![[サンデーメカニックの強い味方!] アストロプロダクツから登場した新製品からおすすめ工具×5選](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
全国190以上の店舗数と毎週のようにリリースされる新製品が、プロ/サンデーメカニック問わず多くのユーザーを引きつけるアストロプロダクツ。今回はサンメカ向けの最新注目アイテムを紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:アストロプロダクツ
ラチェットドライバー:ラチェット機構と可変グリップで多様に使えるビット差し替え式
手首のスナップで連続的にビットを回せる46歯ギヤのラチェットドライバーは、中空グリップ内部にエクステンションバー、エンドキャップに7個のビットを収納できる。
さらに、グリップ部分を途中で折り曲げることができるユニークさが魅力。アイデア製品にとどまることなく、車載工具やガレージツールとしての実用性も高く、ふだん使いでも重宝する。
【アストロプロダクツ 1/4HEX 2WAY ビットラチェットドライバーセット (9点組)】 ●価格:3520円
ラチェットの回転方向の切替はグリップ先端のリングで行い、L/Rだけでなくギヤ固定も選択できる。ただし主用途は早回しなので、過大なトルクで使わないこと。
グリップのロックをスライドさせながらひねるとガングリップに変身し、押し回す際に力を加えやすくなる。グリップエンドに備わるビットは、愛車に必要なサイズに入れ替えておくとよいだろう。
T形ハンドル:カラフルなグリップを握ればスムーズに回転
両手でハンドルを握ってグイッと回し、プロペラのように指でクルクルと早回しするにも便利なT形ハンドル。この製品は長軸部にアルミ製のスリーブをセットすることで、早回し性能をさらに向上させている。その上、ハンドルアレンジによって用途が広がるのも特長だ。
【アストロプロダクツ T形クイックハンドル 1/4DR/3/8DR】 ●価格:1210円/1375円
スライドするハンドルを長軸の端まで寄せれば、きつく締まったボルトやナットもより大きな力で緩められる。3/8DRは軸長が251mmあるので、片ハンドルで回す際は軸をしっかり保持することが重要。
軸長251mmの3/8DRに対して、1/4DRの軸長は203mm。ハンドルを完全に抜くと差込部があり、エクステンションバーとしても使える。もちろん、スリーブを支えれば滑らかな早回しが可能だ。
ラチェットレンチ:低頭&貫通ソケットが斬新。変幻自在なアレンジ性も魅力
貫通ヘッドのラチェットハンドルに貫通タイプの専用ソケットを組み合わせるラチェットレンチ。凸形の差込部がないことで、ヘッド部分の厚さはソケットをセットした状態でも、23.5mm(8〜19mm)または24mm(21/22mm)とクリアランスが小さな場所に適している。
【アストロプロダクツ 3/8DR インサートスナップ ラチェットレンチ セット (18点組)】 ●価格:8580円
75mmと150mmの専用ウォブルエクステンションバーが付属し、深い場所のボルトやナットにもアプローチできる。またこのエクステンションバーの先端は3/8DRで、通常の3/8DRソケットを取り付けることもできる。
ソケットは8〜17mmが1mm刻み、その上は19/21/22mmとなる。薄いナットやフランジボルトにもしっかり噛み合うよう、開口部を面取りしていないのも特長。ラチェットのギヤ数は72歯。
マグネットソケット:ちょうど良い磁力でボルト/ナットをホールド。狭い場所でも邪魔にならないスリムタイプ
目で見えるのに指が届かない場所にある鉄製のボルトやナットを引き上げられるソケット。磁石が弱いと途中で落下し、強すぎるとボルト側にくっついたままラチェットハンドルが抜けるなどの不具合が起きがちだが、ちょうど良い磁力にセッティングされていて快適に使える。
【アストロプロダクツ 3/8DRマグネットソケット 8/10/12/13/14mm】●価格:484円/550円/594円/638円/704円
構造的には一般的な6ポイントソケットと同様なので、ふだんのメンテナンスでも違和感なく使える。非鉄金属のボルトナットは付かないが、各サイズともリーズナブルなのでセットで揃えておきたい。
ベアリンググリスパッカー:リテーナー付きボールベアリングやテーパーローラーベアリングに一発充填
手のひらの上のグリスにベアリングを押しつけてしごき入れる従来のグリスアップ作法に対する考えを一新するガレージツール。プレスハンドルを下方に押しつけると、中心の穴からグリスがニュル〜っと出てくるシンプルな仕かけだが、満遍なくグリスアップできる優れモノ。
【アストロプロダクツ ベアリンググリスパッカー】●価格:3850円
グリスアップが終わったらプレスハンドルとプレスボディに付着したグリスを拭き取り、青いダストカバーを被せておけばホコリや異物の付着を防止できる。
カップにグリスを注入してプレスハンドルを押すと、グリスが湧き出してベアリングの隙間に行き渡る。テーパーローラーベアリングだけでなく、リテーナー付きステムベアリングもグリスアップできた。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
メッキのプロが開発したクロームメッキ専用品!! 鉄素材のさまざまな表面処理の中で光沢や質感、高級感のいずれにおいても秀でているのがクロームメッキだ。しかしながら近年では、メッキ工程で使用される六価クロ[…]
