アドベンチャーバイクに特化したFUN RIDE Trainingに参加!

ヒマラヤでオフロードレッスンへ! はじめての立ちゴケと転倒を経験【with HIMALAYAN vol.9】

40歳でバイクに乗りたいと思い立ち、普通二輪&大型二輪の免許を取得。今年2月に人生初バイク・ヒマラヤを購入したと同時にバイクライフが本格的にスタートしたミリオーレ営業・ムラタ。今回は、夏の一大プロジェクトに向けてオフロードレッスン「FUN RIDE Training」に参加! ヒマラヤはじめての立ちゴケ&転倒を経験しながらも、少しずつ成長している(はず)模様をお届け。


●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム

転ぶであろうオフロードに向けてエンジンガードを装着

バイク納車時には入荷が間に合わなかったエンジンガードを、このレッスンに向けて装着! このときエンジンガードを装着しておいて本当によかったと後日思い知ることになった。

私事だが、これまでの編集者人生でさまざまな場所を訪れ、取材をしてきた。某カルチャー誌の取材ではペルーのアマゾン奥地の村に行き、ピラニア料理でもてなされ、雨水でできた水溜まりのお風呂に入り、満点の星空を現地の子どもたちと寝転んで見ながら一晩を過ごしたこともあった。

が、今夏、アマゾンに匹敵するか、その経験を超えるぐらいの冒険プロジェクトが始まろうとしている。(詳細は次回紹介予定)。

正直、いろいろ不安でしかないのだが、やらないで後悔するよりもやって後悔しながら、時を経て笑い話にできればと、この大チャンスに向けてできる限り準備をしている。

このプロジェクトを聞いたよ〜ということで、モーターサイクルジャーナリストの松井 勉さんが(きっと)心配してくださったのだろう。「オフロードでの取り扱いなど、アドバイス出来ることがあれば何なりと! 千葉の鹿野山で場所を借りてオフロード練習や体験などもできますよ?」と、メールをいただいた。

オフロード走っておいた方がいいよな……と思っていたところに、まさに天の声的なお誘い! さっそく7月某日に伺ったのだった。

目的場所を通り過ぎたと焦ってブレーキからの立ちゴケ

ヒマラヤが地面にゴロン……(泣)。やっちまったと思ったのだが、ハンドルガードとエンジンガード、パニアケースのおかげで傷はほぼない。が、後輪が浮いているのでバイクを1人で起こすことができず(涙)。幸い目的地の入り口前で立ちゴケたので、助けをお願いして起こしてもらった。後輪が浮いている場合のバイクの起こし方を練習しておかないといけないなと痛感。

この日、2回目のアクアライン with ヒマラヤを経験。(はじめてのアクアライン走行の様子は、バイク生活が4カ月経過したところで「ピレリ やさしいバイクレッスン」に参加!【with HIMALAYAN vol.5】にて)

はじめてのアクアラインは風速4mだったが、この日の風速は13m。風にあおられて海に落ちるのではないだろうかと、ただただ怖かった。そして千葉に入ったタイミングで、雨に降られた。幸い屋根のあるところをすぐに見つけて入り、その場でレインウエアを着たのだが、時間的にもやや押しており焦りながら現地に向かった。

そうした気持ちのゆとりがなかったのもよくなかったのだろう。場所がいまいち分からず目的地前を通り過ぎて焦ってブレーキ&エンスト&山道ということで、立ちゴケを経験。(周囲を確認して車など来る様子がなかったので、とりあえず1枚だけ記念に写真を撮った)。オフロードレッスン前に転倒するという、なんとも不穏なスタートをきったのだった。

アドベンチャーバイクに特化したFUN RIDE Trainingに参加!

開催場所は千葉県君津市のオフロード練習施設「MOTO MIXX(モトミックス)」。ここは元々は都立白鴎高校のサマースクール施設。2006年に閉鎖となってしばらく使われていなかったが、8000坪の土地を活用しようということで2020年にオフロード練習施設としてオープンした。

今回参加したのはアドベンチャーバイクに特化したトレーニングプログラム「FUN RIDE Training」のベーシッククラス。このクラスはオンロードタイヤでの参加が可能で、オフロードデビューしたいライダーにはおすすめ! 講師はBMW モトラッド公認オフロードインストラクターでもある松井 勉さんと、「MOTO MIXX(モトミックス)」の主宰者でもある内藤 学さんだ。

最初のレッスンは、まず座学。施設内のホールにヒマラヤを入れ、オフロードを意識した座る位置やスタンディングの基本姿勢などのレクチャーを受ける。とはいえ、私オフロードは一切走ったことがなく、スタンディングもせいぜい教習所で経験したレベル。とりあえず走ってみよー! ということで、屋外へ繰り出し、砂利道の走行を数周経験。

