
カワサキは欧州で「エリミネーター500」「エリミネーター500 SE」の2025年モデルを発表した。無印のほうに新色のホワイトが登場したほかは従来色を踏襲。SEは日本仕様に対してドライブレコーダーが省略されているという違いがある。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター
欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様で初年度にラインナップされていた『パールロボティックホワイト』と同色で、これに従来からあるブラックとSE(ブラック系ツートーン)というラインナップになる。
欧州仕様のエリミネーターは451cc並列2気筒エンジンを搭載し、出力は45.4psを発揮。インドネシア仕様(451cc)の52ps/10000rpm、日本/タイ仕様(399cc)の48ps/10000rpmよりも控えめな数値とされているのは、欧州のA2免許に対応すべく35kW(47.6ps)以下にしているからだろう。ただし最大トルクはインドネシア仕様と最大値が変わらず、発生回転数は下がっていることから、低回転でより扱いやすいトルク特性が望めそうだ。ちなみにオーストラリア仕様も欧州と同様のスペックである。
前18/後16インチのホイールサイズや丸型LEDヘッドライト、専用設計のトレリスフレーム、ツインショックタイプのリヤサスペンション、フルデジタルメーター、低くフレンドリーなシート高、アシスト&スリッパークラッチといった基本装備は日本仕様と変わらず。
SEについてはヘッドライトカウル、フォークブーツ、防水タイプのUSBタイプCソケット、SE専用シートを装備するが、日本仕様で好評のドライブレコーダーは省略されている。
KAWASAKI ELIMINATOR 500 / 500 SE[2025 EU model]
主要諸元■全長2250 全幅895 全高1110 軸距シート高735(各mm) 車重176kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 451cc 45.4ps/9000rpm 4.6kg-m/6000rpm 変速機6段 燃料タンク容量13L■タイヤサイズF=130/70-18 R=150/80-16 ●色:白、黒/SE=黒 ※諸元は欧州仕様STD
KAWASAKI ELIMINATOR 500[2025 EU model]Metallic Flat Spark Black
KAWASAKI ELIMINATOR 500[2025 EU model]Pearl Robotic White
KAWASAKI ELIMINATOR 500 SE[2025 EU model]Metallic Matte Carbon Gray / Flat Ebony
KAWASAKI ELIMINATOR 500 SE[2025 EU model]
KAWASAKI ELIMINATOR 500 SE[2025 EU model]
KAWASAKI ELIMINATOR 500 SE[2025 EU model]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(エリミネーターシリーズ)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
スタンダードモデルがブラック/ホワイトの2色ラインナップに カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」に追加色を発表[…]
カワサキモータースジャパンは、2025年3月に開催予定の「第41回大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」、4月に開催予定の「第4回名古屋モーターサイクルショー 」[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
250と共通設計としたことでツアラーから変貌した400 2023年モデルの発売は、2023年9月15日。令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場した。 ニンジャ25[…]
2024年モデル概要:カラバリ変更と新仕様追加 前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」。その2024年モデルでは主要諸元に変更はなく、価格はそ[…]
2021年モデル概要:シリーズ3種カラーを一新 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載。360度クランクによる鼓動感や等間隔爆発ならではの整ったエキゾー[…]
[1989] ZR400-C1:爆発的ネイキッドブームを創出 1989年4月25日発売 ZR400-C1主要諸元 ■空冷4スト並列4気筒DOHC2バルブ 399cc 46ps/11000rpm 3.1[…]
KRTもグラフィック変更され、オールニューカラー化 ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツがニンジャ400シリーズだ。φ41m[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
専用ロゴがファン心をくすぐる 1975年に初代GL1000が誕生してから50年が経つホンダのプレミアムツアラー、ゴールドウイング。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントにダブルウィッシュボーンサ[…]
電子の力で瞬時に冷却する「ペルチェ素子」を採用 このベスト最大の売りは、その冷却システムに「ペルチェ素子」を採用していること。これは、半導体の一種で、電気を流すと素子の片面が熱を吸収(冷却)、もう片面[…]
凛としたトラディショナルをカジュアルクラシックで訴求! ヤマハが1992年にリリースしたSRV250は、1988年のXV250Viragoで開発した空冷250Vツインを搭載、感度の高いトラディショナル[…]
着脱の快感を生む「ピタッ」&「カチッ」を実現する独創的なデュアルロック 今や街乗りでもツーリングでも、すべてのバイクの必須アクセサリーといっても過言ではないスマートフォンホルダー。バイク用ナビやスマー[…]
ホンダCBR600RR(2020) 試乗レビュー 排気量も気筒数も関係ない、コイツがいい! 仕事柄、しばしば「スーパースポーツが欲しいんですけど、リッタークラスとミドルクラスのどっちがいいと思います?[…]
- 1
- 2