秋冬にバイクに乗る際に大活躍する「電熱グローブ」。今シーズン向けにはどういった商品が売れ筋なのでしょうか?ライコランドTOKYO BAY東雲(以下、ライコランド東雲店)に赴き、売れ筋TOP5とその人気のポイントについて尋ねました(2024年10月時点の情報)。
●文:ピーコックブルー(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:ライコランド
第1位:RST654 e-HEATアームドグローブ[TAICHI]
2024年10月現在もっとも売れている電熱グローブは、バイク用品メーカー大手・TAICHIが販売する「eHEAT GLOVE SERIES」でした。冬場のバイク走行時に特に冷えやすい指の周囲/甲部分に発熱ユニットが配置されているのが特徴で、手の動きを妨げることなく、効率よく身体を暖めてくれるグローブです。
本山さんは本製品について、「目立つ場所に陳列しているのも影響していますが、年々売り上げが上がっています。2023年も売り上げ1位で、在庫がすぐになくなってしまうほど人気でした」と話していました。
また、本製品が人気である理由は、他にもあるようです。
まず、TAICHIオリジナルの防水/透湿素材”ドライマスター”を採用することで完全防水を実現しており、グローブ内に水が入ってこない点が挙げられます。
さらに、他メーカーの多くは保証期間が1年ですが、本製品は2年。アフターサポートが充実している点や、バイク用品大手で長年の信頼と実績のあるTAICHIが販売していることから安心感がある点も、人気の理由だそうです。
第2位:12Vヒートカーボン調スポーツグローブ LIDEF[ヒートマスター]
続いて2位にランクインしたのは、ヒートマスターの「12Vヒートカーボン調スポーツグローブ LIDEF」。
本山さんは「パッケージに表記されている”10秒発熱”のフレーズの通り、スイッチを入れた10秒後には内部のヒートパネルが発動するなど、非常に保温性能が高いのが人気の理由です」と話します。
また、ヒートマスター製のウェア/パンツ/電熱グローブを一式セットで購入するユーザーも多いそうです。
本山さんによれば、ヒートマスターの場合、ウェア目当てで来店した人が、電熱グローブも陳列されていることに気づいて購入するパターンも少なくないとのこと。
第3位:HHG501 ST-X HEATING RIDE GLOVES[ヒョウドウプロダクツ]
そして3位は、ヒョウドウプロダクツが販売する電熱グローブ「HHG501 ST-X HEATING RIDE GLOVES」でした。
本山さんによると、このブランドには一定数のファンがおり、中には「ヒョウドウだから購入する」というコアな方も多いとのこと。また、高性能なパンツ/ウェアなども販売していて評価が高いこともあってか、本製品は発売されるや否や怒涛の売れ行きを見せたそうです。
さらに、バッテリー別売りの電熱グローブも多い中、本製品には大容量3000mAhの充電式リチウムモバイルバッテリーがあらかじめ装備されています。
「バッテリーとグローブを別途購入して3万円以上の費用がかかるなら、セットでおよそ3万のこちらの方がおトクだ」と、コスパ面を踏まえて購入するユーザーも少なくないといいます。
また、最大約6時間の連続発熱が可能な点も魅力的なポイントと言えるでしょう。
[参考] 意外と人気なアイテム:ヒートマスター「12Vヒートインナーグローブ LTシリーズ LIDEF」
電熱グローブには該当しないものの、ヒートマスター「12Vヒートインナーグローブ LTシリーズ LIDEF」もかなり人気を集めているとのこと。
本製品は、その名の通りインナーとしての役割を果たすアイテム。この商品を装着した上から、普段つけているグローブを装着することでカンタンに保温効果を得られるというすぐれモノで、「電熱グローブを購入しようと思ったが高い」「電熱グローブを装着するとゴワゴワする、ブレーキの触り心地が嫌」「自分のグローブに慣れている」といったユーザーからの人気が高いようです。
また、グローブを重ねても操作性が落ちにくい伸縮性のある生地を使用しているほか、スイッチは長いベロ部に装備されており、アウターグローブを装着していても操作が可能な点も嬉しいポイントです。
本山さんも「この商品は意外なアイテムのようで、知らない方も多いのでは? 私も個人的に欲しいと思っています」と話していました。
ちなみに、本山さんによれば、電熱グローブ自体は2022〜2023年頃からバリエーションが増えてきたとのこと。今後の需要の高まりによっては、さらに商品ラインナップが豊富になる可能性も考えられそうです。
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