
今週末にかけて開催中のオーストリアGPにおいて、統括団体のドルナスポーツは、2023年のMotoGPで土曜日にスプリントレースを開催すると発表した。
●外部リンク:motogp.com
半分の周回で半分のポイントを獲得できる
ドルナスポーツは2022年8月20日、開催中のオーストリアGPでプレスカンファレンスを行い、2023年のMotoGPでは現行の日曜日の決勝レースに加えて、土曜日にも“スプリントレース”を開催すると発表した。このアイデアは新しい視聴者を引き付けるために有効だとされ、チャンピオンシップが進化していくために必要なことだとしている。
土曜日のスプリントレースは、スーパーバイク世界選手権(SBK)のスーパーポールレースと同様に日曜日の決勝グリッドには影響せず、いわゆる『通常のレース』の半分の周回数で争われ、順位によるポイントも半分が割り当てられるという。
このレースを行うために、金曜日のFP1、FP2は従来通りに進行されるが、土曜日のFP3の時間は短縮されるとともにFP4は廃止。Q1およびQ2は土曜日の早い時間に実施され、この予選結果がスプリントレースおよび日曜日の決勝レースのグリッドに反映される。
エンジンとタイヤの割り当ては2022年と同じで、チームとライダーは人的リソースおよびコストの負担を増やすことなく開催できるという。
これらの結果、2023年は最大21回のGP開催で計42レースが観られることになる。
ファンにとって見ごたえのあるレースが増えることは歓迎したいが、ライダーたちからは直前に知らされたことに対しリスクや体力的な負担増を懸念する声もあったようで、ジャーナリストから「ライダーから組合を作るべきではという意見も」との質問に対し、ドルナCEOのカルメロ・エスペレータ氏が「安全委員会がそれだと思うが」と、やや激しく言い返す場面も。
また、「各国で有料チャンネルの加入者が減少しているがこれで回復が見込めるか」という質問に対しては「そう確信している」と返答するなど、現状においてファンが減少していることへの危機感もうかがわせた。これはバレンティーノ・ロッシが引退したことの余波と見て間違いないだろう。
いずれにせよ、ファンにとって2023年は土日とも寝不足が増えること必至だが、まずは今シーズンのチャンピオンシップの行方を楽しみにしたい。
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