた未燃焼ガスが引火す[…]
A.クラッチを切らずにギヤチェンジできるクイックシフターは便利なはずですが、確かに操作するときの状況によっては仰るようにギクシャクしたりショックがあって怖い思いをするかも知れません。加速(増速)側の場[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
A.慣れたコーナーには先が見えている安心感で、そこそこアベレージ高くコーナリングできる満足感を楽しめます。でも慣れているからこそ潜んでいるリスクも考えましょう。知らない道のほうが楽しいといえる走り方こ[…]
Q.ツーリングへ出かけるとバイクのすぐ前の路面ばかり見てしまいます。そのため先のほうの様子に気づくのが遅れ、カーブの手前で慌てます。「遠くを見ろ」とよく言われますが、先を見ていると手前の路面が心配にな[…]
人気記事ランキング(全体)
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
カフェだけじゃないバイク乗りのための空間 神奈川県座間市にある「ライダーズベース・リバティ」は、レンタルできる洗車場やピットなどを完備し、バイク用品やバイク本体(!)まで購入できるライダーズカフェだ。[…]
ストリートからワインディングまで、250レプリカをカモれるカフェレーサーを目指す! 1987年にヤマハがリリースしたSDR……それまでヤマハのスポーツバイク系ネーミング記号になかったアルファベットの組[…]
実車を前にすると違いは一目瞭然 アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で、今回の主役であるPG‐1と[…]
X500購入後、即サーキットへ! X500を購入して、初めて乗る場所に選んだのは筑波サーキット。目一杯、駆け抜けた! ストレートでスロットルを全開にし、はばかることなくパラレルツインが限界を迎えるまで[…]
最新の投稿記事(全体)
2019年モデル概要:カラー&グラフィック変更 現行モデルにつながるZ900の初登場は、2016年11月のミラノショーでのこと。それまで存在していたミドルクラスのスポーツネイキッドZ800の後[…]
左右2本出しマフラーやベルトドライブ、6速ミッションも採用 ヒョースンモータージャパンは、水冷124.7cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV125Xロードスター」を発売する。 挟み[…]
フェラーリのスペシャルモデルの系譜に新たな歴史が築かれる スーパーカーと呼ばれる高性能かつラグジュアリーなクルマのトップブランド、フェラーリ。世界中のエンスージアストを熱狂させ、そのファンは「ティフォ[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
ミニトレール以来の得意なデフォルメスポーツ! かつてヤマハは1972年、オフロードモデル(ヤマハではトレールと称していた)の2スト単気筒のDT系を小型にデフォルメしたミニGT50/80(略してミニトレ[…]
- 1
- 2