こだわりバイクライフSNSショッキングVol.5
「日常を楽しくかっこよく彩りたい」アパレルブランドHoity’s 荒木さんのバイクライフ

ライダーの数だけバイクに対する向き合い方も、バイクライフの楽しみ方も違うハズ。そんな一人ひとりのこだわりをリレー形式で語ってもらう連載企画。タイトルは某アワーのパク…リスペクト。第5回はバイク好きにはちょっとうれしい、楽しくなるオリジナルアパレルを展開しているHoity’s(ホイティーズ)のHoyこと荒木さんだ。
●文:[クリエイターチャンネル] Hoy(荒木) ●編集:ヤングマシン編集部(石川)
1分でわかる記事ダイジェスト
普段遣いできて”わかる”とさらに楽しめるアパレルを
自身でデザインしたオリジナルのアパレルを展開していて、モチーフがちょっとだけマニアックな内容が多い。例えばメロンソーダのTシャツは4ミニをイジる上では定番のケイヒンPC20モチーフ。長年放置されたガソリンの色から連想してメロンソーダにしている。
スーパーカブ50でハマったカスタムの面白さ
バイク原体験は、一日中スケートボードに明け暮れる日々を送っていた19歳の頃。一番安く早く取れる原付免許を取得後、その日のうちにホンダスーパーカブ50を買いに行った。当時のバイト代全部はたいて15万で買ったカブだが、あまりカスタムには興味がなかった。
実家が小さな町工場だったため、偶然にも広めの整備ができる環境があった。バーハンドルにしたり、リアサスを変えて車高を落としたりしていた。何の知識もない状態でガチャガチャと加工して、配線をショートさせて電装を破壊したことも。
何度も挫けそうになったミニトレのレストア
初のマニュアルクラッチのバイクは、ヤマハのGT50。片道10キロくらいの道のりを道中20回くらいスパークプラグを被らせながら自走で帰った。
ミニトレにはいろいろと不具合があり、初めてレストアというものを経験するきっかけになった。1970年代のバイクはポイント点火が主流で、合わせ方もまったくわからないところからのスタート。一つ一つ不安要素をつぶしていきついに完調にまでもっていくことができた。
自分にできる範囲の最上級で仕上げたダックス
自分がバイクをカスタムする上でかなり勉強になったダックスも紹介。こちらは、純正部品を流用しまくったキメラみたいなバイクで、流用元はホンダ車のみに絞った。
フォーク本体はダックススポーツIIから流用し、フロントタイヤはJazz50の16インチ。フロントフォークをそのまま流用するよりも若干ホイールベースが短くなる。前後ホイール外径差1インチ分小さくなるのでバランスが良くなる。
友人にスイングアームの内側だけを広げる加工を依頼したのだが、ホイールは純正のままスバル360等で使用されていた。
ガレージに溶接機が置けず、技術もないことの言い訳。本来の形をもとに再構築をするのが、自分にできる範囲内の最上級の手法だと考えている。
日常を楽しくカッコよくしたい
バイクもスケートボードも根本は同じで、気楽に乗れる、移動手段でありつつも、自己表現がしやすい趣味だと思っている。自分の展開しているアパレルにしても日常的に着て行けるような、むしろそっちがメインの用途になってくれればいい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ライフスタイル)
1万4000人が詰めかけたブルスカ2025 山下ふ頭の特設会場は横浜ベイブリッジを臨む広大なもので、世界限定 1990台限りのアイコン コレクション「ファットボーイ グレイゴースト」のお披露目をはじめ[…]
かつての人気モデル「キャンパー」のDNAと手巻きムーブメントの融合 「MK1ハンドワインド」のルーツは、1980年代に登場し、シンプルかつ実用的なデザインで人気を博したキャンパーモデルに遡る。そのデザ[…]
高まるペット移動ニーズに応える革新的モビリティ ガソリン価格の高騰と50ccクラス原付の製造終了という時代の転換期において、経済的かつ環境に優しい移動手段への需要が急速に高まっている。その一方で、近年[…]
みなさま初めまして。北海道は江別市在住の道産子ライダー、ゆーまです! 元々は某バイクディーラーにて勤めておりました。バイクが生活の一部になっている私のバイクライフについて、綴らせていただきます。 バイ[…]
一般人ほど相続に気をつけろ! “相続”は「金持ちの問題」と思っている人が多いようですが、それは大間違い! 少しでも物やお金を持っていれば、相続は誰にでも関係します。そして、一般人ほど面倒です。 お金持[…]
人気記事ランキング(全体)
森脇護氏が考案した画期的なアルミフィン構造 画期的なアイデアマンとしても有名なモリワキエンジニアリングの創始者・森脇護氏。そんな氏が数多く考案した製品群の中でも代表作のひとつに挙げられるのが、1980[…]
MotoGP黎明期のレプリカマフラーだ このマフラーは4スト990ccが導入されて、世界GPがMotoGPに代わった翌年の2003年に、ホンダRC211VエンジンのモリワキMotoGPレーサー・MD2[…]
勝手に妄想、クーリーレプリカ! スズキの『8』プラットフォームに新顔の「GSX-8T」と「GSX-8TT」が登場した。まずは欧州や北米で発売され、順次日本にも導入の見込みだ。 この新型については以前ヤ[…]
1位:ワークマン「ペルチェベストPRO2」使用レビュー ワークマンの「ペルチェベストPRO2」を猛暑日で徹底検証。最新モデルはペルチェデバイスの数が昨年モデルの3個から合計5個に増加し、バッテリーもコ[…]
美しい孔雀の羽根の色味が変わる特殊ペイントで仕上げた新グラフィック 『エクシード-2』は、カブトがラインナップするオープンフェイスの上級モデルで、赤外線(IR)と紫外線(UV)を大幅にカットしつつ、空[…]
最新の投稿記事(全体)
ケーヒン/ショーワ/ニッシン/日立を統合した“日立Astemo(アステモ)”が4月より“Astemo”へ 自動車業界で「100年に一度」と言われる変革期を迎えるなか、キャブレターや電子制御スロットル、[…]
電子制御スロットルにアナログなワイヤーを遣うベテラン勢 最近のMotoGPでちょっと話題になったのが、電子制御スロットルだ。電制スロットルは、もはやスイッチ。スロットルレバーの開け閉めを角度センサーが[…]
2019年モデル:2本立てで復活 一時は2017年モデルのファイナルエディションを最後に、一部マーケット(インドネシア等)向けを除き、生産が終了していたが2019年モデルから国内でも復活。 空冷773[…]
Honda Rebel 500(2020) 大人気モデルへと成長したレブル250と同じスタイリング&ボディサイズでありながら、約2倍の排気量となる471ccの直列2気筒エンジンを搭載したレブルシリーズ[…]
国内のカウル認可後に生まれた、1980年代半ばのネイキッドたち オンロードモデルの中で、定着して久しいネイキッド(英語のNAKED=裸という意味)というカテゴリー名。今では「カウルの付かないスタンダー[…]