唯一無二!新時代のアドベンチャーモデル・ブリクストン ストー(BRIXTON STORR)

オーストリアのバイクメーカー・BRIXTON(ブリクストン)が新たなカテゴリーのバイクをリリース。STORR(ストー)とネーミングされたアドベンチャーモデルは、個性的なルックスをもちながら、抜群の扱いやすさを備えたミドルバイクである。
●文:横田和彦 ●BRAND POST提供:MOTORISTS(モータリスト)
カスタムバイクのような仕上がりを誇るBRIXTON
オーストリアのバイクメーカー・BRIXTON(ブリクストン)は、個性的なスタイルのモーターサイクルを数多く販売していることで知られている。ブランドのコンセプトは「自宅の庭先やガレージからスタートして、楽しく走り、良い思い出を残す」というライダーにとってごく身近なもの。そのラインナップは大きく分けて4つのシリーズから構成されている。
■CROSSFIRE(クロスファイア)シリーズ
X(クロス)をデザインモチーフに取り入れたストリートモデル。ラインナップ中、もっともパフォーマンス寄りの特性を持っている。
左:CROSSFIRE500/右:CROSSFIRE125XS
■CROMWELL (クロムウェル)シリーズ
オーソドックスなルックスのモダンクラシックモデル。シンプルなスタイルと現代的なパフォーマンスを両立している。
左:Cromwell1200/右:Cromwell250
■FELSBERG (フェルスベルク)シリーズ
ドイツのほぼ中心にある砂取り場と丘陵の町、フェルスベルクがネーミングの源。ビンテージスタイルのオフロードやフラットトラッカーなどがラインナップされている。
左*FELSBERG250FT/右*FELSBERG125XC
■SUNRAY & RAYBURN (サンレイ & レイバーン)シリーズ
クロムウェルをベースに、カフェレーサースタイル(SUNRAY)とクラシックボバースタイル(Rayburn)に仕上げたメーカー製カスタマイズモデル。
左:Sunray125/右:Rayburn125
今回、新しく登場したアドベンチャーフォルムのSTORR(ストー)は、パフォーマンスを重視した「クロスファイアシリーズ」にラインナップされる。
BRIXTON CROSSFIRE 500 STORR (税込116万円)
個性的なルックスは人間工学も考慮されている
ストーのネーミングの由来は、スコットランドのスカイ島にある奇岩にある。大自然の中にそそり立つ奇岩が荒々しい景色になっているザ・ストーからインスピレーションを得て、個性的なデザインが生み出された。
高速走行時に強風からライダーを守る大型スクリーンや/ハンドガード/フォグランプを標準装備。カウルに埋め込まれた丸型のLEDヘッドライトは照射範囲が広く、悪天候時や夜間の走行をフォローしてくれる。奇抜に見えるスタイリングだが、人間工学的にも理にかなっている造りであることがわかる。
アップハンドルは扱いやすい位置と幅に設定されているので、車体コントロールしやすい。縦型の大型液晶メーターの情報は見やすく整理されている。コックピットには便利なUSBポートも備えているなど、使い勝手も考慮されている。
ロングツーリングも快適にこなせるエンジン特性
搭載されているコンパクトな並列2気筒500ccエンジンは、トルクフルな特性を誇る。アクセルに対するレスポンスは素直で、ライダーの操作に対して思った通りにトルクを産み出してくれる。過剰な電子制御システムは搭載されていないが、それゆえライダー自らがスポーティーにマシンを操る楽しさにあふれているといえよう。
低回転域からの優れたトルクフィールは、混雑した市街地であっても操作に余計な気を使う必要がないため、ストレスなく走ることができる。さらに、中〜高回転域での伸びが良いのも並列2気筒エンジンの特徴。振動も少なく、高速道路で移動するときも疲れにくい。
跳ね上がったマフラーからはリズミカルな排気音が響き、ライダーの気持ちを盛り上げてくれる。穴が空いたヒートガードから続く美しいフォルムと仕上がりの良さも、オーナーの所有欲を満たしてくれる。
週末のツーリングを充実したものに!
