
2020年6月に、リバイバルシリーズの第3弾として発売されたホンダ「ハンターカブCT125」。以来、好調な新車販売台数を記録し続けているこの一台について、その変遷を歴代カラーリングとともに振り返ってみたい。2025年モデルでは、一部仕様が変更され、新色のベージュとグレーが追加。レッドは継続され、新たな3色バリエーションとなった。
●文:ヤングマシン編集部
ナチュラルカラーの「パールシュガーケーンベージュ」と「パールスモーキーグレー」を追加
「CT125ハンターカブ」の2025年モデルが発売されたのは、2024年12月12日のこと。新色はいずれもアースカラーをイメージしたようなベージュとグレーの落ち着いたトーンが特徴的だった。2024年モデルのターメリックイエローとマットアーマードシルバーメタリックは廃止。グローイングレッドのみ継続され、新色と合わせて全3色のラインナップとなった。
クロック&ギアポジションメーター ●本体価格:2万4420円 ※写真はモンキー125用
一部仕様変更については、エキゾーストパイプに装着したプロテクターの形状をこれまでのスリットタイプからパンチングタイプに、そしてバックミラーのボディ形状を変更(円形は踏襲)した。
また、自動遠心クラッチのモデルで嬉しいギヤ段数表示を可能にする純正アクセサリー「クロック&ギアポジションメーター」が追加されたのも朗報だった。
価格は3万3000円上昇して47万3000円に変更。主要諸元に出力等の変更はないが、WMTCモード燃費が63.7km/Lから66.9km/Lへと改善している点も注目ポイントだった。
HONDA CT125 HUNTER CUB[2025 model]
主要諸元 ■全長1965 全幅805 全高1085 軸距1260 最低地上高165 シート高800(各mm) 車重118kg(装備)■空冷4ストローク単気筒 SOHC2バルブ 123cc 9.1ps/6250rpm 1.1kg-m/4750rpm 変速機4段 燃料タンク容量5.4L ■ブレーキF=油圧式ディスク R=油圧式ディスク タイヤサイズF=80/90-17 R=80-90-17 ●価格:47万3000円 ●色:白茶、灰、赤 ●発売日:2024年12月12日
【HONDA CT125 HUNTER CUB[2025 model]】パールシュガーケーンベージュ
【HONDA CT125 HUNTER CUB[2025 model]】パールスモーキーグレー
参考:タイ仕様
タイでは日本よりも先行して、2024年9月に新色が発表。前モデルのイエローやオリーブ系グリーンは廃止され、アースカラーをイメージしたようなベージュとグレーが追加された。レッドのみ継続となり、日本と同様のカラーラインナップとなった。現地価格は、これまで同様の8万8900バーツ。値上がりがなかったのは、日本と異なるところだ。
HONDA CT125[2024 Thai model]Pearl Sugarcane Beige
HONDA CT125[2024 Thai model]Pearl Smoly Gray
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
カラーリングの変更で新4色ラインナップに 2019年型CBR250RRには、新たなカラーリングが追加された。それが、色鮮やかな「グランプリレッド」と、グランプリレッドに躍動感のあるブルーストライプを配[…]
スロットルバイワイヤでさらに進化 オーバーリッタークラスのフラッグシップネイキッド「CB1300 SUPER FOUR」「CB1300 SUPER BOL D’OR」および各々のSP、すべてのラインナ[…]
2ストローク90ccの「CO-29」は、キーレスにポップアップスクリーン採用 1988年に劇場版「AKIRA」が公開された翌年、1989年8月にウェルカムプラザ青山で「MOVE HONDA MOTOR[…]
オーディナリーホワイトとアーティザンレッドの組み合わせ カブハウスのSNSでスーパーカブC125の新色が公開された。詳細は記されていないが、1958年以来の“Sシェイプ”デザインに新たなカラーデュオを[…]
CB1300シリーズに「ファイナルエディション」が登場! 1992年に生まれたCB1000 SUPER FOURから始まり、Honda「PROJECT BIG-1」を現代にまで継承してきた「CB130[…]
最新の関連記事(CT125ハンターカブ)
“ターメリックイエロー”爆誕ッ!! CT125ハンターカブの2024年モデルが発売されたのは、2023年12月14日のこと。新色の「ターメリックイエロー」が追加された。ホンダいわく“市街地や郊外で映え[…]
“ホンダを穿く”プロジェクト 第2弾 そして見逃せないのは、ホンダ×児島ジーンズ×オーヴァーレーシングという豪華な顔ぶれによる、今回限りのトリプルコラボTシャツだ。モチーフはCT125ハンターカブで、[…]
新エンジン搭載で3.4%パワーアップ、2kgの軽量化も達成 ホンダが2023年モデルの「CT125ハンターカブ」を発売したのは、2022年12月のこと。グロムからはじまり、スーパーカブC125、モンキ[…]
新色はパールオーガニックグリーン アップマフラーに大型リヤキャリア、前後スポークホイール、スチール製フェンダー、そしてアンダーガードなど、アウトドアレジャーに対応した装備の数々を採用するCT125ハン[…]
レッドとベージュの2色展開 ホンダが昨年達成した生産累計4億台のうち、1億台以上はスーパーカブ系。そのシリーズ中で究極のアウトドアマシンとして支持されていた“ハンターカブ”が8年ぶりに復活を遂げた。エ[…]
人気記事ランキング(全体)
ツーリングだと腰より肩のほうがカーブで効くと思いがち、でも大きくアクションするほど不確実(遅れる)になるので要注意! ツーリング先のワインディングで、腰を落としたりズラして攻めるのはリスキーでやらない[…]
バニャイアの武器を早くも体得してしまったマルケス兄 恐るべし、マルク・マルケス……。’25MotoGP開幕戦・タイGPを見て、ワタシは唖然としてしまった。マルケスがここまで圧倒的な余裕を見せつけるとは[…]
2025年2月6日改訂 125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)[…]
ダーク系カラーに異なる差し色 カワサキモータースジャパンは、ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツ「ニンジャ400」の2025[…]
ラムエア加圧時は49psの4気筒エンジン、オートブリッパー付きクイックシフターも装備 カワサキのニンジャZX-25R SEは、2023年モデルで令和2年排出ガス規制に適合しながら、最高出力&最大トルク[…]
最新の投稿記事(全体)
カラーリングの変更で新4色ラインナップに 2019年型CBR250RRには、新たなカラーリングが追加された。それが、色鮮やかな「グランプリレッド」と、グランプリレッドに躍動感のあるブルーストライプを配[…]
ナチュラルカラーの「パールシュガーケーンベージュ」と「パールスモーキーグレー」を追加 「CT125ハンターカブ」の2025年モデルが発売されたのは、2024年12月12日のこと。新色はいずれもアースカ[…]
日本のハイオクは海外ではレギュラー!? オートバイに限らずクルマでも輸入車はほぼすべてハイオク指定。世界に誇る高性能な日本車は、基本的にレギュラーガソリンの給油で事足りる。 そういうところが日本の技術[…]
目指すはボンネビルの最高速度記録! 前回はエンジンブローで力尽きたが…… 2024年4月の名古屋モーターサイクルショーで初お披露目されたトリックスター「ZX-4ターボ」は、2024年11月に日本自動車[…]
249cc/26psのスポーティな油冷単気筒エンジンを搭載 スズキは、油冷シングルのフルカウルスポーツモデル「ジクサーSF250」にニューカラーを設定し、2025年モデルとして3月25日に発売する。マ[…]
- 1
- 2