
2010年のデビュー以来、ベストセラーとなっている「PCX」。その歴史を振り返りたい。2021年モデルでは、約3年ぶりとなるフルモデルチェンジ。4バルブ化された新エンジンを改良されたフレームに搭載し、トラクションコントロールも獲得。リヤサスペンションの改良やシート下スペースの拡大を行い、スマートキーやUSBタイプC充電ソケットを新たに装備していた。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ホンダ
フルモデルチェンジで、乗りやすさ使いやすさともにアップ
2021年モデルが発売されたのは、2021年1月28日のこと。エンジンをはじめ、車体、外観と全面リニューアルし、4世代目に進化。
エンジンは新設計の水冷4ストロークSOHC4バルブで、排気量は据え置きの124ccだった。また、待望の前後ディスクブレーキ(従来は前ディスク/後ドラム)を採用するとともに、フロントのみ作動する1チャンネルABSを標準装備した。
さらに、スリップしやすい路面での安心感に寄与するホンダセレクタブルトルクコントロール(いわゆるトラクションコントロールシステム)を新採用。また、容量を28L→30Lへと拡大したシート下ラゲッジボックス内には、USBソケット(TYPE-C)を標準装備していた。
リヤディスクブレーキ新採用やUSBソケット追加などをしながらも、従来モデル比での価格上昇は最小限だったこともトピック。35万7500円という価格設定だった。
HONDA PCX[2021 model]
主要諸元■全長1935 全幅740 全高1105 軸距1315 シート高764(各mm) 車重132kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 12.5ps/8750rpm 1.2kg-m/6500rpm 無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/70-14 R=130/70-13 ●価格:35万7500円 ●色:灰、白、赤、黒、銀 ●発売日:2021年1月28日
【HONDA PCX[2021 model]】マットディムグレーメタリック
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