SHOEIは、優れた利便性と快適性で好評のシステムヘルメット『NEOTEC3(ネオテック スリー)』に、新たなグラフィックモデル『FRAGMENTS(フラグメンツ)』を追加する。発売予定は2025年3月となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック
ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。鋭利な直線を幾重にも交差することでさまざまな大きさ、かたちの多角形を作り出しており、フラグメンツの名のとおり欠片や断片の数々が美しい模様を描いている。
シールドおよびフェイスカバーのピボットの上部には、グレーのラインで立方体を描いたような文様が描かれ、グラフィックに深みを与えている。
カラーパターンは、ブルー×ブラックの1色のみとなっている。
システムヘルメットは、フェイスカバーをフリップアップするとジェットヘルメットのような形状となるため、街乗りやツーリングでの買い物や休憩時に重宝する。ネオテック3は、フェイスカバーの可動部をシームレス化して開閉動作をスムーズにしただけでなく、フェイスカバーとヘルメット帽体と接合部の段差が少ないフラッシュサーフェス構造になっている。これは防風性と静粛性の向上にも貢献している。
新登場するフラグメンツは、グラフィックパターンをフェイスカバー接合面に合わせたデザインとしているので、一見しただけではシステムヘルメットではなくフルフェイスヘルメットに見えるのも特徴だ。
ネオテック3のフェイスカバーは、開放時の固定位置を2段階から選べるのも特徴だ。さらに、可動部の回転軸は偏心構造で、これによって全閉時の密閉性が高く、防風性と静粛性向上に貢献している。ロック機構には金属パーツを用い、転倒や衝突による強い衝撃時もフェイスカバーが開きにくく、優れた安全性を確保している。
内装システムは吸汗速乾性に優れ、走行風の侵入を軽減するほか、頬に当たるチークパッド面積が広いため柔らかな被り心地をもたらす。着用時のフィット性ををさらに高めたいなら、オプションのサイズ調整用パッドを使えば、より適切に安全性を高められる。
インカムをスマートに装着できる「SHOEI COMLINK(ショウエイ コムリンク)」は、SENA製SRL3、サインハウス製B+COM SX1に対応している。
フルフェイスとジェットのメリットを併せ持つシステムヘルメットの利便性と快適性は、ビギナーからベテランまで納得のヘルメットで、SHOEIならではのたしかな作りと安全性でよりいっそう際立っている。
SHOEI NEOTEC3 FRAGMENTS
●価格:9万1300円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)、XXXL(65cm) ●色:青×黒(TC-2) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、スペア防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2025年3月発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
アグレッシブで戦闘的なデザインのグラフィックがジェットタイプに登場 ジェットヘルメットのグラフィックは比較的おとなしめのものが多いが、SHOEIの最新ジェットヘルメットは、イエローとオレンジとレッドの[…]
ひと味異なる表情あるグレーでカラーラインナップがさらに充実 GT-Air3に登場する新色のチョークグレーは、明るめの色合いで、グレーといっても表情のある色味が特徴だ。バイクやウエアのカラーを問わず合わ[…]
1990年代初めに現在まで続くシリーズモデルが続々と誕生 また、1990年代初めには四輪用ヘルメット・X-Fourを発売し、同時に何人ものFIドライバーとも契約を交わす。アラン・プロスト、ジャン・アレ[…]
旅館の一室でFRP製ヘルメットを手探りで作り始めた 東京・新橋で経営していた旅館の一室で、創業者の鎌田栄太郎がFRP製ヘルメットの製作をはじめたのが今日のSHOEIのはじまりだ。 その旅館はホンダの社[…]
バイクのスピード感をイメージさせる象徴的なグラフィックモデル登場 ネオテック3のグラフィックモデル第3弾となるアンセムは、バイクを走らせているときに感じる風を思わせる、スピード感ある模様が特徴だ。ブラ[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
アグレッシブで戦闘的なデザインのグラフィックがジェットタイプに登場 ジェットヘルメットのグラフィックは比較的おとなしめのものが多いが、SHOEIの最新ジェットヘルメットは、イエローとオレンジとレッドの[…]
ひと味異なる表情あるグレーでカラーラインナップがさらに充実 GT-Air3に登場する新色のチョークグレーは、明るめの色合いで、グレーといっても表情のある色味が特徴だ。バイクやウエアのカラーを問わず合わ[…]
アライヘルメット ツアークロスV <インカムの取り付け> アストロGX で使っているインカム「B+COM TALK」をツアークロスV でも使えるようにした。オプションのスピーカーユニットとワイヤーマイ[…]
1990年代初めに現在まで続くシリーズモデルが続々と誕生 また、1990年代初めには四輪用ヘルメット・X-Fourを発売し、同時に何人ものFIドライバーとも契約を交わす。アラン・プロスト、ジャン・アレ[…]
旅館の一室でFRP製ヘルメットを手探りで作り始めた 東京・新橋で経営していた旅館の一室で、創業者の鎌田栄太郎がFRP製ヘルメットの製作をはじめたのが今日のSHOEIのはじまりだ。 その旅館はホンダの社[…]
人気記事ランキング(全体)
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
CT125ハンターカブ+ウエディ ディテール解説 車体はベースがハンターカブということもあって意外にコンパクト。車名の「Uedi」は“一緒に楽しく出かけよう”というイタリア語の文章の頭文字に由来する。[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。[…]
アグレッシブで戦闘的なデザインのグラフィックがジェットタイプに登場 ジェットヘルメットのグラフィックは比較的おとなしめのものが多いが、SHOEIの最新ジェットヘルメットは、イエローとオレンジとレッドの[…]
ひと味異なる表情あるグレーでカラーラインナップがさらに充実 GT-Air3に登場する新色のチョークグレーは、明るめの色合いで、グレーといっても表情のある色味が特徴だ。バイクやウエアのカラーを問わず合わ[…]
1位:【2024年5月版】125ccスクーターおすすめ11選! 125ccスクーターに関する魅力とおすすめモデルを伝えた、5月の記事が1位。原付二種(51~125cc)クラスのスクーターは、手軽なサイ[…]
50ccスクーターでバイクいじりを楽しむ 女性向けやビジネス向け、スポーツモデルからハイグレードタイプまで、かつては原付免許を取得したライダーが一度は所有したことがあったのが50ccスクーターだった。[…]
- 1
- 2