
アライヘルメットは、ビンテージスタイルで人気となっているフルフェイスヘルメット『RAPIDE-NEO(ラパイド・ネオ)』の新たなグラフィックモデルとして、世界的に高い評価を受けているカスタムビルダー・46worksコラボレートした『RAPIDE-NEO 46works(ラパイド・ネオ・ヨンロクワークス)』を発表した。発売予定は2024年12月下旬となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
世界的に有名なカスタムビルダー『46works』とのコラボレーションモデル
『46works』は、主にヨーロッパの旧車をモチーフとした独自性あふれるカスタムマシンを製作するブランドで、その手腕とデザインセンスは日本のみならず世界的に認められている。代表を務める中嶋志朗さんは、2001年にBMWやモトグッツィを中心としたカスタムビルダー『リトモセレーノ』でキャリアを積むと、カスタマイズの世界を広く、深く追求するために独立し、46worksを起ち上げた。
中嶋さんは筑波や富士スピードウェイで開催されているクラシックバイクレース『レジェンド・オブ・クラシック(LOC)』にチームを率いて出場し、自らはチューンしたBMW R75/5で参戦。表彰台の常連となるトップライダーでもある。
『ストリート』は左右非対称のストライプが特徴的だ。
このたび発売される『ラパイド・ネオ 46ワークス』は、そんな中嶋さんの思いが込められたグラフィックモデルで、『レース』と『ストリート』の2パターンが揃う。どちらもベースカラーはホワイトで、レースは力強いストライプと頭頂部のゼッケン、ストリートは左右非対称のストライプが美しい線を描く。もちろん、どちらにも46worksのロゴがヘルメット側面下部にあしらわれる。
46worksやリトモセレーノが手がけるカフェレーサースタイルのカスタムマシンに似合うのは当然だが、シンプルなデザインはノーマルのストリートバイクにもマッチするうえ、バイクのカテゴリーを選ばず愛用できる。また、スネル規格をパスしているため、中嶋さんが参戦しているLOCに出場する際のヘルメットとしても着用可能だ。
『ラパイド・ネオ』は、往年のヒット商品『ラパイド』を復刻させたモデルで、2019年に登場したクラシカルフルフェイスだ。アライ独自の安全性を誇る“かわす性能”を最大限に発揮する、曲率R75の帽体形状を強調したフォルムとディテールを特徴としている。そのためベンチレーションの吸排気口やデュフューザーなどを頭頂部などに設けず、インナーベンチレーションシステムを採用している。
吸気口はフェイスガード前面に3本×2のラインで設け、往年のムードを再現するスリットとしてデザインアクセントにも貢献。その裏側にはマウスシャッターがあるので、状況によってフレッシュエアの流入量を調整できる。ここから入ったフレッシュエアは、ヘルメット内部の空気を入れ替えつつ、後頭部側面下部の排気口から抜けていく。ほかにも開口部上部に吸気口(ブローベンチレーション)、後頭部下端に排気口(NEノズル)を備え、ヘルメット内部の高温化を防ぐ。
ラパイド・ネオ用に新開発された『シールドシステムVAS』には、ダブルピボット構造とVAS-Vロック機構を備え、独自の美しいフォルムと安全性を両立。帽体にはアライ最高峰の素材『PB-cLc2』を採用し、内部素材にはARマット、開口部の上部には、アライ独自のスーパーファイバーを併用することで、優れた防護性能を実現している。
Arai RAPIDE-NEO 46works
●価格:6万8200円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:白 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-cLc2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭、防汚内装) ●2024年12月下旬発売予定
Arai RAPIDE-NEO 46works[RACE]
Arai RAPIDE-NEO 46works[RACE]
Arai RAPIDE-NEO 46works[STREET]
Arai RAPIDE-NEO 46works[STREET]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アライヘルメット)
新レプリカヘルメット「アライRX-7X NAKASUGA 4」が発売! 今シーズンもヤマハファクトリーから全日本ロードレース最高峰・JSBクラスより参戦し、通算12回の年間チャンピオンを獲得している絶[…]
