[熱気と歓声に包まれた3日間]ドイツのBMW Motorrad100周年記念イベント「モトラッドデイズ」に潜入!!

  • 2023/08/10 11:00
  • BRAND POST[PR]: BMW MOTORRAD

2023年の今年はなんとBMW Motorradが生まれてからちょうど100年という記念すべき年。ニューモデルが続々と発表される中、去る7月7-9日にドイツ・ベルリンにてBMWオーナーの祭典とも言える「モトラッドデイズ2023」が開催された。本場ドイツのお祭りはどんな感じなのか、実際に潜入した模様をご紹介しよう。

●文&写真:櫻井伸樹 ●BRAND POST提供:BMW MOTORRAD

カスタムからヒストリカルモデルまで
100周年を記念した怒涛の特別展示

2019年までモトラッドデイズは、ドイツ南部に位置するガルミッシュ地方の広大な敷地で行なわれていたが、新型コロナウイルスの蔓延を機に、2022年からはコンパクトな都市型のイベントとなった。会場はベルリンの本社工場からほど近いベルリンメッセ。日本でいうところの東京ビッグサイトのような巨大な展示場だ。

筆者が訪れた2023年7月8日、ベルリンメッセ前の駐輪場には、まだ開場前だというのに、多くのBMWファンが詰めかけていた。旧型のOHVから最新のM1000RRまで、あらゆるBMWが並んでいる。わくわくする気持ちを抑えつつ、正面のゲートを抜けるとエントランスで来場者を迎えたのは、モトラッド100周年を記念して作られたR18のカスタムマシン「ザ・クラウン」だ。

ドイツのカスタムビルダー「Kingston Custom」のDirk Oehlerkingが製作したこのバイクは、もはやR18の面影はフラットツインのシリンダーとシャフトドライブ、後輪付近のみ。近未来的でありながら、非常にクラシカルな仕上がりで、まさに珠玉のアートカスタムといった感じだ。それ以外にも6台ものカスタムマシンが鎮座。いきなりの強烈なインパクトは100周年だからなのかも。

R18|BMW Motorrad|キングストン|ザ・クラウン

メインエントランスの正面で来場者を迎えたのが、キングストンによるカスタムマシン「ザ・クラウン」。もはやR18とは思えないほどの近未来かつクラシカルな造形美を誇る。

ベルリンメッセ|モトラッドデイズ

メインエントランスだけでも著名なカスタムビルダーが手がけたカスタムマシンが7台も展示されるという豪華さ。

このエントランスを中心に会場は西と東に別れている。東の会場に進むと、そこには現在のBMW Motorradのフルラインナップがカテゴリー別に並んでいた。なんとそこにはつい先日、ティーザーで発表されたばかりの「M1000XR」の実車や、日本ではまだ未発売である「R18 Roctane (ロクテイン)」も展示されているではないか。

さらにBMWがこの100年の歴史の中でも記念すべきモデルの特別展示も。1923年に製造され、1924年から販売された「R32」、BMWが初めてエンデューロレース向けにプロトモデルとして作った「GS80 SIXDAYS」などなど、おそらくはミュンヘンにあるミュージアムに飾られていたであろうモデルが特別に展示されていたのだ。

西の会場に歩を向けると、こちらはプロテクターやサイレンサー、バッグ、カスタマイズパーツなどサプライヤーやツアー会社のブースが一堂に介す。中にはオリジナルの写真や、イラストなどを販売するアーティストの姿もあった。

BMW|R18Roctane|ロクテイン|モトラッドデイズ

フルラインナップの展示会場では、発表になったばかりのR18 Roctane(ロクテイン)の実車がすでに置かれ、誰もが跨れるようになっていた。注目のモデルだけに日本への導入が今から楽しみだ。

BMW|R32|モトラッドデイズ

今から100年前、1923年に初めてBMWのモーターサイクルとして作られ、1924年から市販された「R32」。

BMW|GS80|モトラッドデイズ

BMWがISDT(インターナショナル・シックス・デイズ・トライアル)に参戦するため1978年に作ったGS80 SIX DAYS。この技術がフィードバックされ、1980年に初代G/Sが発売。GSの歴史が始まる。

F900XR|モトラッドデイズ|ミッションインポッシブル

現在、日本でも公開中のミッション・インポッシブル。その劇中でポリスバイクとして登場するF900XRの実車も展示。

広大な中庭には、エキサイティングな
プログラムが目白押し

屋内展示場から屋外へと抜けると、サマーガーデンと呼ばれるオーバル形状の広大な庭が広がっている。そのオーバルの中心では、モトクロッサーでジャンプ中にあらゆる技を繰り出す「FMX」や、トライアルのデモンストレーションが行なわれ、垂直の壁をグルグルと回りながら曲芸を披露する「MOTODOROM」、お馴染みのスタントライディングなど、とにかくエキサイティングなショーが目白押し。

また屋外にも、カスタムマシンの展示やヒストリカルモデル専用のテントなど、すべてじっくり見ていたら時間がまったく足りないというほど、濃厚なプログラムが満載だ。

BMW|ベルリンメッセ|モトラッドデイズ

屋外展示場はオーバル状の庭園風で、中央のサークルでFMXやトライアルデモが行なわれる。周囲に木々があるので、その木陰と芝生でゆったり寛げるのがいい。

BMW|モトドロム|モトラッドデイズ

巨大な樽の内壁を駆け上がる「モトドロム」は、その爆音と軋む壁面、オイルの香りが混じり会場は歓声の嵐。このイベントでもっとも盛り上がるコンテンツだった。しかもバイクは単気筒のミュンヘナーだから驚き。

