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サーキットも街もドゥカティに染まる熱狂的な3日間が帰ってくる。新型コロナウイルスの影響で2018年以来開催されていなかったワールド・ドゥカティ・ウィーク(以下WDW)が7月22〜24日の期間で開催されるのだ。
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:ドゥカティ ●外部リンク:ドゥカティ
2018年は73カ国から9万人が集まった!
会場オープンと同時に、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリのパドックには信じられない数のドゥカティが流れ込んでいくる。ナンバープレートを見ると、ヨーロッパ各国はもちろんアジアなどからの自走組もたくさんいる。色々な言語が飛び交うが、ここに集まった仲間に共通しているのはドゥカティファン、ということだ。ムルティストラーダが世界でいちばん売れているドゥカティだということもよくわかる。
以前、WDW(発音はブー・ディー・ブーといった感じ)に行き、その光景を見た時の印象だ。ドゥカティのイタリア本社が主催し、世界でもっともたくさんのドゥカティが集まるイベントである。本来は2年おきに開催されていたが、コロナ禍で2018年以降は開催が見送られ、2022年は7月22〜24日の期間で開催されることになった。
会場オープンと同時にこのゲートから次々とドゥカティが入場していく。ミサノサーキット全体を使って様々なイベントが催される。今年はどんなコンテンツが用意されているのだろう?
ドゥカティ好きはたまらなく居心地の良い3日間
WDWは2022年の開催で11回目。20年以上の歴史を持つイベントで、コンテンツはその年によって異なる。
MotoGPやWSBの現役ライダーやドゥカティで活躍したレジェンドまでが登場することが多く、レーシーなイベントも多数用意。もちろんムルティストラーダやスクランブラーといった比較的新しめのファミリーに向けたイベントも用意されている。ミサノがあるリミニは、美しい海岸線の街。その街全体がこの3日間はドゥカティで染まり、昼夜問わずドゥカティが走り回っているような印象だ。
過去のWDWでは来場者だけにNewモデルを発表してきた
そんなWDWにEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)が参加することが発表された。これはこの会場内で何かしらのニューモデルを期待していいということだろう。
これまでも、WDWでは様々なモデルが発表されている。ちなみにここ最近のWDWで発表されたのは以下のモデルたち。
WDW 2014 スクランブラーICON
WDW 2016 スーパースポーツ
WDW 2018 モンスター25thアニバーサリー
展示方法はモデルによって異なっていたが、これらのモデルが収納された特別な部屋の入り口ではスマホやカメラを預けてから入場することになっている。
そしてこれらのモデルたちがその年のEICMAで正式発表され、翌年に発売されるという流れだった。ドゥカティは、2019年以降EICMAにも参加していなかったが、2022年はEICMA(11月8日~13日)への参加も表明している。
さあ、2022年のWDWで発表されるモデルはなんだろう?
モンスター30周年モデルは2024年に登場するはずだし、なかなか予想は難しいけれど、WDW来場者のみが見ることのできるモデルは恐らく用意されているはずだ。楽しみに待ちたい、と言いたいところだがWDWに行くことのできない我々はその発表をEICMAまで待たなければならない。
というわけで、WDWに行かれる方はNEWモデルをしっかりと目に焼き付けてきてください。
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