車両のナンバープレートには欠番があるのか!? 国土交通省に聞いてみた

ナンバープレート欠番

巷では「ナンバープレートに欠番がある…」なんてウワサがありますが、それは本当なのでしょうか。本当だとすれば何番が欠番なのか? なぜ欠番になっているのか? 国土交通省自動車局自動車情報課に尋ねました。


●文:モーサイ編集部(中牟田歩実)

ナンバープレートの欠番は「42」「49」、一部の車両で「13」

──ナンバープレートには1(..-.1)から99−99までの数字が無作為(登録順)に割り振られますが、この中で“使われない数字”というものはあるのでしょうか?

国土交通省「一般乗用車のナンバーについては、『42』と『49』が欠番となっています。また、駐日米軍関係者の自家用車などに対して発行される、E/Y/H/K/M等の判別文字を持った車両(駐留軍人軍属私用車両等)のナンバーに対しては、『13』が欠番となっています。逆に、『13』は一般乗用車に対して通常通りに払い出され、『42』『49』は駐留軍人軍属私用車両等に対して通常通りに払い出されます」

欠番の理由は明記されていない

――「42」「49」、駐留軍人軍属私用車両等のナンバーにおける「13」は、なぜ欠番になっているのでしょうか?

国土交通省「じつは、ナンバー交付に当たっての取り決めに『42、49番は除く』と書いてあるだけで、その理由は書かれていないのです。

いただいた質問に答えるにあたって、ナンバープレートの交付を管轄する全国自動車標板協議会にも問い合わせをしました。しかし、この決まりがいつできたのか、欠番がどのようにして決まったのかを示す資料はないとのことでした。そのため、『長い間慣例的に除かれてきた』とお答えするしかない状況です。

ただ、我々も一般に言われるように、『42』は“死に”、『49』は“四苦”を連想させて、縁起が悪いから欠番なのだと認識しています。駐留軍人軍属私用車両等のナンバーにおける『13』も同様に、欠番となった時期や経緯は明記されていません。しかし、欧米圏に信仰者の多いキリスト教にとって、『13』が縁起の悪い数字だからと認識しています……」

※本記事は2022年3月4日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。