“機械遺産”のコンディションをどう維持するか 電気自動車や電動バイクの普及が進めば進むほど、旧車や絶版車ムーブメントは一段と熱くなりそうだ。内燃機関に対する注目度が高まるのと同時に、ユーザー自身は“機[…]
擦らず拭くだけでOK。デリケートな素材も傷つけることなく赤サビを除去できる バイクや自動車の部品はもちろん、橋梁/建築物/工具/アウトドア用品の材料として当たり前のように使われている鉄素材。豊富な埋蔵[…]
車種別専用パーツのラインナップも豊富なキジマ バイクメーカーが開発するニューモデルは、ビギナーからベテランに至る幅広いニーズに応えるべく仕様を決定しているが、それでもすべてのライダーの希望を叶えられる[…]
メンテナンスで覚えて、カスタムで楽しむホンダのモンキー&ゴリラ シフトアップ製88ccキットを組み込み、ノーマルキャブのままでセッティング変更せずに普通に走ることができた、6ボルト仕様の初期型黄色ゴリ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
メッキのプロが開発したクロームメッキ専用品!! 鉄素材のさまざまな表面処理の中で光沢や質感、高級感のいずれにおいても秀でているのがクロームメッキだ。しかしながら近年では、メッキ工程で使用される六価クロ[…]
スマートフォン連携でバッテリー管理が劇的に進化! 名古屋市に本社を置く株式会社SECONDが、LEADMAX-JAPANとの販売代理店契約を締結。2025年7月1日より、日本初上陸となるモーターサイク[…]
収納しやすく持ち運びやすいカード型くもり止めスプレー これからの時期、急に雨に降られて走行する際にシールドが曇りやすくなる。雨の中でシールドが曇ると余計に視界がなくなり、安全運転を阻害する要因となりか[…]
論より証拠! 試して実感、その効果!! 1947年カリフォルニア州ロングビーチで創業し、これまでにカーシャンプーやワックスをはじめ、さまざまなカー用品を手がけてきた「シュアラスター」。幅広いラインアッ[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
最新の関連記事(工具)
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
エンジンがかかりにくい→完全停止へ 今回直したのはスズキのZZです。2000年代初頭に登場した50ccスクーターで、「通勤快速」として人気を博し、油圧ディスクブレーキやアルミホイールなど、当時としては[…]
スパナやレンチの長さが違うのはナゼ? 工具箱に並ぶスパナやレンチ。 10mm、12mm、14mm…サイズごとに全長が違うのは、当たり前の光景ですよね。これもそうだし。 コッチもそう。狭所作業用の短いス[…]
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
人気記事ランキング(全体)
森脇護氏が考案した画期的なアルミフィン構造 画期的なアイデアマンとしても有名なモリワキエンジニアリングの創始者・森脇護氏。そんな氏が数多く考案した製品群の中でも代表作のひとつに挙げられるのが、1980[…]
MotoGP黎明期のレプリカマフラーだ このマフラーは4スト990ccが導入されて、世界GPがMotoGPに代わった翌年の2003年に、ホンダRC211VエンジンのモリワキMotoGPレーサー・MD2[…]
勝手に妄想、クーリーレプリカ! スズキの『8』プラットフォームに新顔の「GSX-8T」と「GSX-8TT」が登場した。まずは欧州や北米で発売され、順次日本にも導入の見込みだ。 この新型については以前ヤ[…]
1位:ワークマン「ペルチェベストPRO2」使用レビュー ワークマンの「ペルチェベストPRO2」を猛暑日で徹底検証。最新モデルはペルチェデバイスの数が昨年モデルの3個から合計5個に増加し、バッテリーもコ[…]
美しい孔雀の羽根の色味が変わる特殊ペイントで仕上げた新グラフィック 『エクシード-2』は、カブトがラインナップするオープンフェイスの上級モデルで、赤外線(IR)と紫外線(UV)を大幅にカットしつつ、空[…]
最新の投稿記事(全体)
ケーヒン/ショーワ/ニッシン/日立を統合した“日立Astemo(アステモ)”が4月より“Astemo”へ 自動車業界で「100年に一度」と言われる変革期を迎えるなか、キャブレターや電子制御スロットル、[…]
電子制御スロットルにアナログなワイヤーを遣うベテラン勢 最近のMotoGPでちょっと話題になったのが、電子制御スロットルだ。電制スロットルは、もはやスイッチ。スロットルレバーの開け閉めを角度センサーが[…]
2019年モデル:2本立てで復活 一時は2017年モデルのファイナルエディションを最後に、一部マーケット(インドネシア等)向けを除き、生産が終了していたが2019年モデルから国内でも復活。 空冷773[…]
Honda Rebel 500(2020) 大人気モデルへと成長したレブル250と同じスタイリング&ボディサイズでありながら、約2倍の排気量となる471ccの直列2気筒エンジンを搭載したレブルシリーズ[…]
国内のカウル認可後に生まれた、1980年代半ばのネイキッドたち オンロードモデルの中で、定着して久しいネイキッド(英語のNAKED=裸という意味)というカテゴリー名。今では「カウルの付かないスタンダー[…]
- 1
- 2