「オシャレで乗りやすい」初心者にもおすすめの、普通二輪免許で乗れるアメリカンバイク5選【2025年2月版】

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新しいバイクを購入するならオフシーズンの今がチャンス?! ということで、現行型の中からシート高が低くビギナーでも運転しやすいアメリカンタイプモデルを選んでみた。カラーやスタイリングを含めて趣味性も高いため、乗っているだけでオシャレに見えるかも?! ツーリング本番を迎える春の前に、楽しいバイクライフの参考にしてほしい。


●文:ヤングマシン編集部

そもそも”アメリカン”バイクとは?

一般にクルーザーとも呼ぶが、車体の重心やシート高が低く、長い直線をゆったり走るのに適した設計のバイク。ハーレーダビッドソンなどのアメリカ車に代表されることから、アメリカンと呼ばれている。

シート高が低いため比較的、女性や年配の方も安心して乗ることができる。またエンジンはトルク重視で比較的低回転寄りに作られていることも多い。そこまで神経質にならず、初心者でも操りやすいのが特徴だ。

今回は排気量400ccまでの、普通二輪免許で乗ることができる5台をピックアップした。さっそく見ていこう!

カワサキ エリミネーター/SE/プラザエディション

写真はスタンダード。カラーはメタリックフラットスパークブラック。

小型二輪クラス(排気量251〜400cc)において、2024年の販売ランキングで首位を獲得。インスタグラムなどで愛車投稿を目にすることも少なくない人気モデルだ。

398cc水冷並列2気筒エンジンはニンジャ400/Z400と共通で、クルーザースタイルながらネイキッド的な走りをみせ、スポーティーな走行も楽しめる。

上級版のSEは、初期のエリミネーター400SEを思わせるヘッドライトカウルを装備。

さらに2025年モデルとしてプラザエディションがラインナップに加わった。2色の専用カラーが用意され、SE同様ドライブレコーダーとUSB電源ソケットを備えている。

【主要諸元】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.8kg-m/8000rpm ■176【178】[177]kg シート高735mm 12L ■タイヤF=130/70-18 R=150/80-16 ●価格:81万4000円【91万3000円 】[86万9000円] ※【】はSE、[]はプラザエディション

SE。カラーはファントムブルー/エボニー。

SE。カラーはメタリックフラットスパークブラック/メタリックマットダークグリーン。

プラザエディション。カラーはパールサンドカーキ。

プラザエディション。カラーはパールストームグレー。

ホンダ レブル250/Eクラッチ/SエディションEクラッチ

スタンダード。カラーはマットディムグレーメタリック。

軽二輪クラス(排気量126〜250cc)において、7年連続でトップセールスを続けるライトクルーザー。

ナロースタイルのフレームボディー、4眼インナーレンズ式ヘッドライト、オールブラックの足まわりなどが圧倒的な存在感を放つ。

また単気筒エンジンは最大トルクを低回転で発生する設定で、街乗りや高速道路のクルーズまで扱いやすいと定評がある。

なおSエディションはヘッドライトカウル、フォークブーツ&カバー、ワディングシートといった純正アクセサリーを標準装備。

さらに3月13日、待望のEクラッチ搭載仕様が発売となる。

Eクラッチは、発進〜変速〜停止のあらゆる場面でクラッチを自動制御してくれる、新世代の自動クラッチ機構。

難しい半クラッチ操作などをライダーに代わって行うほか(シフトペダルの操作は必要)、従来のクイックシフター的制御も手伝い、とても素早くスムーズな変速も可能となっている。

クラッチレバーが残されており、ライダーがいつでも(マニュアル車と同じように)手動操作で介入できるのもうれしい特徴だ。

【主要諸元】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 26ps/9500rpm 2.2kg-m/6500rpm ■171【174】[175]kg シート高690mm 11L ■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:63万8000円【69万3000円】[73万1500円] ※【】はEクラッチ、[]はSエディションEクラッチ

Eクラッチ仕様。カラーはマットガンパウダーブラックメタリック。

Eクラッチ仕様。カラーはマットフレスコブラウン。

SエディションEクラッチ。カラーはパールシャイニングブラック。

SエディションEクラッチ。カラーはパールカデットグレー。

ロイヤルエンフィールド メテオ350

オーロラグレードでカラーはグリーン。

ロイヤルエンフィールドは1901年にイギリスで創業、現在はインドを拠点に生産を続けるメーカーだ。英国由来のスタイリッシュなデザインが特徴的である。

そのうちメテオ350は、2021年デビューの空冷シングルクルーザーだ。ロングストローク設定のエンジンによる味わい深い走りや、長時間のライディングでも疲れにくいシートや車体特性など、快適性は満点。

φ41mmフォークやイニシャル調整できるRツインサスで脚を固める。2024年にLEDヘッドライトなどが追加された。

レトロな雰囲気のデジアナログ式メーターは、Googleマップと連動して簡易ナビを表示可能なトリッパーナビ機能を装備している。

【主要諸元】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 349cc 20.2ps/6100rpm 2.75kg-m/4000rpm ■191kg シート高765mm 15L ■タイヤサイズF=100/90-19 R=140/70-17 ●価格:71万6000円〜74万3600円

オーロラグレードでカラーはブルー。

オーロラグレードでカラーはブラック。

ステラグレードでカラーはブラック。

ファイヤボールグレードでカラーはレッド。

ファイヤボールグレードでカラーはブラック。この他ファイヤボールのブルー、マットグリーン、スーパーノヴァのレッドをラインナップ。

ベネリ レオンチーノボバー400

カラーはデザートタン。

イタリアで1911年に誕生し、現在は中国QJグループの傘下にあるベネリは、Designed in Italyの個性的なモデルをラインナップすることで知られている。

そんなベネリがEICMA 2024で発表したのが、ボバースタイルのストリートクルーザー、レオンチーノボバー400だ。

排気量は日本の免許制度にバッチリ合う384.5ccで、しかも国産車の国内向けモデルでは絶滅してしまった“普通二輪免許で運転できるV型2気筒”である。

水冷のV型2気筒SOHC4バルブエンジンは、挟み角60度を採用。60×68mmのロングストローク設定で、アルミ鋳造シリンダーや径29mmスロットルボディ、触媒+3つのO2センサーなども搭載。6速トランスミッションにベルトドライブが組み合わされる。

ベネリ輸入元のプロトとしては、状況が整い次第すぐにでも国内導入できるよう前向きに検討中とのこと。続報を待とう。

【主要諸元】■水冷4ストV型2気筒 384.5cc 35.4ps/8000rpm 3.67kg-m/4500rpm ■180kg シート高730mm 15L ■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:未発表

カラーはミッドナイトブラック。

ヒョースン GV250S/125S ボバー

GV250S ボバー。カラーはマットブラック。

水冷60度Vツインエンジンを搭載する韓流クルーザーで、シート高は710mmとなっている。

車体がスリムで、フラットハンドルとミッドコントロールのステップ位置なども含めて足着きにはかなり有利な構成といえそうだ。

250Sに加え、受注生産で300Sを用意するほか、扱いやすい125Sもラインナップ。こちらは2色展開となる。

【主要諸元】■水冷4ストV型2気筒SOHC4バルブ 248.4cc 25.6ps/9500rpm 2.04kg-m/7000rpm ■172kg シート高710mm 12.5L ■タイヤサイズF=120/80-16 R=150/80-15 ●価格:64万3500円 ※諸元は250S

GV125S ボバー。カラーはウルフグレー。

GV125S ボバー。カラーはマットブラック。アイボリーホワイトとブライトブラックは完売に。

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