●記事提供: ライドハイ編集部
エンストを警戒して回転を上げてから、クラッチを徐々に放すのはNG!
発進の半クラッチに失敗してエンスト。これはキャリアのないライダーには一番の恐怖。
下手をすると立ちゴケしかねない、走り出そうとした瞬間にバランスを崩す恐怖は並大抵ではない。
この失敗を恐れるあまり、予めスロットルを捻ってエンジン回転を上げておき、そこへクラッチレバーを徐々に放しながら繋いでいく、警戒心満々の長い半クラッチになりやすい。
しかしこの操作で最もマズイのが、エンジン回転が高い状態で突然クラッチが繋がってしまうケース。
前輪がリフトしたり後輪が横へ滑ったり、トラコンなどフェイルセイフが機能できない浅いスロットル開度なので、慌てて転倒するかも知れない危険な状態に陥る。
それは二輪車のクラッチが、複数枚のクラッチプレートとフリクションプレートが交互に重なった構造のため。
半クラッチで回転が高いと熱膨張して半クラッチになっていた隙間が一気になくなり、いきなり繋がってしまうからだ。
※本記事は“ライドハイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]