
ホンダは、大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーの出展概要を発表。ワールドプレミア/ジャパンプレミアを含む出展車両が明らかにされた。画像が初公開されたのは、CB1300スーパーフォアSPファイナルエディションと、CBR900RRファイアーブレード(1992年)のカラーリングを模した最新CBR250RRだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:Hondaモーターサイクルショー2025 特設サイト
EICMA初公開のコンセプトモデルから世界初公開の初代オマージュ仕様まで
ホンダは、「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」「第4回 名古屋モーターサイクルショー」のHondaブースに出展する概要について発表した。さまざまなカテゴリーのバイクのほか、ライディングギアの展示やトークショーなどステージコンテンツも充実する。
なかでも注目なのは、やはり世界初公開となるCB1300スーパーフォアSPファイナルエディションと、1993年型の初代CBR900RRファイアーブレードの車体色をオマージュしたCBR250RRの新色だろう。
CB1300スーパーフォアSPファイナルエディションについては、その存在が噂され始めた頃から1992年登場の初代CB1000スーパーフォアをオマージュしたカラーリングになると予想されてきたが、2月14日にティーザーサイトが公開され、『ビッグワン』にこだわったディテールがチラ見せされた。
今回配布の公式画像では全体像が明らかになり、初代の引き締まったカラーリングを再現しながら、オーリンズ&ブレンボで輝く足まわりがアクセントになっていることがよくわかる。
CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition(ワールドプレミア)──1992年に発売した初代「CB1000 SUPER FOUR」をイメージしたカラーリングを採用。
以下、写真を見て判別できる範囲で解説したい。
詳細については未発表だが、ファイナルエディションはスタンダード仕様(サスペンションはショーワ、ブレーキはニッシンだろう)およびスーパーボルドール系STD/SPと合わせて近日中にも正式リリースが予想される。
これに続くのは、1992年の初代CBR900RRファイアーブレードをオマージュした新色のCBR250RRだ。こちらは当時流行していたブラッシュパターンをイメージさせるグラフィックに、鮮やかな赤と紫のグラデーションを用いているのが特徴だ。翌1993年12月に国内発売されたCBR400RRなども同様のカラーリングだった(1992年4月発売モデルも似たカラーだったが色味の配分は1993年モデルのほうがより近い)ので、ベテラン勢は懐かしく感じるのでは?
CBR250RR(新色設定)
さらに、50周年記念サイトが公開されたゴールドウイングの50周年アニバーサリー仕様も本邦初公開。すでに北米&欧州で正式発表されているが、日本のファンに向けてついに実車が公開される。
Gold Wing・50th Anniversary(ジャパンプレミア)──大型ツアラーGold Wingをベースに、初代モデルGL1000(1975年)の発売50周年を記念し、特別なカラーリングを施したモデル。
電動過給機付きV型3気筒エンジンに痺れろ!