アドベンチャーモデルとしては取り回しやすいサイズ感を持つストー。毎日の交通手段として使うことも十分に可能だが、やはり一番輝くのはツーリングシーンだろう。
ホイールサイズはフロント19インチ/リヤ17インチ。装着されるタイヤは、オンロードでのグリップ感と高速安定性、俊敏なハンドリング、ダートでのトラクション性能などを高次元で実現したPIRELLI SCORPION RALLY STR。前後KYB製サスペンションは初期で優しく動き、奥で踏ん張る特性に設定されている。ストロークも長めに確保されているなど、アドベンチャーモデルに適した仕様になっている。
この足まわりであれば舗装路はもちろん、フラットダートなどの未舗装路も十分に走破できる。
また、ツートーンカラーの表皮を採用したオシャレなシートも、長距離を快適に走らせることができるようコシがある設定になっている。
タンデムシートとほぼ同じ高さに設定されているリヤキャリアなど、最初から機能性に優れた装備を備えているため、すぐに荷物をくくりつけて長旅に出ることができる。
優れた防風効果を持つスタイリングと高い積載性能、市街地から郊外、高速道路まで疲れずに走り抜けられるエンジンおよび車体性能を備えたストーは、旅バイクとしての魅力が詰め込まれた1台だと言えるだろう。
ディテール解説
リング状のLEDデイライトを備えたLEDヘッドライトは明るく、良好な視界を確保する。
体横にパイプタイプのサイドガードを、エンジン下にエキゾーストパイプとクランクケースを守るアンダーガードを標準装備。実用性はもちろん、タフなイメージに仕上がっている。
ハンドガードはバーエンドまで包むタイプ。万一の転倒時にレバーを保護する効果が期待できる。
過剰な電子制御システムを装備しているわけではないので、ハンドルスイッチもシンプル。ミラーの根本にリアのABSを解除するスイッチを備えている。
右のスイッチボックスもシンプル。リザーバータンクがクリアなので、フルードのチェックがしやすい。
スーパーバイクレースでも知られるヨーロピアンブランド、ホタ・ホアンのシングルディスク(320mm)とBOSCHの2チャンネルABSシステムを組み合わせて、確実なストッピングパワーを実現。
パイプを組み合わせた左右非対称のスイングアームを採用。 リヤディスク(240mm)のABSはハンドルスイッチでキャンセルが可能だ。
リヤキャリアの下に小型のLEDテールランプをセット。ウインカーはカスタムパーツのような小型タイプだ。
SPECIFICATION
- モデル名称:CROSSFIRE 500STORR
- エンジン型式:水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC 4バルブ
- 最高出力:35kW/8500rpm
- 最大トルク:43Nm/6750rpm
- トランスミッション:6速マニュアル
- 点火方式:ECU
- 排気量:486cc
- フロントブレーキ:J.JUAN 油圧ディスクブレーキ/ディスク径Φ320mm ラジアル4ピストンキャリパー
- リアブレーキ:J.JUAN 油圧ディスクブレーキ/ディスク径Φ240mm シングルピストンキャリパー
- ABS:BOSCH 9.1 デュアルチャンネル アンチロックブレーキシステム
- フロントサスペンション:KYB アジャスタブル機能付き倒立テレスコピックフォーク
- リヤサスペンション:KYB アジャスタブル機能付きシングルショックアブソーバー
- フロントタイヤ:PIRELLI 110/80-19
- リヤタイヤ:PIRELLI 150/60-17
- フロントリム/リアリム:フロント2.50×19/リア4.25×17
- 全長×全幅×全高:2171×916×1432mm
- シート高:839mm
- ガソリンタンク容量:16L
- 車体カラー:バックステージブラック/セージグリーンマットメーカー
- 希望小売価格:116万円
【問い合わせ】
モータリスト合同会社
TEL:03-3731-2388
https://motorists.jp
※本記事はモータリストが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。





























