【FANTIC】ルックスも走りもクラスの枠を越えたストリートファイターモデル・ステルス125

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【FANTIC】ルックスも走りもクラスの枠を越えたストリートファイターモデル・ステルス125

「これ、125ccだよね?」 STEALTH125の実車を見ての第一印象だ。サイズ自体はコンパクトなのに、造り込みや仕上がりの美しさなどは完全にひとクラス上。Webの写真だけだと伝わりきらないが、実物を見ると質感は抜群に高く、シャープなデザインは細部までしっかり手が入っている。

●文:横田和彦 ●写真:秋森一哉 ●BRAND POST提供:MOTORISTS

FANTICが本気で “オンロード” を始めた

FANTICは、どちらかというとオフロードやスクランブラーのイメージが強いメーカー。しかし最近はMoto2に参戦するなど、ロードにもかなり力を入れている。

STEALTH(ステルス)125は、そんな流れの中で生まれた「本気のネイキッドスポーツモデル」だ。今までのFANTICにはなかった新しいジャンルの初モデルとは思えないくらい造り込まれ、完成度が高い。

個性的なデザインはシャープさが目を引くもので、街中でも明確な存在感がある。スポーティさと日常を融合したバランス感は、さすがイタリアだなと思わされる。

可変バルブ搭載のエンジンは、ストリートランで実力を発揮する!

スリムなトレリスフレームに搭載されているのはイタリアのミナレリ社が製造する、水冷4サイクルSOHC単気筒4バルブエンジン。幅広い回転域で実用的なトルクを生み出す可変バルブシステム(低回転域用と中〜高回転用の2種類のカムを回転数にあわせて切り替えて使うシステム)を搭載している。

実際に走って感じるのは低回転域からしっかりとしたトルクが体感できること。アクセル操作に忠実で扱いやすい特性なので、信号でのスタートダッシュも素早くこなせる。

そこからアクセルを大きく開けていくと、回転が気持ちよく伸びていく。そのため交通の流れをリードするのも苦にならない。

高回転までスムーズに回ってくれるから、つい回し気味で走りたくなる。125ccの限りあるパワーを「使い切って走る」楽しさを、ちゃんと味わわせてくれるエンジンだ。

軽快さと安定感を両立させたハンドリング

直進では安定しているのだが、曲がるときに入力すると素直にヒラッと向きを変えてくれる。安定感と軽快さが絶妙なバランスで成り立っている。この感覚がSTEALTH125の個性でもある。

そのフィーリングの源は、トレリスフレームと鍛造アルミサイドプレートを使った混合フレームだ。しなやかな部分と高い剛性感をもたせる部分を組み合わせた構造が産み出している。

スイングアームは下部に補強ストラットを備えた高剛性のアルミ製。フロントフォークは41mm径の倒立タイプで125ccにありがちな頼りなさはなく、スムーズに作動する。

「軽快だけど安心感がある」というハンドリングはこれらの組み合わせが実現しているのだ。

バイクを積極的に操る充実感が得られる

125ccなのでアクセルを全開にしても怖くないのだが、ちゃんとスピード感はある。“アクセルを開けて、エンジンを回して加速し、ブレーキをかけて軽快にコーナーを曲がっていく”。市街地でも体感できる、その一連の流れがとても楽しい。

通勤・通学みたいな日常使いはもちろん、週末に少し遠回りしたくなったときにも、ちゃんと応えてくれるバイクであると感じた。

テスター身長:165cm/体重72kg:シート高は810mmなのだが、タンクエンドやシートが絞り込まれているため、足つきは数値以上に良い感じを受ける。ヒザがタンクの絞り込み部分にフィットするので、車体との一体感を得やすい。

125ccとしては高価だが、理由はある

正直に言うと125ccの中では高価な部類だ。ただ走りを体感し、各部の徹底した造り込みを見ると納得できる。STEALTH125を選ぶ人はバイクの本質を大切にする人なのではないかと思う。

デュアルLEDヘッドライトを装備したフロントカウルは低く構えていて戦闘的なイメージ。

メーターはスクエアタイプ。スピード、タコ、ギヤポジション、燃料計、ライディングモードなどが見やすくレイアウトされている。

ブレーキ&クラッチレバーには調整機能が付く。レバーのタッチ感も125ccクラスにありがちなチープ感は一切なく、確実に操作できる。

12Lの容量を持つガソリンタンクはニーグリップ部がぐっと絞り込まれている。

倒立フォークにセットされるディスクブレーキのローター径は330mm。キャリパーはBYBRE製の対向4ポットラジアルマウントタイプだ。

ミナレリ製の単気筒エンジンを搭載するトレリスフレームはスリムに仕上がっている。

リヤのモノショックの作動性も良好。ギャップを瞬時に吸収する動きの良さはクラスを超えている。プリロード調整機能付き。

エキゾーストシステムはステンレス製。MotoGPスタイルのハイマウント・サイレンサーを装備している。

タンデムシートカウルのサイド部分にはエアダクトを備えている。

アルミスイングアームはブラックアウトされている。リヤのディスクブレーキローターは230mm径だ。

ファンティック STEALTH125 諸元

  • エンジン型式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 可変バルブタイミング機構(VVT)
  • 排気量:124.66cc
  • ボア×ストローク:52×58.7(mm)
  • 燃料供給装置:電子制御燃料噴射 | スロットルボディ口径:φ30mm
  • 最高出力:11kW/10250rpm
  • 始動方式:セル式
  • トランスミッション:6速
  • クラッチ:湿式多板クラッチ・バックトルクリミッター機構
  • メインフレーム:スチール製トレリスフレーム+鍛造アルミサイドプレートのハイブリッド構造
  • リアサブフレーム:スチール製
  • ブレーキ(F):φ330mmディスク BYBRE製ラジアルキャリパー
  • ブレーキ(R):φ230mmディスク BYBRE製フローテイングキャリパー
  • 電子制御システム:デュアルチャンネルABS(リアのみOFFも可能)・トラクションコントロール【オプション】コーナーリングABS
  • サスペンション(F):ファンティック製FRS φ41mm倒立フォーク USD
  • サスペンション(R):ファンティック製FRS モノショック プリロード調整機構付き
  • 全長:1996mm
  • シート高:810mm
  • ホイールベース:1335mm
  • タイヤ(F/R):110/70R-17・150/60-17 | ピレリ ディアブロ ロッソIV
  • 車両重量:129kg(ガソリン抜き)
  • タンク容量:12L
  • ボディーカラー:イエロー/レッド
  • メーカー希望小売価格:960,000円(税込)

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