【簡単すぎる! サビ落とし】たった10分でサビを溶かしてしまう”魔法のクリーム”を使ってみた

金属部品にサビはつきもの。しかしこすり落とすと傷が入るし、分解してケミカルに浸したりするのも手間だ。とはいえ放っておくわけにもいかない…。そんなときにぴったりな「塗るだけでサビが落ちるクリーム」を、バイクメンテナンス系ユーチューバー・DIY道楽テツ氏がレポートする。
●文:[クリエイターチャンネル]:DIY道楽テツ
愛車の荷台に発生したサビを落としたいのです
私が日常の足にしているリトルカブ。20年以上前に手に入れたバイクだけあって、さすがにところどころにサビが出ています。そんな中でもいちばん目立つのが荷台。特に荷物が直接こすれる部分です。
防止剤などでいくらコーティングしてもすぐに剥がれてしまうため、ここはサビができやすいところ。とはいえゴシゴシこすって落とそうとしても余計に傷が付きそうだし、かといって大げさなケミカルを使うのも手間ですよね。
そこで今回は、”たった10分で錆が溶けてしまう”クリームを試してみようかと思います!
やはり荷物を載せたときにこすれる箇所はサビが目立ちますね…。
ちなみにこちらが日常のアシに使っているリトルカブ。普通のリトルカブはもっとこじんまりとした、カラフルな可愛らしい荷台が付いてるところなのですが、それなりの荷物を運ぶとなるとシッカリした荷台が欲しくなるってもんです。
チューブから出して塗るだけ! たった10分でサビが溶けてなくなるって本当??
今回用意した製品はコチラ!! ソフト99の「サビ取りクリーム」です。使い方はいたって簡単。厚めに塗って10分待って拭き取るだけ!
【ソフト99 サビ取りクリーム】●成分:リン酸(24%)/シリカ/非イオン系界面活性剤 ●内容:50g ●価格:オープン
そんなわけで、早速作業を始めて行きましょう。リトルカブの荷台のサビ落とし、ぶっつけ本番で挑んでみます。一応実験ということで、比較のためにマスキングテープでお決まりの囲いを作っておきました。まずサビ取りクリームを布(古靴下)に適量取り、錆が浮いている面に厚く塗り広げます。このとき、広げているとなんだかんだ薄くなってしまったので、あとからポンポンと載せるように「追いクリーム」をしておきました。あとは待つのみ。
ウェス(今回は古靴下を使用)に適量を取り、マスキングテープで囲った範囲に塗布していきます。
あとは、待つのみ。室温でサビが落ちる時間が変わるそうですが、20℃で5分から10分とのことなので、ここは10分待ちましょう~!
さて、結果はいかに!?
10分経過しました。ドキドキの結果発表です。…という前に、もう一目瞭然。先ほどあったサビがすでにクリームの下から消えてるようなのですよ。仕上がりに期待しつつ、それでは拭き取ってみましょう!
ドキドキドキ…。あ、もう錆が消えちゃってるのが見えますね。
塗った時と大きな変化はなく、クリーム自体はひと拭き、ふた拭きすればほとんどするっと拭える感じでした。そして…。すっげえ本当にサビが落ちてるううぅ~(感動)!!! マスキングテープを剥がしてみると 一目瞭然、むしろ周りのサビが目立ってしまうくらいの威力です。
めっちゃキレイになってる…!
(ヤラセっぽいくらいの錆の落ち具合ですが、事実です)
このクリーム、ナニが入ってるの?? 成分をチェック
ずいぶんとあっさりサビを落としてくれちゃいましたが、はたしてこのクリーム、どのような成分なのでできているのでしょうか? パッケージの裏を見てみると、リン酸(24%)/シリカ/非イオン系界面活性剤とあるので、サビ取り剤としてはメジャーな成分。特に危険物というわけではないようですね。基本的にガソリンタンク用のサビ取りクリーナーと同じ成分なので、ゼリー状になっているぶん「サビにシッカリ食いついて狙い打ち!」といったところでしょうか?
いや~~…。それにしても、謳い文句に偽りなし。本当に10分でサビが消えちゃって驚きました。
何かの実演販売みたいなサビの落ちっぷり。予想以上の効果にビックリです。
キレイにサビを落としたところで、油断せずにしっかり防錆処理のアフターケアもしておきたいところです。メッキなので塗装はできないし、ワックスや油を塗るところでもない…ということで、シリコンスプレーを吹き付けておきました。これ、安いのにかなりの期間防水効果もあるし、サビも予防してくれるので、個人的に愛用しているスプレーでもあります。
最後に、サビ落とし前と後の荷台の画像を並べてみましょう。一目瞭然!【写真左:作業前/右:作業後】
今回のサビ取りクリームの効果の高さには正直驚かされました。サビ取りというとスプレーするタイプが多いのですが、この製品はなにせクリームなので、垂れることなく狙ったところだけをしっかりサビ落とししてくれるようです。特に垂直部分には非常に高いパフォーマンスを発揮してくれそうですね。
またつけおきタイプの強力なサビ落としは他にもたくさんあるのですが、部品を分解する必要があり、手間もかかります。その点で今回紹介したサビ取りクリームはさっと塗って拭き取るだけ。非常に優秀なアイテムだと言えると思います。
いつも気をつけていても、メッキのサビはいつのまにか進行しているものです。「あっ」と見つけた時に「パッ」と塗って「サッ」と拭き取れるサビ取りクリーム。コンパウンドや潤滑スプレーと一緒に工具箱に一つ忍ばせておいてはいかがでしょうか?
今回もご視聴ありがとうございました!! 皆様の日ごろのメンテナンスの参考になればとても嬉しいです♪
動画解説はこちら↓
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
エクステリアはより力強く、そして個性的に 今回のモデリスタのコンセプトは、その名も「Dandy mode(ダンディモード)」だ。彫刻的な立体表現を随所に用い、街中はもちろんのこと、オフロードにおいても[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
動きが渋い鍵穴に潤滑剤はNG! ・・・の前に ちょっと前に「キーの回りが渋くなってきた鍵穴に、潤滑剤を吹きつける(注入する)のはNG!」という情報がネット上で広く流れました。その理由は一時的に動きが滑[…]
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
最新の記事
- 「カウル&セパハンの先駆け! 」2ストレーサーレプリカの代名詞:1983スズキRG250Γ(ガンマ)【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 「ヤマハRZ250に勝て! 」1982ホンダVT250F:打倒2ストを誓った4ストVツイン【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 【2025年4月版】250ccバイク 国内メーカーおすすめ23選! 軽二輪は車検不要だけが魅力じゃない!
- 【ワークマン】「梅雨入りしてからじゃ遅いっ!!」「この価格でライダー用としてほぼ完璧?!」プレミアムなレインジャケットが新登場!
- 敗戦から2年後に生まれたホンダ初の自社製品・Model A(A型)[’47年製造]〈走行映像あり〉
- 1
- 2