
カワサキは欧州で色変更などを施した2025年モデルを発表した。中でも注目は日本で大型バイクのベストセラーをひた走るZ900RSシリーズだろう。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
「Z900RS」と「Z900RS SE」に色変更
カワサキは欧州でZ900RSシリーズの2025年モデルを発表。このうち茶玉虫の通称を持つイノレッド(Ino Red)はインドネシアでも発表済みで、今夏にも日本仕様の発表が期待できそう。
今回初披露となったのは、まずZ900RS標準仕様のメタリックディアブロブラック(Metallic Diablo Black)で、火の玉パターンを踏襲しながら濃いめのライムグリーンを配したもの。イエローボールにちなんでグリーンボールとでも呼べばいいだろうか。こちらは日本に導入されるか不透明だ。
もうひとつは、オーリンズ製リヤショックとブレンボ製フロントブレーキパッケージ、ゴールドのホイール&倒立フロントフォークを採用した上級仕様の「Z900RS SE」で、こちらも初公開のマットブラック×マットグレー(Metallic Flat Spark Black / Metallic Matte Carbon Gray)を採用。塗り分けのパターンは火の玉系を踏襲するが、光の具合によっては沈んだトーンに見えそうであり、ステルス火の玉あるいは隠し火の玉とでも名付けたくなる。ちなみにSEの色変更は初となり、日本への導入も期待できそうだ。
また、2024年モデルとして日本でも発売されたイエローボールエディションに関しては引き続き欧州の公式サイトに掲載されていることから、継続販売と見ていいだろう。なお、全カラーバリエーションともタンクエンブレムは大文字の『KAWASAKI』を採用している。
日本への新色の導入については、新たな情報が入り次第お伝えしたい。
KAWASAKI Z900RS[2025 EU model]
主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高835(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:イノレッド、メタリックディアブロブラック ※諸元は欧州仕様
KAWASAKI Z900RS[2025 EU model]Metallic Diablo Black
KAWASAKI Z900RS[2025 EU model]Ino Red
KAWASAKI Z900RS SE[2025 EU model]
主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高845(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:メタリックフラットスパークブラック×メタリックマットカーボングレー ※諸元は欧州仕様
KAWASAKI Z900RS SE[2025 EU model]Metallic Flat Spark Black / Metallic Matte Carbon Gray
KAWASAKI Z900RS SE[2025 EU model]Metallic Flat Spark Black / Metallic Matte Carbon Gray
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
SHOWAハイパフォーマンスシリーズキット体感試乗キャンペーン 東京都練馬区のK’s STYLE(ケイズ・スタイル)では、カワサキZ900/Z900RS用の高性能サスペンション「SHOWAハイパフォー[…]
※Z900RSの最新相場情報は記事末に掲載しています。 2018モデル:「Z900RS」デビュー! Z1/Z2へのオマージュ&“火の玉”の衝撃 2017年の東京モーターショーで鮮烈なデビューを飾ったカ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
カワサキモータースジャパンは、2025年3月に開催予定の「第41回大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」、4月に開催予定の「第4回名古屋モーターサイクルショー 」[…]
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
直立単気筒はオフ車から転用せずロングストロークの専用設計! 1980年代のレプリカ全盛が過ぎると、各メーカーはパフォーマンス追求から多様なニーズを前提に様々なカテゴリーのモデルを投入した。 そんな中、[…]
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
意外なる長寿エンジン「ザッパー系」が積み重ねた31年の歴史 2006年12月、ゼファー750ファイナルエディションの発売がアナウンスされ、1990年初頭から続いたゼファー750の16年におよぶ歴史が幕[…]
2019年モデル概要:カラー&グラフィック変更 現行モデルにつながるZ900の初登場は、2016年11月のミラノショーでのこと。それまで存在していたミドルクラスのスポーツネイキッドZ800の後[…]
最高のハイバランス600ccマルチ! 今回ご紹介するカワサキGPZ600Rは、1985年6月1日に66万9000円(限定1000台)で発売されました。 1980年代半ばといえば400ccクラスが人気の[…]
人気記事ランキング(全体)
左右2本出しマフラーやベルトドライブ、6速ミッションも採用 ヒョースンモータージャパンは、水冷124.7cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV125Xロードスター」を発売する。 挟み[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
最高のハイバランス600ccマルチ! 今回ご紹介するカワサキGPZ600Rは、1985年6月1日に66万9000円(限定1000台)で発売されました。 1980年代半ばといえば400ccクラスが人気の[…]
前輪荷重多めでスポーティーなPG-1 ヤマハPG-1の現地向けプロモーションビデオは、往年のスズキ バンバンやドゥカティ スクランブラーシリーズを連想させる、アクティブ&ポップなテイストで構成されてい[…]
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
最新の投稿記事(全体)
幅広/甲高の日本人特有の足型に対応 きっちりとライディングの装備をする上半身に比べて、下半身がカジュアルな装いのライダーは意外と多い。とくに頻繁にペダルを操作する靴は、足の保護とともにライディングには[…]
ジェントルマンズライド(Distinguished Gentleman’s Ride)とは? 「ジェントルマンズライド(Distinguished Gentleman’s Ride、以下DGR)」は、[…]
アメリカは”英国車マニア”多し! この1956年製MGAはご覧の通り左ハンドルで、最初から北米仕様だったもの。そもそも、アメリカは英国車マニアが数多く存在しており、1950年代どころか1930/194[…]
PG‐1の国内導入がオフロードのヤマハを復活させる!? 国内の原付二種市場は、スーパーカブやモンキーなどのギヤ付きクラスはもちろん、PCXなどのスクーターを含めて長らくホンダの独壇場となっている。そん[…]
『Wheels and Wavesフェスティバル』にカスタムマシン×11車を展示 6年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)、過去にはCB1000Rやレブル、CL250/CL500、モ[…]
- 1
- 2