
全日本ロードレース第3戦スーパーバイクレースin SUGO決勝レース2。昨年から続く中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)の連勝を止めた岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が2連勝に挑んだが、中須賀の方が役者が一枚上手だった。優勝、中須賀、2位岡本、3位に清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)が入った。
●文:Racing Heroes(駒井俊之) ●写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
岡本に連勝は絶対させないという強い気持ちで走った中須賀
昨日までのぐずついた天候から一転、晴天の決勝日の13:55、22周の決勝レース2がスタートした。
ホールショットは中須賀が奪う。岡本、5番グリッドの清成、新庄雅浩(Team TATARA aprilia)の順に1コーナーに進入する。オープニングラップは中須賀が制する。岡本、清成、亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、新庄、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、水野涼(Astemo Honda Dream SI Racing)、秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda Dream.K.W)作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、Zaqhwan Zaidi(Honda Asia-Drean Racing SHOWA)の上位10台。
2周目の馬の背で秋吉耕佑が転倒、戦列を離れる。3周目の1コーナーで水野が津田のインに飛び込むが及ばす。馬の背で再び水野がインを突くがその先のSPインコーナーでは津田が前、再び水野を押さえる。しかしストレートスピードが速い水野が4周目の1コーナーで津田をパスする。水野と津田がやり合っている間に作本が背後に迫ってくる。6周目の1コーナーで作本が水野をパスすると水野と共に前をいく亀井を追い、3台がワンパックとなる。7周目の馬の背でついに亀井を捉えて作本が4番手浮上。この頃には単独3番手を走行していた清成に追いつき4台が3番手グループのパックとなる。この4台はレース中盤から後半にかけて抜きつ抜かれつの激しい3番手争いを展開する。
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