
スズキはフィリピンで、空冷単気筒エンジンを搭載したネイキッドモデルジクサー155」のニューカラーを発表した。同イメージを反映したフルカウルモデル「ジクサーSF155」も同時に登場している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
燃費モンスターとして知られる軽二輪ネイキッドに新色
日本ではジクサー150として販売されている車両だが、仕向け地によって単にジクサー、あるいはジクサー155を名乗る。今回はフィリピンに登場したのはニューカラーのジクサー155だ。
これまでビビッドな色味が多かったジクサー155だが、今回登場したのはメタリックグレーに黄色みがかったグリーンを差し色として用いたもの。スペックについて特に変更はアナウンスされておらず、フィリピンではこの1色のみのラインナップになる模様だ。
ボディカラー名は「Metallic Lush Green」で、メタリックグレーのボディには大きくGIXXERの文字があしらわれ、ヘッドライトリムやタンデムグリップ、燃料タンクのセンターカバーなどにグリーンの差し色が入る。
ヘッドライト&テールライトにLEDを用い、メーターはフルデジタルのLCDタイプ。太めの正立フロントフォークや出口が2つになっているマフラー、前後分割タイプのスポーティな段付きシートといった装備も変わっていない。
このほか、同イメージのニューカラー・グラススパークルブラックとレーシングイメージのトリトンブルーを採用したフルカウルの兄弟車、ジクサーSF155も登場している。こちらは日本に導入されていないモデルだ。
兄貴分のジクサー250/ジクサーSF250が油冷単気筒エンジンを搭載するのに対し、これら155シリーズはロングストローク設定の空冷単気筒エンジンを搭載するのが特徴で、日本でもジクサー150は燃費モンスター(航続距離600km超え!)として知られている。
SUZUKI GIXXER 155[2025 Philippine model]
主要諸元■全長2020 全幅800 全高1035 軸距1335 シート高795(各mm) 車重140kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 155cc 14.1ps/8000rpm 1.42kg-m/6000rpm 変速機5段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/60R17 ※諸元はフィリピン仕様
SUZUKI GIXXER 155[2025 Philippine model]Metallic Lush Green
SUZUKI GIXXER SF155[2025 Philippine model]
主要諸元■全長2025 全幅715 全高1035 軸距1340 シート高795(各mm) 車重146kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 155cc 14.1ps/8000rpm 1.42kg-m/6000rpm 変速機5段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/60R17 ※諸元はフィリピン仕様
SUZUKI GIXXER SF155[2025 Philippine model]Pearl Glacier White & Metallic Triton Blue
SUZUKI GIXXER SF155[2025 Philippine model]Glass Sparkle Black
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
ゼロハンが一番熱かった夏 多くの若者がバイクを愛し、GPライダーが同世代共通のヒーローとなった1970年代後半。 それでもフルサイズの“バイク”は、経済的理由や悪名高い“三ナイ運動”の影響からなかなか[…]
2ストロークで大型フラッグシップの高級路線へ挑戦! ホンダが1968年にCB750フォアで世界の大型バイク・メーカーに挑戦を開始すると、スズキも高価格で利益の大きなビッグバイクへのチャレンジを急いだ。[…]
出展テーマは「By Your Side」 スズキは、2025 年10 月30 日から11 月9 日まで、東京ビッグサイトで開催されるJapan Mobility Show 2025 (ジャパンモビリテ[…]
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
電子制御CVTにより街乗りもスポーティ走りも思いのまま! ヤマハは、インドネシアや日本に続いて新型スクーター「NMAX155」を欧州市場に投入する。これまでNMAX125のみラインナップ(一部地域では[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
新色はメタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー 軽さと力強さを併せ持つ本格的スーパーネイキッドマシン「Z250」にニューカラーが登場した。同時発表のニンジャ250とともに、軽二輪スポーツバイ[…]
カーボングレーとシルバー×レッドの2本立て カワサキはニンジャ250の2026年モデルとしてカラーラインナップを刷新。現行2024年モデルでラインナップしていたKRTエディションを廃止し、メタリックカ[…]
人気記事ランキング(全体)
90年代の魂を注入! アールズギア×TSR「ネオクラシック・レベリオン」 CB1000Fコンセプトを大胆にカスタムした「Neo-Classic Rebellion CB1000F Concept Mo[…]
北米レブル300にEクラッチ仕様が登場 ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
F1の英雄アイルトン・セナとドゥカティから続く熱い絆 セナとバイクのつながりが最初に報道されたのは、おそらく1990年のことでしょう。当時、ドゥカティのオーナーだったクラウディオ・カスティリオーニが8[…]
乗ってみた! APトライク250 やっと乗るチャンスがやってきました。APトライク250を作った、株式会社カーターさんのご協力によるものです。ありがとうございます! 以前は同様にAPトライク125も体[…]
最新の投稿記事(全体)
クラシカルオフロードフルフェイスにシンプルなストライプ柄が新登場 EX-ZEROのニューグラフィックは、シンプルなストライプ柄だ。特徴的なのは左右非対称なことで、正面から見て左側には細いストライプが描[…]
バイクの疾走感を表現したレースムードにもあふれるグラフィック クラシカルな帽体形状を特徴とするフルフェイスヘルメット、Glamsterの新しいグラフィックは、バイクで走っているときの風をイメージした図[…]
カラーバリエーションが豊富な多彩なグラフィックモデルが登場 SHOEIが最高峰フルフェイスの「X-Fifteen」の製造&販売継続を決定した。2025年9月末をもって全てのカラー&グラフィックをいった[…]
様々な日本の峠を網羅! ワインディングロードを抜け、視界いっぱいに広がる紅葉の絶景を走り抜ける。そんな瞬間こそ、秋のツーリングの醍醐味のひとつではないでしょうか。 ここで紹介する書籍「全国2954峠を[…]
次世代を見据えた新技術を随所に投入 ’73年から開発が始まったZ650は、当初は”Z1ジュニア”と位置づけられていた。とはいえ、単なるスケールダウンをヨシとしない開発陣は、次世代を見据えた新技術を随所[…]
- 1
- 2