BMW|ベルリンメッセ|モトラッドデイズ|ロデオマシン

ロデオマシンや、自転車のミニコース、輪投げやブロックコーナーなど、子供が楽しめるコンテンツも豊富に用意。家族で楽しめるのもこのイベントのいいところ。

BMW|HP2モタード|モトラッドデイズ

屋外にもこういったテントでヒストリカルモデルを展示。飾られているのは激レアモデルとして有名なHP2モタード。

BMW|エクイップメント|モトラッドデイズ

エクイップコーナーでは100周年を記念する限定のウエアから純正ウエアまで多数並び、どれも特別価格だ。ここでしか買えない商品だけにすごい行列だった。

BMW|ベルリンメッセ|モトラッドデイズ|FMX

巨大なジャンプ中に様々な技を決めるFMX(フリースタイルモトクロス)。その高さは20mにも及び、会場ではウェーブと共に歓声が飛び交う。

BMW|イルムバーガー|モトラッドデイズ

パーツやアクセサリーといったサプライヤーのブースも数多く出店。ここは純正モデルにもカーボンパーツを供給している「イルムバーガー」社のブース。日本では見られないようなカーボンパーツがわんさかあり、よだれが。

BMW|ベルリンメッセ|モトラッドデイズ

古いエンジンや工具を現像してパネルにして販売するアーティストやイラストレーターなどの出店もあった。ガレージや部屋に飾りたいような作品ばかりだ。

BMW|R1250RT|モトラッドデイズ

屋外の特設コースではF900Rを使ったエクストリームスタントショーと、元白バイ警官によるR1250RTのジムカーナショーを開催。その深いバンク角と巧みなハンドルさばきに会場から声援が飛ぶ。

当日の気温は33度とかなりの猛暑だったので、ビールはもちろんアイスクリームも飛ぶように売れていた。しかし日本ほど湿度は高くないので、木陰に入れば吹く風は爽やか。木々の下では多くの来場者が芝生に寝そべり、飲んだり食べたりと思い思いの時間が過ごせるのだ。またロデオマシンや自転車のミニコースなど子供が楽しめるエリアも設けられ、家族で楽しむ姿もたくさん見受けられた。

この季節のドイツは日没がなんと21時ごろ。会場の4カ所にそれぞれ設置されたステージでは、DJやロックバンドよる演奏がひたすら続き、深夜0時30分までそのステージを楽しめるのだから、非常に長い時間このお祭りを堪能できるのである。

BMW|CE02|モトラッドデイズ

ベルリンで同時開催された「ピュア&クラフテッド」では、プレミアム公開として電動バイクのCE-02が発表された。どこかBMXのようで、遊び心たっぷりのバイクだ。

BMW|ビール|モトラッドデイズ

夜のパーティー会場では、巨大なビールジョッキがぶつかり合う。世界中から集まったビーマー達が国の垣根を越えて杯を交わし、大いに盛り上がった。

BMW|バンド演奏|モトラッドデイズ

会場のあちこちに設けられたステージでは常にライブが行なわれ、飲みながら楽しんだり、皆で踊ったりとひたすら楽しい時間が流れていた。

BMW|駐車場|モトラッドデイズ

会場となったベルリンメッセの前の広場が来場者の駐輪場。ミュンヘナーと呼ばれるような古いバイクから最新モデルまで、あらゆるBMWが集まり、それを見ているだけでも楽しい。

9月には日本でも100周年を記念した
モトラッドデイズが白馬で開催!

BMW|白馬|モトラッドデイズ

都市型になって規模が縮小されたとはいえ、1日では回り切れないほど魅力にあふれたコンテンツが満載のモトラッドデイズは、BMWの本国ドイツならではの圧倒的なスケールでの開催だった。

そして、2023年9月9日、10日は日本でもモトラッドデイズが行なわれる予定だ。

BMW Motorrad 創立100周年の記念展示展示やウエアのセール、おなじみヒルクライムコンテストやオンロード・オフロードの試乗会に加え、夜のバーベキューも復活し開催する。大人気のMotorradライダーパレード in 白馬村もある。会場は例年と同じ、Hakuba47 Mountain Sports Parkだ。

ドイツのモトラッドデイズは入場料がかかるが、日本はなんと入場無料!!

しかも会場では、ドイツで発表となったばかりのR18 RoctaneとCE-02が日本で初お披露目となり、さらにR nineTシリーズの開発に携わったローランド・シュトッカー氏も来日しイベント会場を訪れるという。

年に1度のBMWオーナーのお祭りなので、ビーマーの皆さん、これは行くしかないでしょう!

BMW|白馬|モトラッドデイズ|パレード

BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2023 開催概要】
開催日:2023年9月9日(土)10:00~21:00・10日(日)9:00~13:00
会場: Hakuba 47 Mountain Sports Park(長野県北安曇郡白馬村)
参加費: 参加・入場無料 ※別途有料コンテンツあり
後援:(一社)長野県観光機構、白馬村、白馬村観光局
協賛・協力:株式会社白馬フォーティセブン


※本記事はBMW MOTORRADが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。