
ここまでJSB1000クラスは2レース開催だったが、オートポリス大会は久しぶりの1レース開催。暑いコンディションに合わせた中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が独走優勝、今季開幕から9連勝を飾る。昨年からカウントすると19連勝を達成。2位に渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、事前テストに参加できずにセットに苦しんだ亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が3位。
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
中須賀克行が開幕9連勝! 2位は渡辺一樹、3位に亀井雄大
前日の予選で2番グリッドを獲得した岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。しかし激しく転倒、治療のため病院へ向かう際に新型コロナウィルスの検査をした結果陽性と判定され、残念ながら決勝レースは欠場となった。これにより2位以下の順位が一つずつ繰り上がるグリッドとなった。2番グリッドについた榎戸育寛(SDG Honda Racing)はウォーミングアップ走行後にピットへ戻る。ウィルス性胃腸炎のため走行できる状態ではなかったと言う。
2番グリッド空席のまま18周の決勝レーススタート。ホールショットは亀井が奪う。中須賀、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)、岩田悟(Team ATJ)、渡辺の順に1コーナーを立ち上がる。3コーナー進入で作本は中須賀をパスすると第2ヘアピン進入で亀井を捉えてトップに浮上、そのままオープニングラップを制する。
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