小椋&チャントラの若手が昇格したアライヘルメット まずは国内メーカーということで、アライヘルメットから。 KTM陣営に加入、スズキ、ヤマハ、アプリリアに続く異なる4メーカーでの勝利を目指すマー[…]
アライの最高峰スポーツフルフェイスに長島哲太選手の最新グラフィックが登場 長島哲太選手は、2008年にGPモノクラスから全日本ロードレース選手権にデビューし、3年後の2011年にはシーズンチャンピオン[…]
首都圏のバイク用品店 3店舗で開催 去る1月25日(土)、東京都と埼玉県のバイク用品店3店舗において、アライヘルメット プレゼンツによるMotoGPライダー小椋藍選手のトークショー&サイン会が実施され[…]
西日本のバイク用品店4店舗にて開催! 2025年シーズンにおいて、Hondaのマシンの開発をしながら、Moto GPにスポット参戦するMotoGPライダー中上貴晶選手のサイン会が、アライヘルメットプレ[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
Amazon1位のスマートモニターの進化版が登場! ベーシックモデルは驚異の低価格 大事なiPhoneやAndoroid端末が振動や落下などで壊れずに済むようになるスマートディスプレイは最近でも一番話[…]
ヘルメット自体が鳴る! 後付けスピーカーがキジマ扱いに これまでヘルメットにスピーカーを仕込むときは、内装を外してうまく位置を合わせたり配線処理も行わなければならないなど、何かと大変だった。しかも、フ[…]
バイクファッションの幅を広げるミリタリーテイストなグリーンが登場 新たに加わるモスグリーンは、ミリタリーグリーンともいうべき、深い緑のマットカラーだ。そのためミリタリー系ウエアとの相性は抜群で、バイク[…]
2年ぶりに新登場した白黒反転グラフィックはクリアとマットの2バリエーションが揃う 『Z-8 IDEOGRAPH』は、ヘルメット左側面に大きく描かれた「X」の文字と、フェイスガード右側面のちょっぴりポッ[…]
古代中国絵画風の虎をあしらった荘厳なグラフィックモデルが登場 「FEARLESS(フェアレス)」とは、恐れ知らず、勇敢、大胆といった意味の英語だ。このモデルにあしらわれるのは、古代中国絵画風に描かれた[…]
人気記事ランキング(全体)
現代によみがえった”604号車”コンプリートマシン 出展社は180社、車両は584台が展示されるなど、大盛り上がりだった第52回東京モーターサイクルショー。ここで紹介するのは、ヨシムラブースについてで[…]
XSR900GPとの組み合わせでよみがえる”フォーサイト” ベテラン、若手を問わずモリワキのブースで注目したのは、1980年代のモリワキを代表するマフラー、「FORESIGHT(フォーサイト)」の復活[…]
道路交通法には存在しない”すり抜け” 一般的に使われている言葉ではあるものの、実は道路交通法上では存在しない言葉となっている「すり抜け」。でも、現実にはそのように認識される行為がまかりとおっているわけ[…]
上田昇さんとダニと3人で、イタリア語でいろいろ聞いた 先日、ダイネーゼ大阪のオープニングセレモニーに行ってきました。ゲストライダーは、なんとダニ・ペドロサ。豪華ですよね! 今回は、ダニとの裏話をご紹介[…]
実質的な速さで4気筒に挑む 2020年モデルでは、3psのパワーアップを果たし、スリッパークラッチの標準装備と、クイックシフターをオプションに新設定し、同年デビューのカワサキ・ニンジャZX-25Rに対[…]
最新の投稿記事(全体)
イエローボディにブラックのロゴ&エンブレム! ヤマハは、水冷124ccのブルーコアエンジンを搭載した原付二種スクーター「CYGNUS GRYPHUS(シグナス グリファス)」にニューカラーのイエロー([…]
カワサキが提案する、クリーンでファンな未来のパワーユニット=2スト! 世界中から注目を集める大阪万博。この巨大イベントはまさに国家プロジェクトだが、このイベントにカワサキが出展。 そのカワサキブースの[…]
「南海部品×BOKU HA TANOSII」コラボ! 南海部品は、ファッションブランド・BOKU HA TANOSIIが掲げる「“TANOSII” 気持ちは万国共通」というメッセージに共感し、バイクが[…]
チーフテン パワープラス 排気量1834ccのVツインを高回転まで回して走る痛快さ インディアン・モーターサイクル(以下インディアン)の「チーフテン」は、モデル名を「チーフテン パワープラス」に変更。[…]
YZF-R1シリーズ直系の4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツネイキッド ヤマハは、同社の最高峰スーパースポーツ「YZF-R1」のエンジンを低中速寄りに仕立て直して搭載した『MTシリーズ』のフラッ[…]
- 1
- 2