
紙の時代からヤングマシンの名物記事となっている、当たるも八卦、当たらぬも八卦な新型スクープの数々。上半期にバイク業界を賑わせていたのは、どんなモデルについてだったか、アクセスランキングとともに振り返ってみよう。集計期間は2025年1月1日から6月30日までだ。各記事のリンク先では、詳細な予想CGも確認できるぞ。
●文:ヤングマシン編集部
1位:直4ネオクラシックZ400RS最新情報/予測
最強400ccモデルであるニンジャZX-4Rをベースとした直列4気筒のヘリテイジネイキッド「Z400RS」(仮称)が開発されているという噂。77psの圧倒的なパワーを持つエンジンを活かしつつ、Z900RSやZ650RSのようなZ1/2スタイルを踏襲すると見られる。
上級版「SE」の設定や、ZX-4RR譲りの高性能サスペンション装備にも期待が高まる。車名については「Z400RS」が有力だが、商標の問題から「FX」や「ゼファー」といった伝説的ネームの復活も夢ではない。2025年中の発売が予想されているが、現在のところ明確な情報は掴めていない。
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
2位:セロー/WR/YZF-Rシリーズが水冷200cc単気筒で来る?!
ヤマハはASEAN市場でのプレミアム戦略を推進しており、現行のWR155シリーズやYZF-R15を200ccに排気量アップさせる動きが見られる。新開発の水冷200cc単気筒DOHCエンジンは、電子制御スロットルを採用するとの噂で、250ccクラス並のパワーと125ccクラス並の軽量コンパクトな車体を両立させるようだ。
公道走行可能な250ccオフロードが消滅して久しい国内市場にとって、この200ccクラスはまさにうってつけの存在となるだろう。実際、2025年3月から開催されたモーターサイクルショーでは「オフロードカスタマイズコンセプト」としてその一端が示されており、セロー200やWR200の登場に期待がかかる。発表は2025年〜2026年内と予想。
ASEANモデルのプレミアム化を推進するヤマハ 以前からスクープ情報をお届けしているとおり、WR155シリーズやYZF-R15などが200ccに進化して登場することになりそうだ。 国内のヤマハから公道[…]
3位:スズキ「GSX-8」丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
スズキのGSX-8シリーズにネオクラシック版の追加が検討されているという情報は、2025年2月の時点で掴んでいた当メディア。その時点では、共通の775cc並列2気筒エンジンを搭載し、丸目ヘッドライトやティアドロップタンクを備えた王道ジャパニーズネイキッドスタイルと予想していた。
モチーフはGS1000Sクーリーレプリカやインパルス系などが挙げられ、2025年秋のミラノショーでの発表、2026年モデルとしての登場を期待していたが、2025年7月にその存在が判明。新型モデル「GSX-8T」および「GSX-8TT」として、2025年夏頃より、欧州、北米を中心に世界各国で順次販売が開始されることとなった。
王道ネイキッドは相変わらず人気! スズキにも参入を熱望したい 共通の775cc並列2気筒を用い、ストリートファイターのGSX-8S、フルカウルのGSX-8R、アドベンチャーのVストローム800系を展開[…]
4位:スズキ、最高峰GSX-Rは850ccで復活の可能性
スズキの最高峰モデル、GSX-R1000/Rの復活とMotoGP復帰の機運が高まっている。現行モデルは排ガス規制で生産終了しているが、鈴木社長は「新規制に適応したスーパースポーツを市場に投入することが重要」と語り、次期EICMAに期待を持たせた。
これは単なるモデルチェンジに留まらず、2022年に撤退したMotoGPや世界耐久へのワークス復帰と連動していると見られている。社内レース部門の復活や、元MotoGP開発ライダー津田拓也選手の動向もその裏付けとなる。さらに、2027年のMotoGPが850cc化されることから、新型GSX-Rも850ccとなる可能性も浮上している。
いよいよスズキの大逆襲が始まるかもしれない! スズキを一躍、世界的メーカーに押し上げたカリスマ経営者、鈴木修氏が昨年の12月27日、94歳で死去し騒然となった。そんな年末に、海外二輪メディアのMCNが[…]
5位:ホンダV3エンジン+eターボ「RC-V3R」爆誕へ!!?
ホンダは、2024年秋のミラノショーで世界を驚かせた「電動過給機付きV型3気筒エンジン」搭載モデルの市販化に向け、開発を本格化させているようだ。二輪事業本部長が試乗済みであることを明かし、コンパクトかつパワフルな仕上がりと太鼓判を押している。
さらに、英国で「V3R」という商標が出願されたことが判明。この「R」の文字から、V3エンジンを搭載したスポーツモデルの登場は間違いなさそうだ。当メディアでは、この革新的なマシンが鈴鹿8耐のエクスペリメンタルクラスに参戦するロマンも描いている。
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
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