ホンダはマレーシアで、157cc水冷単気筒エンジンを搭載するSUVスクーター「ADV160」のニューカラーを発表した。ひと味違ったロゴあしらいを見せるマレーシア仕様らしさは継承しつつ、よりシンプルなグラフィックになった。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
日本とほぼ同スペックだがオリジナリティあるグラフィックを採用
ホンダの軽二輪スクーター「ADV160」マレーシア仕様にニューカラーが登場した。日本では2023年1月に発売されたADV160は、PCX160とエンジン&フレームを共有しながらオフロードテイストに仕立てられたシティSUV的なコンセプトが受け入れられ、2023年の国内軽二輪クラス販売台数でPCX160に僅差で続く3位(1位は断トツでレブル250)に入った人気モデルだ。
各国の仕様でカラーバリエーションはけっこう異なっているのも特徴だが、マレーシア仕様は車名ロゴまわりのあしらいが他仕様に比べて大胆なのが見所だ。
そんなマレーシア仕様に設定されたニューカラーは、グレーおよびホワイトの2色。以前のものよりもロゴあしらいは少し抑制された感じになり、南国ムードからクールな都市風味を強めている。
マレーシア仕様のADV160は日本仕様とほぼ同スペックと見られ、ホンダセレクタブルトルクコントロール(トラコンに相当)を備えた新設計の水冷4バルブ『eSP+』エンジン、アイドリングストップ機構、ABS、5V2.1AのUSBソケット、フルLED灯火類、LCDメーター、スマートキー、エマージェンシーストップシグナル、大容量(30L)のシート下ラゲッジボックス、調整可能なスクリーン、そして780mmのシート高といった装備&諸元の充実度合いも変わらない。ちなみにだが、マレーシア仕様の新色が日本に導入される可能性は低そうだ。
マレーシアにおけるADV160の価格は1万3429リンギット(日本円換算約45万5000円・7/16現在)、発売日は2024年7月18日。
HONDA ADV160[2024 Malaysia model]
主要諸元■全長1950 全幅763 全高11196-1270 軸距1324 最低地上高165 シート高780(各mm) 車重133kg■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 156.9cc 16ps/8500rpm 1.5kg-m/6500rpm 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/80-14 R=130/70-13 ●マレーシア参考価格:1万3429リンギット ●色:赤、黒、灰 ※諸元などはすべてマレーシア仕様
ADV160 マレーシア仕様のディテール
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
しっかりとした防寒対策をすれば冬ならではの魅力が楽しめる! じっとしているだけでも寒い季節…さらに走行風を浴びるバイクって何が楽しいの? と思われる方も多いかもしれません。たしかに寒さの感じ方は、人そ[…]
6速MT仕様に加えEクラッチ仕様を設定、SエディションはEクラッチ仕様のみに 2017年4月に発売され、翌年から2024年まで7年連続で軽二輪クラスの販売台数で断トツの1位を記録し続けているレブル25[…]
大容量ラゲッジボックスやスマートキーシステム、USB-Cなど充実装備は継承 ホンダは、原付二種スクーター「PCX」および軽二輪スクーター「PCX160」にマイナーチェンジを施し、2025年モデルとして[…]
市販バージョンは750ccオーバー!? ホンダが世界に先駆けて量産直4マシン=CB750フォアを発売したのは’69年のこと。つまり、今年は直4CBの生誕30周年にあたるってわけ。そこで、提案モデルとい[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
ライトグレーのボディにライトブルーのホイールが新鮮! ヤマハが「MT-25」の2025年モデルをインドネシアで世界初公開した。欧州で発表済みの兄弟モデル・MT-03に準じたモデルチェンジ内容で、現地価[…]
欧州&北米で昨秋登場した新型YZF-R3の250cc版 ヤマハはインドネシアで新型「YZF-R25」を発表した。2024年10月に欧州&北米で登場した新型YZF-R3と同様のモデルチェンジ内容とした2[…]
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
CFMOTOショールームを展開するクロニクル(千葉県松戸市)は、水冷DOHC単気筒エンジン搭載のフルカウルスポーツ「250SR-S」を2025年2月1日に発売決定したと発表した。 この軽二輪フルカウル[…]
6速MT仕様に加えEクラッチ仕様を設定、SエディションはEクラッチ仕様のみに 2017年4月に発売され、翌年から2024年まで7年連続で軽二輪クラスの販売台数で断トツの1位を記録し続けているレブル25[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
最新の投稿記事(全体)
アッパーカウルはフランスで882.5ユーロ 1980年代のGSX1100S KATANAをモチーフにしたスペシャルモデルを製作することは、S2コンセプトのスタッフが何年も温めていたアイデアだった。それ[…]
元々はブレーキ液の飛散を防ぐため フロントブレーキのマスターシリンダーのカップに巻いている、タオル地の“リストバンド”みたいなカバー。1980年代後半にレプリカモデルにフルードカップ別体式のマスターシ[…]
ライトグレーのボディにライトブルーのホイールが新鮮! ヤマハが「MT-25」の2025年モデルをインドネシアで世界初公開した。欧州で発表済みの兄弟モデル・MT-03に準じたモデルチェンジ内容で、現地価[…]
欧州&北米で昨秋登場した新型YZF-R3の250cc版 ヤマハはインドネシアで新型「YZF-R25」を発表した。2024年10月に欧州&北米で登場した新型YZF-R3と同様のモデルチェンジ内容とした2[…]
【’09VMAX開発秘話】2リッター「音魂(オトダマ)」は失敗だった 新VMAXの開発には実に十数年の歳月が費やされた。このプロジェクトを長い間推し進めてきた中心人物は開発の経緯をおよそ次のように語る[…]
- 1
- 2