ヤングマシンがスクープ連発中のホンダ新型CB400。新開発の400cc4気筒を搭載し、2025年の登場が噂されている同車は、メインマーケットと目される中国生産になるという噂だったが…ここに来て「国内市場向けは熊本製作所生産の日本製になる」可能性が出てきた?!
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
車検のある機種は熊本製作所で作る?
新開発の400cc4気筒エンジンを搭載し、CB400スーパーフォアの後継機として、開発中のホンダ新型CB400。WEBヤングマシンでの注目度もとても高く、2025年秋頃とされる正式発表前から登場が待ち望まれている1台だ。
この新型CB400、生産地はメインマーケットに据える中国に決定した模様で、おそらくは中国における2輪車生産&販売合弁会社の五羊ホンダが担当すると思われる。先日お伝えした500cc版も同様のハズだ。
となれば日本仕様も中国で…となりそうだが、ホンダが現在、日本国内で販売している251cc以上のモデルはすべて熊本製作所から出荷されるメイド・イン・ジャパン。以前はともかくとして、現状のホンダ日本仕様車はなぜか、車検のある/なしで熊本製と海外製を使い分けているのだ。
ホンダは“需要のあるところで作る”を社是に掲げており、そこにコストや品質面などを加味して生産拠点を決めているそうで「車検あり=熊本/車検なし=海外」は単なる偶然かもしれない。しかし日本のルールでは、出荷前に工場内で行う完成検査(車検と同じ項目がチェックされる)は国交省認可の有資格者しか行えないため、たとえ海外で作っても、日本仕様は完成検査のために有資格者のいる場所に持ってくる必要がある。ならば新型CB400、日本仕様は熊本で作ろうか…となる可能性はありそうに思われるのだ。
生産拠点を2箇所に分けるほうがずっと手間のようにも思えるが、グローバル向けはインドネシア生産となるCBR250RR、同じくタイ生産のNC750Xなどは日本仕様の組立を熊本で行っている。ホンダにとって、同一機種でも指向地で生産拠点を変えることは前例があるのだ。
タイで作られるレブル250やCT125ハンターカブ、ベトナム製のPCXなど、今や海外生産車の品質が劣ることはないし、そもそも熊本生産でも部品単位で見れば海外製は普通だが、それでもやはり“メイド・イン・ジャパン”という響きは格別で、朗報と捉えるライダーも多いのではないだろうか。さてさて、ホンダの判断はいかに?
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ホンダは欧州で「GB350S」を発表。欧州では久々に『GB』の名が復活することになる。 標準モデルのGB350に対し、ややスポーティなアレンジがなされたGB350Sは、日本などでGB350S、最初に登[…]
グラフィック変更のLと、青いシートでイメージチェンジしたラリー ホンダは欧州で、水冷単気筒エンジン搭載のトレールモデル「CRF300L」とアドベンチャーモデル「CRF300ラリー」の2025年モデルを[…]
トラコン装備で330ccの『eSP+』エンジンを搭載、スマホ連携5インチTFTメーターを新採用 シティスクーターらしい洗練されたスタイリングと、アドベンチャーモデルのエッセンスを高次元で融合させ人気と[…]
人気記事ランキング(全体)
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
第1位:JW-145 タッチパネル対応 蓄熱インナーグローブ [おたふく手袋] 2024年11月現在、インナーウェアの売れ筋1位に輝いたのは、おたふく手袋が販売する「JW-145 蓄熱インナーグローブ[…]
新色×2に加え、継続色も一部変更 ホンダは、水冷4バルブの「eSP+」エンジンを搭載するアドベンチャースタイルの軽二輪スクーター「ADV160」に、スポーティ感のある「ミレニアムレッド」と上質感のある[…]
寒い時期のツーリング 冬はライダーにとって、本当に過酷な季節です。急激に気温が下がったりしてきましたが、オートバイに乗られているみなさんは、どういった寒さ対策をしていますか。 とにかく着込む、重ね着す[…]
最新の投稿記事(全体)
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
ヤマハの最先端技術の結晶、それがYZF-R1だ 今からちょうど10年前の2014年11月。イタリアはミラノで開催されたEICMAにおいて、7代目となるヤマハのフラッグシップ“YZF-R1”が華々しくデ[…]