左写真の左から順に
松井 勉(まつい・つとむ)/1963年生まれ。モーターサイクルジャーナリスト、BMW MOTORRAD公認オフロードインストラクター。高校生の時、同級生から譲り受けたホンダ CB400Tからバイクライフをスタート。BAJA1000やダカール・ラリーなどへの参戦経験もある。現在の愛車は、BMW R1250GS アドベンチャー。

内藤 学(ないとう・まなぶ)/1965年生まれ。内藤技研 代表。19歳から自動車ディーラーメカニックを経て、海外でサービスの現場を経験。ハーレーダビッドソンジャパンに入社し、サービス担当を経て2001年に独立。2022年より「MOTO MIXX School(モトミックススクール)」を主宰。ライダーのためのファーストエイド(応急手当)の普及活動も行う。

身長183cmの松井さんが乗ると、ヒマラヤもコンパクトに見えるなーと全然違うことも思いながらの座学中。レッスンスタート時にとりあえず一度走ってみましょうということで砂利地を走行。校庭だったという1周200mほどのエリアを数周したが、ハンドルは石にとられるし、それでハンドルにしがみつきがちだしで、とにかくおっかないというのが第一印象だった。写真で見ても、松井さんが乗るBMW R1250GS アドベンチャーってカッコ良いね!

砂利道でのバイクの挙動が怖くて、オフロードって楽しいのか?と思いながら、「MOTO MIXX(モトミックス)」が提携している「かずさリゾート鹿野山ビューホテル」の駐車場裏手スペースへ移動。まずスイッチバックのようなカーブを想定した曲がり方や疲れにくいオフロードでのコントロール方法を練習した。

「かずさリゾート鹿野山ビューホテル」の駐車場裏手スペースで、とにかくグルグル回って練習。小さく回るのが苦手だったが、この練習でだいぶ慣れてきたように思う。

装備って大事ね! でもオフロードって楽しいね!

「かずさリゾート鹿野山ビューホテル」の駐車場裏手スペースでの練習を終えたら、「MOTO MIXX(モトミックス)」に戻ってオフロードでのライディング練習! ポイントを学んだおかげか、俄然楽しい! と、調子に乗っていたのかもしれない。最後、スタンディングで落ち葉がたまった土の上を走っていたら、ズルっと転倒。(そういえば到着時にそこそこ雨が降っていたのだが、午後はすっかり晴天だったので土がぬかるんでいることを失念していた……。)

幸い落ち葉のたまった場所だったので、ヒマラヤに傷はなし! が、転んだ拍子に右足がマフラーに触れてパンツが溶ける&ヤケドを負った次第。意気消沈で、初のオフロードレッスンは終了した。

レッスン開始時に走った砂利道も、教わったことを意識するだけで印象が激変。石にハンドルがとられる感じもなんだか楽しいなとまで思えるようになった。スタンディングはへっぴり腰が否めず、要練習という感じ。

レッスンの合間や終了後には、内藤さんが撮影してくださった動画で自分のライディングをチェックできるのも嬉しい。自分ではできているつもりでも、動画で見ると全然違う場合もあり気づきが多かった。「FUN RIDE Training」のベーシッククラスは、アドベンチャーバイクでのライディングの基本、アスファルトでの走行、Uターン、砂利道でのスタンディングをマスターできる。スキルに応じて、砂利道や土の上でのオフロード走行、立木の間をスタンディングで走るなども可能に! 今回、立木エリアは走行できなかったので、次回はぜひ走ってみたい!

去年の夏は、教習所で半泣きになり、もうバイク乗れなくてもいいかも……と思っていたのに、今年の夏はオフロード経験までしているなんて成長してるな、自分。と、自画自賛である。

冒頭で話した冒険プロジェクトに向けて、粛々と準備を進める日々。できれば、もう一度くらいオフロード走っておきたいが、それはかなうのか……。

I want to go to the Himalayas someday with Himalayan!

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FUN RIDE Training

●参加料金 / BASICクラス:1万8,000円、FUNクラス:2万円、FUN+クラス:2万2,500円

●参加条件 / 参加するクラスによって異なるので要確認

●その他詳細などは、公式SNSのhttps://www.facebook.com/funridetraining/?ref=page_internalをチェック!

これまで転んだことなかったのに、この日だけで2回も転倒して「すまん、ヒマラヤ……」と思うが、オフロードとーっても楽しかった! また「FUN RIDE Training」に参加したいと思います!


※本記事は“ミリオーレ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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