●レポート:高田胤臣 ●写真:ホンダ/高田胤臣 ●編集:モーサイ編集部(小泉元暉)
タイでは大型バイクに乗ることは収入的に難しい
1990年あるいは2000年代に入ったばかりのころ、タイは首都・バンコクでさえ外装がボロボロのクルマが多かった。
今日ではバイクも含めて「オンボロ」と呼ぶにふさわしい車両はあまり見ない。この背景には、タイ人全体の所得が上がって、ローン購入も当たり前になって新車が好まれるようになったこともあるだろう。
そんなタイでは、2010年代以降から大型バイクの人気が高まっていき、それまではひとつの運転免許証ですべてのバイクが乗れたが、2021年から「大型バイク」の免許区分ができた。
しかし、これから大型バイクが増えていくにしても、タイ国家統計局によればタイの平均月収は2.6万バーツ程度(日本円換算で約9万1000円)。100万円以上もする大型バイクは若者にとってはもう手が出せない価格なのだ。
大型バイクに乗る人が減るかもしれないと思うと残念だが、そんなことを思っていたら、ふと20年近く前にボクの友人であるタイ人が日本の中古バイクに乗っていたことを思い出した。その友人の話を聞いてみると、驚きの方法で輸入されていたバイクだったのだ。
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