
カワサキ「Z900RS」が東京モーターショーで世界初公開されたのは2017年秋、つまり今から約7年前だ。この機に歴代のカラーリングを振り返ってみたい。Z900RSの2023年モデルは2022年モデルのシックなストライプ×2色を継続採用。上級仕様のSEも、イエローボールカラーのままだった。
●文:ヤングマシン編集部
シックなストライプ×2色を継続採用
カワサキモータースジャパンは2023年モデルの「Z900RS」を発表。2017年の登場以来、大型二輪の販売台数ランキングを連覇し続けているZ900RSだけに、大きな変更はせず現在の形のまま令和2年排出ガス規制に適合させ、カラーリングは前年度モデルを踏襲した。海外で発表された、Z1100スペクターをオマージュした赤×黒の国内導入は見送られた形だ。
Z900RSは、4気筒ストリートファイターのZ900をベースに、往年のZ1/Z2をオマージュしたスタイリングを再現した、押しも押されもせぬ大人気ネオクラシック。2段階に調整可能なカワサキトラクションコントロールシステム(KTRC)を備え、ツーリングに便利なETC2.0車載器キット、ヘルメットロックを標準装備する。
Z1/Z2をイメージしたティアドロップ型の燃料タンクは容量17Lで、砲弾型2連メーターと丸型LEDヘッドライト、リラックスしたポジションのアップハンドルなどが、現代のカワサキファンも受け入れる佇まいをつくり上げた。スポークホイールをイメージさせる専用キャストホイールも美しい。
2023年モデルでは、前述の新排出ガス規制適合のほか、カワサキケアモデルにも設定された。これにより、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けることができる。
2022年9月10日に全国のカワサキプラザ店で発売され、価格は4万4000円上昇して143万円(カワサキケア含む)となった。
KAWASAKI Z900RS[2023 model]
主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:143万円 ●色:青、黒 ●発売日:2022年9月10日
KAWASAKI Z900RS[2023 model]キャンディトーンブルー
KAWASAKI Z900RS[2023 model]メタリックディアブロブラック
KAWASAKI Z900RS SE[2023 model]
主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高140 シート高810(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:165万円 ●色:黒×黄 ●発売日:2022年9月10日
KAWASAKI Z900RS SE[2023 model]メタリックディアブロブラック(継続色)
KAWASAKI Z900RS CAFE[2023 model]
主要諸元■全長2100 全幅845 全高1190 軸距1470 最低地上高130 シート高820(各mm) 車重217kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:146万3000円 ●色:黒 ●発売日:2022年9月10日
KAWASAKI Z900RS CAFE[2023 model]メタリックディアブロブラック
参考:欧州/北米仕様
Z900RSの欧州仕様はシート高835mmのハイシートを標準装備している。日本仕様にはない、1982年登場のZ1100スペクター/Z750スペクターモチーフのカラーがSTDには設定されていた。
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