デイトナMioシリーズにヘルメット装着型ドラレコ登場! 『MiVue MP30GPS』年内発売予定!?

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デイトナは8月29日(木)に東京都・九段会館にて、同社が取り扱うバイク用ドライブレコーダー・Mio(ミオ)シリーズの新製品発表&説明会を開催した。発表された『MiVue MP30GPS』はヘルメット装着型のドライブレコーダで、価格は2万円代後半で発売時期は年内を予定していることが明かされた。この新製品発表&説明会にはデイトナの織田哲司社長をはじめ、Mioシリーズの製造元である台湾のMiTACデジタルテクノロジー社のスティーブ・チャン社長や開発メンバーも来日して出席。二輪媒体関係者が多数集まる大々的なお披露目会となった。

●文:谷田貝洋暁 ●写真:柴田直行 ●BRAND POST提供:デイトナ

ヘルメットに取り付けるアクションカム型のドライブレコーダー

『MiVue MP30GPS』はヘルメット装着型のドライブレコーダー。2万円台後半とお手頃価格を予定。インカムと装着が干渉しないヘルメット右側に装着する。本体はIP67と雨天使用にはまったく問題ない防水性能を持っている。

今回発表となった『MiVue MP30GPS』は、本体の前後に2Kカメラを搭載したヘルメット装着型のドライブレコーダー。近年のアクションカム的な撮影需要に応えるために充電式を採用しており、汎用性が高いのがその特徴。バイクを複数台所有しているユーザーに加え、車両に手を加えたくないユーザーやレンタルバイクユーザー。またそもそも電源が取れない自転車ユーザーにとってはとても使い勝手の良いドライブレコーダーになりそうだ。

本体をベースマウントに取り付けると磁石によるスイッチが起動し自動的に録画を開始。Gセンサーを内蔵しており、衝撃が受けるとイベント録画を開始する。また休憩時に置いたりして3分間動きがないと自動的に電源が落ちる機能も備わっており、その状態から再びヘルメットをかぶって走り出すと電源がオンとなり録画を再開する。

この『MiVue MP30GPS』の特徴は、とにかく操作が簡単なことにある。ヘルメットに両面テープで取り付けたベースに本体を装着するだけで自動的にドライブレコーダーとしてのループ録画を開始。これによりアクションカムによくある、“録画ボタンの押し忘れ”を防止しているというわけなのだ。さらに、このループ録画中、本体横のボタンを押すか、Gセンサーによる転倒/事故を検知するとイベント録画として上書き不可ファイルとして保存されるようになっている。

明暗差に強いHDR機能付きカメラを前後に搭載し、秒間58コマ(58fps)の最大2K動画撮影が可能。録画画質は、2K(1440ピクセル/29fps)、フルHD(1080ピクセル/58fps、1080ピクセル/29fps,)、HDRの3種類から選択可能となっている。

『MiVue MP30GPS』で撮影した動画は、本体横面のスロットにあるマイクロUSBに保存されるほか、スマートフォンアプリを介したWi-Fi接続でもダウンロードの可能。他のMioシリーズ同様短縮して早送り動画を作成するトリップラプス作成(1時間録画動画から12分のコマ送り動画作る)機能も搭載している。

また録画停止時であれば、Wi-Fi接続によるスマートフォンでの画角確認も可能。取り付けベースの角度は前後24度(8クリック)で調整できるというので画角調整もしやすいだろう。

簡単な操作にこだわり、スイッチは本体側面にひとつだけ。グローブでの操作もしやすくなっている。録画可能時間は4~4.5時間(バッテリー容量:3200mAh)。

実際に『MiVue MP30GPS』を手に取って触ってみたサイズ感としては、コンパクトでドライブレコーダーというよりはアクションカムに近い印象だ。価格や発売時期などの詳細はまだ明らかにされておらず、重さに関しても正式な発表がないが、持った感じはアクションカメラと同じかやや重い程度の印象。このコンパクトなサイズにもかかわらず、前後のカメラに加えGPS機能も搭載するドライブレコーダーに仕上がっていることに驚く。

本体側面右側のスリットがマイクロSD用で、左は充電用のUSB-タイプCのコネクター。充電はPDには対応していないものの、0-100%充電時間は約5時間。防水性能を担保できなくはなるものの、給電しながらの録画も可能となっている。

マウントベースに本体を装着することで録画が開始され、走行中の操作に関しては“イベント録画開始のボタンのみ”というとにかくシンプルな操作にこだわった。この『MiVue MP30GPS』を使えば、せっかくカメラを取り付けたのに録画ボタンを押し忘れたり、休憩時に電源を切り忘れてバッテリーを無駄に消費する…なんていうアクションカム“あるある”がなくなりそうだ。

『MiVue MP30GPS』開発責任者のCJ氏。自身もバイク乗りであり、使って楽しい“遊びのツール”としてのドライブレコーダーのあり方を模索している。

この操作の簡便さ、コンパクトさからくる使い勝手の良さなら、もしもの時を記録するドラレコ&趣味のアイテムとしてはもちろんだが、UberEATSなどの配達員のなどからの需要も見込めるだろう。いずれにしても、正式な価格や発売時期の発表が気になるところだ。

また、今回、今年の7月に発売を開始した新製品の「MiVue M802WD」。の展示も行われた。

バイク用ドライブレコーダー・Mioシリーズ。右から昨年発売したハイエンド機の『MiVue M820WD』。中央が今回発表された『MiVue MP30GPS』。左がスタンダード機として価格が抑えられた『MiVue M802WD』。

スマートモニター搭載型バイク用ドライブレコーダー登場に期待!?

MiTACデジタルテクノロジー社のスティーブ・チャン社長。“スマートミラー”技術を応用したバイク用ドライブレコーダーを開発中であることを明言!!

今回筆者は、MiTACデジタルテクノロジー社のスティーブ・チャン社長に、「“スマートミラー”タイプの技術を使ったバイク用ドライブレコーダー、もしくはそれに類似する製品を出す予定はないのか?」とズバリ質問してみたところ…、“大変いい質問です”と前置きしたあと、「我々も、この“スマートミラー”の技術がバイク用ドライブレコーダーに応用可能であることには着目しています。現在、バイク用ドライブレコーダーへの転用に向けていろいろな角度から検討を重ねている最中です。現段階では詳しいことは申し上げられません、お察しください」という、回答が得られた。

右・デイトナの織田哲司社長、左・MiTACデジタルテクノロジー社のスティーブ・チャン社長。デイトナとMiTACデジタルテクノロジー社のパートナーシップは2017年からスタート。

バイク用スマートモニターの世界は、ドラレコ搭載型にせよ、ナビゲーションアプリのミラーリング機能に絞ったモデルにせよ、近年ユーザーからの注目が集まっている分野だ。堅牢性、確実性はもちろん、“all about you”の理念を掲げ楽しむ機能を盛り込んだユニークなドラレコを作り出すMiTACデジタルテクノロジー社がこの分野に参入するとなれば、とても面白いアイテムが生まれるに違いない。今後もMiTACデジタルテクノロジー社、バイク用ドライブレコーダー・Mioシリーズから目が離せないぞ!

MiTACデジタルテクノロジー社のスタッフとデイトナのスタッフ。


※本記事はデイトナが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。