バイクの梅雨支度に万能アイテム”シリコンスプレー”はいかがでしょう?!【防水/撥水/防錆/潤滑/ツヤ出しまでオッケー】
シリコンスプレー、実際に使ってみます! 使う個所はこんなにたくさんあるのです…!
まずは洗車から
まずは洗車して、表面の汚れを落としましょう。それから各部にシリコンスプレーを試してみましょう〜!!
フロントフォークです!
基本的には直接スプレーします。ぷしゅー。フロントフォークではインナーチューブのサビ防止やシールの滑りの向上に効果があり、ゴムの保護も期待できます。分解して組み立てる際にシリコングリスを使用するので、悪影響があるはずもありません。(逆に潤滑スプレーなどを使用するとゴムを傷める可能性があるので、ぜひともシリコンスプレーを使いましょう!)
そして、忘れてはいけないのがフロントフォークの上部です。ついつい忘れがちですが、気づいたらサビが発生してしまう場所なので、直接吹き付けるだけでなく裏側までしっかりと塗り広げておきましょう。(思い出した時にスプレーするだけで本当にサビを防ぐことができます。実体験!)
ウェスを使って余計なところに飛び散らないようにしながら直接吹き付けます。ストロークしないインナーチューブもサビやすいので、こちらにも。
ハンドルバー周辺
ハンドルバーもマメに吹き付けてます。シリコンスプレーは特にメッキ部品に効果的テキメンで、ツヤの維持に役立つのですよね~。値段が安いので残量を気にせず使えるのは本当にありがたい♪
バーだけでなくレバーの付け根など、とにかく動くところは片っ端からシリコンスプレーを吹き付けていきます。個人的には潤滑スプレーより垂れることが少ないのでスマートな感じがするんですよね。アジャストスクリュー部分も忘れずに!
アジャストスクリュー部分は奥まっているのでサビが発生しやすいので念入りに。潤滑効果も期待できるので、カタくて調整できない! ってことも防げます。
各部のネジボルトまわり
ネジボルト類も忘れてはいけません。奥まったところや凹んだ箇所は水分が溜まりっぱなしになるので、シリコンの防錆効果がとてもありがたいのです。ここも遠慮なくぷしゅーっと吹き付けていきます。
可倒式ステップの摺動部も忘れずに。
ステップ部分に飛んでしまったら靴底が滑ってしまうので、ウエスを当てて集中的にプシュー。潤滑能力に関して言えば油や潤滑スプレーに劣りますが、シリコンスプレーの潤滑能力もなかなかのもの。後でベタベタしないのが何より嬉しいです。
メッキ部品のツヤ出し/防汚にも
リヤキャリアのメッキ部品にもシリコンスプレー。保護塗料もいいのですが、シリコンスプレーはツヤが自然なので、気に入ってます。洗車の後や雨の後などは水分が残るので、シリコンスプレーを吹き付けることによって水分の除去にも役立ちます。
いい感じのツヤツヤ感!
泥除けの内側
泥除けの内側にも効果的です。タイヤに飛ばないようにウェスに染み込ませて塗り広げます。こうしておくと、飛び跳ねて付着した泥や土や砂などの汚れがとても落ちやすくなります。防汚効果が期待できます。
ちなみに、オフロードコースを走る時などはタイヤの滑りも何も関係ないので、シリコンスプレーを遠慮なく直接吹き付けちゃいます。そうしておくことで後の掃除が本当に楽になるんですよ。これは是非とも試していただきたい!
シートカウルやフェンダーも
最後にシートカウルやフェンダーのツヤ出しもやっちゃいましょう。ワックスほどの効果は期待できませんが、とにかく伸びが良くて簡単なので、短時間にささっと塗ることができるのが非常に便利です。
プラスチックのツヤ出しはまさにシリコンスプレーの真骨頂。コーティング剤のようなロングライフではありませんが、プシュート吹き付けてさっと磨けばツヤが出てくれるので、最速で気分が良くなります(笑)。
とりあえず一本持っておいて損はない。安いので手軽にゲットできます。
というわけで、一通り作業をやってきましたが、ぶっちゃけた話「すべったら困るってしまうところ」以外は、ほとんどの場所に使うことができます。使えないところの方が圧倒的に少ないぐらいなのです。
バイクにとって嬉しいたくさんの効果が期待できるうえに、シリコンスプレーはなんたって安いのでコストを気にせずに使えるのが嬉しいところですよね。ホームセンターに行けば普通に売っています。値段の幅はありますが、正直それほど大きな差を感じられないので、気に入ったものを手に取ってみてください。
吸着力が強くて、潤滑スプレーのようにあとから垂れてくることも少ないので、いつも洗車の後に気軽にプシュープシューとやってます。ちょっとしたメンテナンスをしておくことで梅雨明けの愛車のダメージが全然変わってくるので、よかったら皆さんもやってみてください。
もちろん梅雨の季節以外も使うことができるので、1本持ってくと1年を通して重宝しますよ〜!!
この記事が、何処かの誰か様の参考になれば幸いです。
今回もご視聴ありがとうございました~!
使用上の注意:その1
今回はシリコンスプレーの中でも無溶剤タイプのものを使用しています。シリコンスプレーには石油系溶剤タイプと無溶剤タイプのものがあり、異なる特性があるのでご注意ください。見分け方としては、缶サイドの説明欄に表記してあるはずなので参考になさってください。
使用上の注意:その2
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