
優れたクーリングシステムで高い快適性を実現したフルフェイスヘルメット「SHUMA(シューマ)」に、新たなグラフィックモデル「NIGHTER(ナイター)」が登場した。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:オージーケーカブト
先進の冷却機構を備えたフルフェイス
カブトの展開するフルフェイスヘルメット「SHUMA」最大の特長は、「ウルトラクールシステム」と称される独自の冷却機構だ。その秘密は風洞実験によって作り上げられた、フロントトリプルレイアウトのヘッドベンチレーションと、風が通り抜ける新感覚のフィッティング内装「HEXA-PAD」にある。
それはベンチレーションホールの配置からしても表れていて、走行時のヘルメットの角度に最適な向きになるように工夫がこらされている。新設計のチンベンチレーションは、エア導入を二手に分け、上方向へはシールドの曇りを軽減し、正面方向へは口元へダイレクトにエアを取り入れられるようになった。
ヘルメット内部への熱伝導を低減させる赤外線(IR)カットシールド「CF-1W UICシールド(UICクリア)」の標準採用も見逃せない。太陽光の赤外線(IR)で発生する日射熱による温度上昇を抑制する熱線遮蔽性能も確保している。
その効果は走行開始からわずか30秒ほどで涼しさを体感できることが実証されており、低速域からでも風を感じられるほどの涼しさを実現したほどだ。さらに「SHUMA」シリーズには、下記の多彩な機能も備えており、ライダーの使い勝手に配慮している。
- インナーパッド表地には、繊維上の細菌の増殖を抑制する、DEOFACTORの「制菌加工」を採用。DEOFACTORは制菌作用により、衣類や繊維製品に付着する有害物質を分解。
- インカムやカメラの取り付けを考慮し、専用の取り付けスペースとケーブルルートを設置。スピーカーなどからのコードもスマートな配線が可能だ
- Pinlock Original Insert Lens(別売)の装着が可能で、シールド上端までをカバーする100%MAX VISIONピンロックシートに対応。
- Kabuto独自の特許システムである「ウェイクスタビライザー PAT.」を搭載し、帽体付近の気流をコントロールし負荷を軽減。
- 使いやすい眼鏡対応チークパッド採用。新たな縫製パターンによりメガネやサングラスをよりスムーズに装着可能。
- 風の巻き込みを軽減する大型のウィンドシャッター(同梱品)を装備。
- ワンタッチで脱着、微調整が可能なマイクロラチェットバックルを採用。
- 帽体サイズは2シェル5サイズ展開で、効果的なパーツレイアウトとシェルデザインによりスタイリッシュでコンパクトな外観を実現。
- シールド裏面への吹き出し面積を拡大した新設計のブレスガードNo.9が同梱。
ダークな世界観の新グラフィック
そんなSHUMAに新グラフィックモデル「NIGHTER」が追加された。静寂の夜を支配するコウモリをモチーフにミステリアスでダークな世界観を表現しており、左右非対称のアシンメトリーデザインが、夜の静けさにひそむ力強さと存在感を際立たせている。カラーはフラットブラックゴールドとフラットブラックガンメタの2色が用意される。
高い空冷性能とスタイリッシュなデザインを両立させた「SHUMA NIGHTER」。価格は税4万円弱とお値打ちなのもうれしいモデルだ。
【kabuto SHUMA NIGHTER】フラットブラックゴールド
【kabuto SHUMA NIGHTER】フラットブラックガンメタ
Kabuto「SHUMA NIGHTER」製品概要
- 価格:3万6000円(税込 3万9600円)
- 発売時期:2025年6月中旬
- カラー:フラットブラックゴールド、フラットブラックガンメタ
- サイズ:XS(54-55cm)/S(55-56cm)/M(57-58cm)/L(59-60cm)/XL(61-62cm)
- 規格:JIS
- 標準シールド:CF-1W UICシールド(UICクリア)
- 同梱品:ウィンドシャッターNo.7、ブレスガードNo.9
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Kabuto)
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
ドゥカティを王者へと導くマシンを開発するピッロ選手のシグネチャーモデル 『F-17 Mips MICHELE PIRRO』は、MotoGPに参戦中の『ドゥカティ レノボ チーム』のテストライダーを務め[…]
