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燃料タンク上面に刻まれたライディングフォームの歴史


●記事提供: ライドハイ編集部

肘擦りフォームに合わせタンク上面が湾曲するように

いまや肘擦りが常態化してきたMotoGP。ライダーの顔の位置も路面からすぐのところまで低い。上半身を可能なかぎり重心を下げ前輪から車体の旋回力と安定性を高めるためだが、このフォームがやりやすいようマシンの燃料タンク形状に変化が生じている。

’80年代のレプリカ時代からのファンは、レーシーなタンク形状といえば上面がフラットでステアリングヘッド近くまでスクエアなフォルムに憧れた。それが最新では上面が湾曲していて、前方が絞られた形状と大きく変わってきた。

ひとつは肘擦りフォームで上半身を路面近くまで移動できるよう、アウト側の前腕~肘~上腕を邪魔せずホールドしやすいように配慮しているのと、重量バランスで燃料タンクの前方に容量を稼ぎたくないこと、そして補機類の冷却など、配置関係も変化してきたからだ。

ちなみに最新ホンダCBR1000RR-RもRC213Vのタンク形状、ヤマハYZR-R1MもYZR- M1から受け継ぐフォルムで進化してきた。


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