実走時間が長めで、ライディングを楽しみながらスキルアップ可能。インストラクターは、優しいけど指導が的確なプロフェッショナル。バイクやプロテクターはレンタルなので、気軽に参加ができる。そんな魅力だらけのHMSに本誌初登場の“ミカリン”が潜入取材した! 後編では、STEC中級ツーリングライドチャレンジの内容をお伝えしよう。
●文:田宮 徹 ●写真:真弓悟史 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ホンダの交通教育センターは、ホンダと縁のある地を中心として全国7ヵ所に設置されていて、個人ドライバーのスキルアップや運転復帰支援、企業ドライバーの運転研修なども実施している。個人向けのバイクスクールは[…]
優秀なインストラクターと十分に満足できる走行時間
STEC中級ツーリングライドチャレンジの内容を一部公開
教習所と同じくらいのイメージでいたので、鈴鹿サーキット交通教育センターの施設はとても広くて、まずそこに驚きました。失敗したらすぐ壁にぶつかるとか、ダートになるなんてことはまるでなく、朝イチはたしかにちょっと緊張していたけど、その後はのびのびと走ることができました。
午前中はブレーキの練習。最初は「なんか地味だなあ……」と思ったのですが、やってみたらかなり奥が深くてビックリ! 普段、フロントだけとかリヤだけというように、片方のブレーキだけを使うということをわざわざ意識したことがなかったので、すごく勉強になりました。練習コースの途中にインストラクターの方々が立っていて、「あと1割くらい掛けられる」とか「もっとスピードを上げてから掛けよう」というように、その場でたくさんアドバイスをもらいながら練習を続けられるので、上達が早いような気がします。
午後は、苦手意識があったスラロームがメインの練習。フロントブレーキが使えないとか、背筋が伸びすぎているとか、目線は悪くないけど顔ごと向けられていないとか、そういう課題が次々に浮上しました。フロントブレーキとライディングフォームはまだまだ改善の道のりは遠い……という自己評価でしたが、目線については最後のほうになってだいぶ顔ごとちゃんと向けられるようになり、そうしたらバイクがスムーズに曲がるようになったので感動。最終的に、「あれ、私ってこの角度初めてかも……」というくらいバンク角が深くなっていました。寝かせれば良いというわけではないと思いますが、これまで恐怖心が大きくて体験できずにいたことが、ちゃんと教えてもらうことで克服できたのが本当にうれしい!
リピーターの方々と話す機会もあって、石川県から毎年この時期に参加されている方々もいました。冬の間は雪や凍結でバイクに乗れない地域なので、春先に鈴鹿まで来てカラダを慣らしてからツーリングシーズンを迎えるそうです。「なるほど、そういう利用法もあるんだなあ……」と思いましたが、私の場合はもっと連続的に参加して、一気にスキルアップを狙うほうがいいかなあ。
鈴鹿サーキット体験走行の特典付き!
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