
ホンダはマレーシアで、水冷エンジン搭載のSUVスクーター「ADV160」「ADV160スペシャルエディション」にニューカラーを設定し、全5色ラインナップとして発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
日本を含むアジア圏で人気のSUVスクーター
水冷4バルブのeSP+エンジンを搭載するアドベンチャー系SUVスクーター「ADV160」シリーズに新色が登場した。新たなカラーラインナップが発表されたのはマレーシア仕様で、スタンダードモデルは従来からあるホワイトを継続しつつ、新色のマットブラックとレッドを発表。特徴的なグラフィックや立体エンブレムがあしらわれたスペシャルエディションはマットグリーンを継続しつつ、新たにグレーが加えられた。
価格はSTDが1万3249リンギット(日本円換算約45万3000円)、スペシャルエディションが1万3549リンギット(約46万3000円)だ。
気になるのはこれらの新色が日本にも導入されるのかだが、これまで日本仕様のADV160はタイ生産のものが導入されていることから望み薄……。
ADV160はPCX160の兄弟車で、157cc(日本仕様は156ccと表記)のEnhanced Smart Power Plus (eSP+) エンジンを搭載。フレームの基本部分をPCX160と共有しつつ、SUVスクーターらしいスタイリングや足まわりなどが与えられている。
ホンダセレクタブルトルクコントロール (HSTC)、ABS、エマージェンシーストップシグナル(ESS)といった安全装備が充実するほか、USB充電ソケットや容量30Lのシート下ラゲッジボックス、多機能LCDメーター、高さ調整可能なウインドスクリーンなど実用性と快適性を高める装備も。日本仕様は2024年の軽二輪クラスでレブル250、PCX160に次ぐ販売台数を記録した人気車だ。
HONDA ADV160 / Special Edition[2025 Malaysia model]
主要諸元■全長1950 全幅763 全高1196-1270 軸距1324 最低地上高165 シート高780(各mm) 車重133kg■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 16ps/8500rpm 1.5kg-m/6500rpm 無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/80-14 R=130/70-13 ※諸元はマレーシア仕様
HONDA ADV160 Special Edition[2025 Malaysia model]Gray
HONDA ADV160 Special Edition[2025 Malaysia model]Matte Green
HONDA ADV160[2025 Malaysia model]Matte Black
HONDA ADV160[2025 Malaysia model]Red
HONDA ADV160[2025 Malaysia model]White
エンジンはEnhanced Smart Power+ (eSP+)と名付けられた水冷4バルブを搭載。ホンダセレクタブルトルクコントロール(HSTC=トラコンに相当)も備えている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型スクーター)
原付免許で乗れる“新しい区分の原付バイク”にHondaが4モデルを投入! 新たな排ガス規制の適用に伴い、2025年10月末をもってHondaの50cc車両は生産を終了しましたが、2025年4月1日に行[…]
Nプロジェクトを彷彿とさせる魅力的なデザイン スクエアX125最大の魅力は、その名の通り「スクエア(四角)」を体現した、垂直の箱型ボディだ。空気抵抗を減らすカウルを持つことが主流の現代のスクーターデザ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
ウインカーと統合したDRLがイカス! X-ADVは2017年モデルとして初登場し、アドベンチャーモデルとスクーターのハイブリッドという新しいコンセプトで瞬く間に人気モデルになった、ホンダ独自の大型バイ[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型軽二輪 [126〜250cc])
低中回転域の力強さとよく動くサスペンションが楽しい! CRF250ラリーは、ダカールラリーのワークスマシンをデザインモチーフとした異色の軽二輪アドベンチャー。車体にボリュームがあり、車重も開発ベースと[…]
抜群に上手い半クラッチ制御、しかも再現性は完璧 正直言って驚いた。兄弟車であるレブル250で先行してデビューしていた250ccクラスのHonda E-Clutch仕様だが、10月に発売されたCL250[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
共通の仕様変更はわずかだがその効果は想像以上だった 2017年4月に発売され、翌2018年から軽二輪クラスのベストセラー街道をばく進中なのが、ホンダのレブル250だ。今年は一部の仕様変更とともに、待望[…]
人気記事ランキング(全体)
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
4気筒CBR250との棲み分けでさらに長期モデル化の一途へ! ホンダが1982年5月にリリースしたVT250Fは、パワフルな2スト勢に対抗できる唯一の存在として瞬く間に10万台を突破するベストセラーと[…]
16か所発熱で走行中の冷えポイントを広くカバーする 冬の走行時にとくに冷えやすいのが、肩/背中/腹部などの体幹部である。本モデルは16か所にヒーターを内蔵しており、一般的な電熱ベストより発熱面積が広い[…]
16日間で211万着の「メディヒール」が物量攻勢で復活 ワークマンが展開するPBリカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」シリーズが、いま爆発的なヒットを記録している。2026年、秋冬商戦に[…]
最新の投稿記事(全体)
車体剛性を見極めるホンダ、V4を投入するヤマハ ホンダは終盤にやや盛り返した感もあったが、依然不安定だ。それでもシャシーはだいぶよくなった。恐らく車体剛性のカンを押さえることができてきて、剛性を落とす[…]
来年10月から首都高料金が1割値上げか? 12月24日、首都高速道路公団は来年10月から料金を改定(値上げ)する案を発表しました。 これは、今年の10月に設置された「首都高の持続可能な道路サービスに関[…]
美しく静かな4秒間 1990年くらいから、撮影の場をWGP(現MotoGP)からF1にシフトし始めた。F1撮影歴が100戦を超えた、1999年F1イタリアGPの予選でのことだ。ジョーダン・無限ホンダの[…]
〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用 負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量ア[…]
GSX-Rで培ったフラッグシップでもライダーに優しい高次元ハンドリングを追求! 1999年にデビューしたスズキGSX1300R HAYABUSAは、いまも最新世代がカタログにラインアップされるロングラ[…]
- 1
- 2























































