
ホンダは、公式サイトのプチリニューアルにより機種ラインナップの見せ方を変更。より検索しやすくなった。モデル末期の機種については従来通り「生産終了」の文字もあるが、このリニューアルのタイミングでCB400SF/SBが姿を消していたことが判明。こ、これはもしかして……?!
●文:ヤングマシン編集部 ●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
完全に消える? それとも復活する?
ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し、唯一無二の存在感を放っている。
しかし、ヤングマシン誌で既報のとおりホンダは次期ミドル直4を中国向けに開発中。2024年秋に中国で開催されたショーで、ホンダの実質的な二輪トップである加藤稔氏が公式にアナウンスしたのだ。詳細は明らかになっていないが、その際の映像にフルカウルスポーツが映し出されており、登場はまず間違いないと見られる。
現にホンダは「CBR400R FOUR」なる商標を2024年8月27日に出願。そして11月5日に「CBR500R FOUR」なる商標を出願している。「CBR」の名称からフルカウル、「FOUR」から4気筒であることは明白で、まずは中国で4気筒500ccのフルカウルスポーツが登場するのは確実。その400cc版が日本デビューすると予想される。
これをネイキッドにモディファイしたバージョンが「次期CB400」として登場するのは間違いないと見ていいだろう。
そして、この「次期CB400」および「CBR400R FOUR」を予感させる動きがあった。
ホンダが国内公式サイトをリニューアルし、これまで機種ラインナップの先頭に「生産終了」の文字付きで掲載されていたCB400スーパーフォア/スーパーボルドールがついに姿を消したのだ。
生産終了してから3年にもわたって掲載していたこと自体が異例であり、我々はこれを、4気筒400ccの存在感が消えてしまわないようにというホンダなりのメッセージだったのではと解釈していた。それが姿を消したのだから、いよいよ時が迫っているのでは……と考えたら邪推になってしまうだろうか? もちろん、完全に終了してしまうという見方もあるだろうが、冒頭にも記したように新しい4気筒500cc/400ccの登場はほぼ約束されたようなものだ。
これはザワつくなというほうが不自然といっていい。
中国発信の500ccが400cc二本立てに転生して上陸か
改めて次期CB400とCBR400R FOURの姿を占ってみよう。
エンジンは新開発の直列4気筒となるが、ZX-4Rのようにカリカリのスポーツではなく、従来のCB400SFや、過去の4気筒スポーツツアラー系のような万能キャラになると予想。最新技術のホンダEクラッチも搭載されると見られ、ライバルにはないイージー操作とスポーティな走りの両立が可能となるだろう。
そう遠くない時期に何らかの発表がある、と当WEBでは見ている。
ちなみに、1974年発売のCB400フォアが50周年を迎えたのは2024年だが、それは408cc仕様のハナシ。当時の中免で乗れた398cc仕様は1976年3月発売だったから、2025年発表→2026年の年明け発売なら、巡り合わせとしても悪くない。
というわけでお願いしますよ、ホンダさん!
4気筒を強調する商標が既にホンダから出願済み
ホンダが2024年、立て続けに「CBR400R FOUR」「CBR500R FOUR」の商標を出願していたことがわかった。ともに区分は『乗物』とされている。コイツは4気筒フルカウルスポーツとしか思えない!
HONDA 次期CB400/E-Clutch 予想CG
直4ミドルの永世名車であるCB400SFの後継はやはり登場すべき! CB-SFを進化させた最新デザインと電脳で復活するハズだ。 ●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
HONDA 次期CBR400R FOUR/E-Clutch 予想CG
コチラはフルカウル仕様。既に2気筒のCBR400Rが存在するため、デザインはより先鋭的なCBR250RR路線になると予想! ●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
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