
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:スズキレーシングレポート
スズキは、8月1日(金)から3日(日)に三重県鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM 世界耐久選手権“コカ·コーラ” 鈴鹿8 時間耐久ロードレース 第46回大会」に参戦する「チームスズキCNチャレンジ」の参戦体制を発表した。
参戦するのは、昨年に引き続き、開発などを目的とした実験的クラス「エクスペリメンタルクラス」だ。
昨年は40%バイオ由来だった燃料を100%サステナブル燃料とし、そのほかにもさらなる環境負荷低減を目指したサステナブルアイテムを採用。チームスタッフはスズキ社員で構成する。
ライダーは、現ヨシムラSERT Motul のライダーであり昨年の鈴鹿8 時間耐久ロードレース
ではスズキCN チャレンジのライダーとして活躍したエティエンヌ・マッソン(Etienne Masson)選手、過去にはスズキMotoGPのテストライダーを務め、現在はスズキCNチャレンジの開発ライダーである津田 拓也(つだ たくや)選手を起用する。
なお、3名体制での参戦を予定しており、残りの1名は決定次第スズキホームページにて報告される予定だという。
スズキは、耐久レースの厳しい条件下での実走行を通した環境性能技術の開発加速という昨
同様の目的を持ちながら、環境負荷低減と性能をより高いレベルで両立させることを目指し、レース活動を通して得られる貴重なデータを検証することによって、今後の製品への技術フィードバックを推進していく。
チームディレクターの佐原伸一さんは、東京モーターサイクルショーでの発表時に「昨年以上の成績、もちろん勝利を目指して本気でやります。そうでなければ意味がないし、極限で開発するからこそ得られる知見もある」と語っており、技術開発だけでなくエキサイティングなレースという視点でも楽しめそうだ。
チームロゴ
Team SUZUKI CN CHALLENGE GSX-R1000R
「チームスズキCN チャレンジ」チーム体制
参戦車両:2025 チームスズキCN チャレンジGSX-R1000R
ゼッケン:#0
参戦クラス:エクスペリメンタルクラス
ライダー:
・エティエンヌ・マッソン 選手 Etienne Masson(フランス)
2020年 2024年 FIM世界耐久選手権チャンピオン、
2024年 チームスズキCNチャレンジで鈴鹿8時間耐久ロードレース8位
・津田 拓也 選手 Takuya Tsuda(日本)
2013年 2014年 鈴鹿8時間耐久ロードレース2位、2016年 同3位
2016年 全日本ロードレースJSB1000クラス 年間2位
・チームディレクター:佐原 伸一
・テクニカルマネージャー:田村 耕二
・クルーチーフ:今野 岳
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI] | レース)
大幅改良で復活のGSX-R1000R、ネオクラツインGSX-8T/8TT、モタードのDR-Z4SMにも触ってまたがれる! 開催中の鈴鹿8耐、GPスクエアのブースからスズキを紹介しよう! ヨシムラブース[…]
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
「GSX-R1000Rは、現行モデルが最後とは誰も言っていない」 2022シーズン末をもってMotoGPやEWC(世界耐久選手権)のワークス活動を終了したスズキは、レースグループも解体。もうスズキのワ[…]
MotoGP撤退のスズキが新カテゴリーで先陣 誰が言ったか「8耐は泣ける」。 鈴鹿を8時間走り切ったゴール後には各チームそれぞれの感動が交錯するが、チームスズキCNチャレンジのピットでも他に負けない歓[…]
またがりバイク展示やトークショー、グッズ販売など スズキは、鈴鹿8耐スペシャルサイトを随時更新。その中で、2024年7月19日(金)から21日(日)のレースウィークに出展されるスズキブースのコンテンツ[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
秋の浜松はスズキ祭り! 3つのミーティングが開催 2025年のスズキミーティングは、3つのモデルシリーズに焦点を当てて開催される。 9月7日(日) 「KATANA Meeting 2025」 会場:は[…]
発表と同時に発売! マットチタニウムカラーのアヴェニス125など新色×5種 スズキは欧州で、日本でいう原付二種に相当する125ccのスクーター×2車をカラーチェンジ。1車は2022年の現地登場以来(日[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州においてスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカラーが[…]
鈴鹿8耐スズキブースは未来への期待満載! 鈴鹿8耐会場、スズキブースがアツかった。GPスクエアのスズキブースには、なんと新型GSX-R1000Rを含む未発売モデルがズラリと並んだのだ。グローバル発表直[…]
フレームまで変わるモデルチェンジ、かつリヤキャリアを新装備してたったの+6600円 スズキは、グローバルで先行発表されていた新型「アドレス125」の国内導入を正式発表。基本スタイリングは継承しながら、[…]
人気記事ランキング(全体)
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター 欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様でプラザエディションとしてラインナップされる『メタリックインペ[…]
キャッチニッパー :作業後のゴミが減り掃除が楽になる、切れ端を飛ばさないキャッチ機能付き 配線や結束バンドを切断した際に切れ端が飛び散るのは仕方がないというのが一般的な常識に対して、一方の刃にプレート[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州においてスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカラーが[…]
仕事を通じてわかった、足を保護すること、足で確実に操作すること 今回は、乗車ブーツの話をします。バイクに乗る上で、重要な装備の一つとなるのが乗車ブーツです。バイクの装備といえばヘルメットやジャケット、[…]
最新の投稿記事(全体)
RH1250S スポーツスターS:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 121HPを発揮するレボリューションマックス1250Tエンジンをオールブラックにし、精悍さを強調するデザインとなった202[…]
世界の二輪市場にBSA復活を知らせる2台の新型車 BSAブランドが再び動き出したのは2016年。自動車や二輪車、物流や不動産など多角的に事業を展開するインド/マヒンドラ・グループが、新たに起ち上げたク[…]
夏場は100℃超えも珍しくないけれど… いまやバイクのエンジンは“水冷”が主流。安定した冷却性能によってエンジンパワーを確実に引き出すだけでなく、排出ガス/燃費/静粛性の面でも水冷の方が空冷より有利な[…]
400cc4気筒ブームの立役者、第3世代の直4を実現したカワサキの戦略 Z1/Z2系からZ650のザッパー系に続くカワサキ直4の第3弾がZ400FX。1980年代初頭に日本で巻き起こった空前のバイクブ[…]
秋の浜松はスズキ祭り! 3つのミーティングが開催 2025年のスズキミーティングは、3つのモデルシリーズに焦点を当てて開催される。 9月7日(日) 「KATANA Meeting 2025」 会場:は[…]
- 1
- 2