●記事提供: ライドハイ編集部
晩秋で15℃を下回ったらタイヤの空気圧は足らない状態に
空気は温度が高いと膨張する。だから夏場に高速で走行するとタイヤの空気圧が高くなるのはご存じのとおり。
その反対で温度が低くなれば収縮して空気圧も下がる。とりわけ晩秋の気温が15℃を下回るあたりから、空気圧が30パーセント以上も減ってしまう場合が多い。
ガンガン走らなければ、それくらいは大丈夫……確かに最新ラジアル構造は、そもそもタイヤが凹んで安定する構造なので、それで急に走りが安定性を欠くことにはなりにくい。
しかし、そのまま放置してさらに低圧になると、さすがに急ブレーキでスリップしやすいなど、緊急時の安全性に差がでて危険でもある。
それとトレッドが大きく揉まれるので、釘や鉄片などを拾いやすく、ひとたび刺さると揉まれながら奥のカーカスから空気圧を保つインナーライナーまで突き破り、走行不能になるパンクに陥りやすいのだ。
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