ジョアン・ミル選手が今季着用中のシグネチャーモデルが登場! 『F-17 Mips JOAN MIR』は、’23年からレプソル・ホンダと契約してMotoGPを戦っているレーシングライダー、ジョアン・ミル[…]
8月上旬発売:Kabuto「AEROBLADE-6 ADACT」 軽量コンパクトなフルフェイスヘルメットで、99%の紫外線と74%赤外線を軽減する「UV&IRカットシールド」を装備する。これによってヘ[…]
コンセプトが異なる3種のフルフェイスにニューグラフィック登場 KabutoのフラッグシップであるF-17は、耐貫通性と衝撃吸収性を備える高強度複合素材帽体『A.C.T.-2』に、徹底した空力特性を加え[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
念願のWYVERNシリーズ最新作の登場だ! ついに復活を遂げて、新発売となったSHOEI「ワイバーンØ」。歴代ワイバーンシリーズを愛用してきた筆者としては、どんな進化を遂げたのが期待しかない。そこで、[…]
ISHINO SHOKAI Small John Jet(MAX-308) 商品概要 ISHINO SHOKAI(石野商会)の「Small John Jet」シリーズ(型式MAX-308)は、SG規格[…]
アイポートの広いフルフェイス:BULLITT CRF 1970年代のBELL STAR(ベル・スター)ヘルメットを彷彿とさせるクラシカルなデザインで、どんなバイクにもマッチするだろうスリムなシルエット[…]
クラシカルオフロードフルフェイスにシンプルなストライプ柄が新登場 EX-ZEROのニューグラフィックは、シンプルなストライプ柄だ。特徴的なのは左右非対称なことで、正面から見て左側には細いストライプが描[…]
バイクの疾走感を表現したレースムードにもあふれるグラフィック クラシカルな帽体形状を特徴とするフルフェイスヘルメット、Glamsterの新しいグラフィックは、バイクで走っているときの風をイメージした図[…]
人気記事ランキング(全体)
コンパクトで取り付けが簡単なスマートモニター タナックス(TANAX)の「スマートライドモニター AIO‑5 Play (SRS‑015)」は、本体サイズ78.8(H)×136.2(W)×26.8(D[…]
これぞCBだ! そう直感的に思えるライダーの視界 跨った瞬間に「CBだ!」と思えた。視界に入る燃料タンクの大きな面積や両腿の内側に感じる存在感、そして昔で言う“殿様乗り”が似合う大きくアップライトなラ[…]
X-ADVの兄弟車として欧州で販売される「フォルツァ750」 ホンダは欧州でフォルツァ750(FORZA 750)の2026年モデルを発表した。主要諸元に変更はなくカラーバリエーションの一部変更でイリ[…]
ヤマハ・ハンドリングのこだわりを400レプリカ路線へ融合! 1980年にRZ250をリリース、レプリカの時代に先鞭をつけたヤマハも、4ストのスポーツバイクXJ400系ではツーリングユースを前提とした、[…]
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
最新の投稿記事(全体)
父とB+COM SB6XRで会話しながらプチツーリング すっかり秋模様。なんなら執筆している今日は、最高気温が15度。朝から冷え切っていて、冬気分です。 自宅近くを走っているスクーターの方を見て、「わ[…]
KATANAというバイク 一昨年のこと、キリンと同じ年齢になったことをキッカケにKATANA乗りになったYです。 ノーマルでも十分乗り易いKATANAですが、各部をカスタムすることで、よりカタナ(GS[…]
エンジニアもバイクに乗る、それがボッシュの面白さ ボッシュが二輪車向けABSを世に出してから今年で30周年を迎えた。ボッシュといえばドイツのメーカーだが、バイク部門の開発拠点が日本の横浜にあることはご[…]
RZ250を上回る新テクノロジー満載! 1979年にホンダがリリースした、まさかの2ストローク50ccスポーツのMB50(広告なでの名称はMB-5)。 250ccやビッグバイクのスケールダウン・デザイ[…]
純正アクセサリー『オーディオマイクキット』を期間限定セール 20%OFF バイク用インカムのカテゴリーにおいて、高性能・高品質な製品を展開する Cardo Systemsは、ヘルメットを複数所有してい[…]
- 1
- 2






