EICMAで話題沸騰だったV型3気筒エンジンのコンセプトモデルが日本初公開に。水冷75度V型3気筒エンジンを搭載した車体はあくまでもコンセプトモデルのためのものだが、どんなマシンになるか実物を前に予想してみてほしい。
このほかEV Funコンセプト、参考出品車としてCUV e:、市販車としてCB1000ホーネット/CB750ホーネット、レブル250 E-Clutchなどが出展されるのは既報の通り。
加えて、競技用車両のRC213V、CR ELECTRIC PROTO、RTL ELECTRICがホンダパワーを誇示する予定だ。
【電動過給機付きV型3気筒エンジン】二輪車用として世界初の電動過給機を採用した、水冷75度V型3気筒エンジンのコンセプトモデル。
【EV Fun Concept】ミドルクラスの内燃機関モーターサイクルに匹敵する性能を持たせた、Honda電動スポーツのコンセプトモデル。
【REBEL 250 S Edition E-Clutch】正式発表済み。大人気モデルがマイナーチェンジするとともにEクラッチ搭載仕様が追加された。
【CB750 HORNET】正式発表済み。欧州で先行販売されていたが、マイナーチェンジとともに日本にも投入決定。
【CB1000 HORNET SP】発売済み。SC77の4気筒エンジンを搭載すたスポーツネイキッドだ。
【CUV e:】日本への導入を予定している、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を2個搭載した、原付二種クラスの電動二輪パーソナルコミューター。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
北米レブル300にEクラッチ仕様が登場 ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載[…]
スーパーカブ110はオレンジを廃止、クロスカブ110には新色×2を追加 ホンダは、「スーパーカブ110」「スーパーカブ110 プロ」「クロスカブ110」「クロスカブ110・くまモン バージョン」を価格[…]
1300ccのX4エンジンで排気量アップ、冷却フィンがついて2本マフラーの出立ちに! 1992年、ホンダはCB1000 SUPER FOUR、別名「BIG-1」で水冷でノッペリしたシリンダー外観のビッ[…]
3.7kWのパワートレインに14インチホイールやコンビブレーキを組み合わせる ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民の足を担っ[…]
前輪にディスクブレーキ+ABSを採用、前後キャストホイールなど通常版110に準じた装備 ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民[…]
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
世界初公開の2機種はいずれもモーターサイクル カワサキが発表したジャパンモビリティショー2025出展モデルで確定しているのは、日本初公開となる「Z1100 SE」、スーパーチャージドエンジンを搭載した[…]
ヤマハブースは東京ビッグサイトの東5ホール! ヤマハブースでは世界初公開のワールドプレミア×5モデルを含むモーターサイクルや電動コミューター、eBike(電動アシスト自転車)などを出展する。また、楽器[…]
出展テーマは「By Your Side」 スズキは、2025 年10 月30 日から11 月9 日まで、東京ビッグサイトで開催されるJapan Mobility Show 2025 (ジャパンモビリテ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
東京ビッグサイトのような会場が熱気に包まれる 日本のお隣であり、スクーターが一大人気を誇ることでも知られる台湾にて例年開催されている「台湾モーターサイクルショー」を取材してきたのでレポートをお届けした[…]
人気記事ランキング(全体)
世界初公開の2機種はいずれもモーターサイクル カワサキが発表したジャパンモビリティショー2025出展モデルで確定しているのは、日本初公開となる「Z1100 SE」、スーパーチャージドエンジンを搭載した[…]
電子制御CVTにより街乗りもスポーティ走りも思いのまま! ヤマハは、インドネシアや日本に続いて新型スクーター「NMAX155」を欧州市場に投入する。これまでNMAX125のみラインナップ(一部地域では[…]
ENGINE:世界最速を目指してたどり着いた型式 ヤマハやスズキのような“専業メーカー”ではなかったけれど、’54年から2輪事業への参入を開始したカワサキは、基本的に2ストロークを得意とするメーカーだ[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
重点的な交通取締り場所は決まっている 安全運転を心がけていても、パトカーや白バイの姿を目にすると、必要以上にドキッとしたり、速度メーターを確認したりするといった経験がある、ドライバーやライダーは少なく[…]
最新の投稿記事(全体)
バイクバッテリー上がりの原因とは? エンジン始動時のセルモーター駆動やヘッドライトの常時点灯、ABS制御、デジタルメーターなど、バイクは高性能化するにつれてバッテリーの負担がどんどん増加していきます。[…]
北米レブル300にEクラッチ仕様が登場 ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載[…]
兄貴分とは一線を画す軽さと扱いやすさ ’72/’73年にZ1/2を世に送り出した直後から、カワサキは新時代の4ストモデルとして、コミューターの400RS、W1系の資質を受け継ぐZ750ツイン、Z1/2[…]
スーパーカブ110はオレンジを廃止、クロスカブ110には新色×2を追加 ホンダは、「スーパーカブ110」「スーパーカブ110 プロ」「クロスカブ110」「クロスカブ110・くまモン バージョン」を価格[…]
1300ccのX4エンジンで排気量アップ、冷却フィンがついて2本マフラーの出立ちに! 1992年、ホンダはCB1000 SUPER FOUR、別名「BIG-1」で水冷でノッペリしたシリンダー外観のビッ[…]
- 1
- 2