![[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ヤマハNMAX155(2018) 試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
中古車を選ぶ際、なかなか悩ましいのが何を持って完調の状態といえるかわからないこと。そこで役に立つのが、劣化や不具合のない新車当時の試乗レビューだ。自分が中古車を試乗して、それぞれの個体の状態を確かめる際の参考にしてみて。
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一)
ヤマハNMAX155試乗レビュー
この記事では、ヤマハの原付二種スクーターから、NMAX ABS(125)の2018年モデルについて紹介するぞ。 ※以下、2018年7月公開時の内容に基づく
【NMAX155ABS】ハイメカVVCを搭載、ABSを標準装備
フロアトンネルを持つボディデザインからも分かるように、PCX150と直接のライバルとなるのがヤマハのNMAX155だ。NMAX(125)の国内初登場は2016年で、2017年から155が追加された。
15psを発揮するエンジンは可変バルブVVCを採用。ホイール径は前後13インチで、ブレーキは前後ともにディスク。ABSを標準装備し、車重はPCX150より3kg軽い128kgだ。
NMAX155のフレームはPCX150と同じダブルクレードルと呼べるもので、高速での直進安定性は同等レベル。そして、ハンドリングについては乗り手が介在できる幅が広く、操縦次第で高い旋回力が引き出せる。どんな乗り方でもきちんと向きを変えるPCX150とは対照的で、たまにスポーティーな走りを楽しみたいならヤマハが合うだろう。
ブルーコアエンジンは、VVCのおかげかスロットルの開け始めから力強く、同じ15psを公称するPCX150よりもパワフルな印象。ブレーキは前後ともコントローラブルで、とくに不満は感じなかった。燃料タンク容量がPCX150よりも1.4L少なく、通勤通学ではこれがネックになりそうだ。
【YAMAHA NMAX155 ABS(2018model)】主要諸元■全長1955 全幅740 全高1115 軸距1350 シート高765(各mm) 車重128kg(装備) ■水冷4スト単気筒OHC4バルブ 155cc 15ps/8000rpm 1.4kg-m/6000rpm 変速機形式Vベルト式無段変速 燃料タンク容量6.6L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=110/70-13 R=130/70-13
十分なスポンジ厚を持つ2段シートは、新型PCXとほぼ同じ765mmというシート高を公称。ご覧のように両カカトが余裕で接地する。また、PCXと同様に足を前方に伸ばせることから、とくに巡航時はリラックスできる。ライダーの身長は175cm、体重は62kgだ。
液晶マルチファンクションメーターを採用。右のバーグラフは瞬間燃費で、平均燃費は下段に切り替えで表示される。オイルやVベルトの交換時期も分かる。
走りと環境性能を高次元で両立する155ccブルーコアエンジン。高効率燃焼を促進する可変バルブ機構VVAや、DiASilシリンダーなどを採用する。
ヤマハNMAX155の最新相場情報
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