ホンダはインドネシアで新型「PCX160」を発表した。欧州EICMA 2024で初公開された新型PCX125と同様のモデルチェンジで、いずれ日本仕様が登場するのは確実だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
最上位グレードは最新Honda RoadSync対応の液晶メーターを採用
ホンダがインドネシアで新型「PCX160」を発表。排気量以外はEICMA 2024で発表された新型PCX125と同様のモデルチェンジ内容で、インドネシアならではのABS仕様/CBS仕様の2グレードに加え、Honda RoadSync対応グレードも別途用意される。
現行モデルは日本の軽二輪(126~250cc)クラスで兄弟車のADV160とともにスクーターとしてはクラス最上位に君臨し、断トツのレブル250に追随する。
そんなPCX160だけに、現在を牙城を死守すべく商品性をしっかりと高めたモデルチェンジとなっている。
エンジンは、欧州仕様PCX125がユーロ5+に適合したものの、インドネシア仕様PCX160ではユーロ3を継承している模様。外装デザインはボディワークが一新されるとともに、NT1100/X-ADVらを思わせる眼光とポジションライト一体型のLEDウインカーを獲得した。
また、最上位グレードはHonda RoadSync対応の5インチTFTフルカラーディスプレイを新採用しており、これに合わせて4方向トグルスイッチを備えたマルチファンクションスイッチボックスを装備。ハイビームによるパッシングのためのスイッチも併設された。また、同グレードにはリザーバータンク付きリヤショックを奢る。
この5インチTFTディスプレイは、ホンダロードシンクのシームレスなiOS/Androidスマートフォン接続が可能であり、左ハンドルバーの新しいバックライト付き4方向トグルスイッチで画面上のターンバイターンナビゲーションを簡単に操作できるほか、別途Bluetooth接続したヘッドセットなどで電話をかけたり音楽を聴いたりすることもできる。
一方でスマートキーシステムはグレードを問わず採用。リヤディスクブレーキも標準装備だ。
日本に導入される仕様はこの最上位グレードに近いものになる可能性が高そうだが、続報を待ちたい。
このほか、容量30Lのシート下スペースやUSB-C充電ソケット、電子制御ホンダセレクタブルトルクコントロール(トラコン)、容量8.1Lの燃料タンクや45km/Lといったスペックが謳われている。
HONDA PCX160[2025 Indonesia model]
主要諸元■全長1936 全幅742 全高1123 軸距1313 シート高764(各mm) 車重132~133kg■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 156.9cc 16ps/8500rpm 1.5kg-m/6500rpm Vベルト無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/70-14 R=130/70-13 ●価格:3375万ルピア~ ※諸元等はインドネシア仕様
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