
ホンダが現在、開発を進めている新型CB400。その注目度はとても高く、WEBヤングマシンのスクープ記事も大きな注目を集めた。今回はその続報だ。なんとなんと、ホンダ2輪の総責任者である二輪・パワープロダクツ事業本部長が、ホンダ新ヨンヒャクの存在を認める発言をしたのだ!
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserver)
苦労したが仕様は決まった。大丈夫です。
本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部長 加藤稔氏
この大大大注目発言は、7/2にホンダが開催したメディア向け懇談会でのもの。4/1にホンダ2輪事業の責任者である「二輪・パワープロダクツ事業本部長」に新たに就任した加藤稔氏と2輪メディアの編集長を顔合わせすべく、ホンダのマーケティング企画部(広報部)が開催してくれたイベントだ。
数多くのメディアが集まったこの会にて、加藤本部長は自らの経歴やホンダの2輪事業の現状などを説明。さらに質疑応答の場も設けるなど、2輪メディアを前に2時間ほどかけて丁寧な説明や意見交換などを行った。
その中での“噂になっている新しいヨンヒャクはどうなっているのか?”という質問に対し、加藤本部長は「400は開発に苦労していたが、なんとか仕様が決まったので大丈夫です。でも、もうちょっと時間はかかる」と発言。ホンダ2輪の“いちばん偉い人”が、ホンダ新ヨンヒャクの存在を認める発言をしたのだ!
もちろん、それ以上の詳しい情報は教えてくれなかったものの、我々にとってはこれで十分。「またまた〜、ヤングマシンがホラ吹いてんじゃね〜の?」と巷で言われまくってきた新CB400に、ホンダが公式にお墨付きを与えてくれたのだから。ありがとうございます、加藤本部長!
7月2日に開催されたメディア向け懇談会。左中央の加藤氏のほか、懇談会を主催したマーケティング企画部の市川博英部長(奥)や、ホンダの国内2輪販売を司るホンダモーターサイクルジャパンの室岡克博社長(手前)なども臨席し、ホンダ本社から徒歩圏内にある明治記念館で行われた。
この人が2輪トップなら…今後のホンダに期待大!
それよりなにより、普通であれば煙に巻かれても仕方ない質問なのに、とても真摯な回答を寄せてくれたところに“シン事業本部長”の意識や人柄をかいま見た気がする。もちろん、4気筒ヨンヒャクで先行するカワサキへの牽制や、販売店へのアピールなどもそこにはあるのだろうが、いずれにせよ加藤本部長には業界を盛り上げようという強い意識があるのは間違いない。
このメディア懇談会では、加藤氏は他にもさまざまな情報を示唆してくれた。先にレポートした新基準原付版のスーパーカブなどもその一環だが、他にも大小さまざまな情報を得ることができたため、ヤングマシンではこれらを「K情報」と命名し、随時お伝えしていきたいと思う。
京都生まれの加藤稔 二輪・パワープロダクツ事業本部長は1988年にホンダに入社し、数年を除けば2輪ひとすじ。タイやインドネシア、イギリス、インドなど海外駐在歴も豊富で、2014年からはベトナムで現地法人の社長も歴任。2023年4月に二輪事業統括部長に就任し、今年4月から現職に(二輪事業統括部長は兼務)。ホンダでもっとも好きなバイクはCB1300スーパーフォア。余談だが、ほぼ毎晩飲み歩くほどのお酒好きとのこと。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
8/1発売:ロイヤルエンフィールド「ハンター350」 2025年8月1日より受注を開始するのが、ロイヤルエンフィールドの新型「ハンター350」だ。注目すべきは、従来モデルから5万円以上の値下げが敢行さ[…]
2025モデル「GB350/S」が華やかになって新発売! 原点的なスタイルとそれにふさわしい味わい深い走りによって、年齢や性別を問わず、幅広いライダーに支持されている大人気バイク「GB350」シリーズ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
人気記事ランキング(全体)
発売当初のデザインをそのままに、素材などは現在のものを使用 1975年に大阪で創業したモンベル。最初の商品は、なんとスーパーマーケットのショッピングバックだった。翌年にスリーピングバッグを開発し、モン[…]
軽量で取り扱いやすく、初心者にもピッタリ 「UNIT スイングアームリフトスタンド」は、片手でも扱いやすい約767gという軽さが魅力です。使用後は折りたたんでコンパクトに収納できるため、ガレージのスペ[…]
まるで自衛隊用?! アースカラーのボディにブラックアウトしたエンジン&フレームまわり 北米などで先行発表されていたカワサキのブランニューモデル「KLX230 DF」が国内導入されると正式発表された。車[…]
LEDのメリット「長寿命、省電力、コンパクト化が可能」 バイクやクルマといったモビリティに限らず、家庭で利用する照明器具や信号機といった身近な電気製品まで、光を発する機能部分にはLEDを使うのが当たり[…]
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキのレトロモデル「W230」と「メグロS1」が2026年モデルに更新される。W230はカラー&グラフィックに変更を受け、さらに前後フェンダーをメッキ仕様[…]
最新の投稿記事(全体)
4気筒の「ニンジャZX-R」、2気筒「ニンジャ」計6モデルに10色を新設定 カワサキは欧州でフルカウルスポーツ「ニンジャ」ファミリーのうち、4気筒モデル「Ninja ZX-6R」「Ninja ZX-4[…]
1980~90年代を代表するイタリアンライダー、ルカ・カダローラのレプリカを復刻! ルカ・カダローラはイタリア出身のレーシングライダーで、1984年に世界GP125にデビュー。’86年にチャンピオンを[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
メーカーメイドのカフェレーサー ’74年末から発売が始まったCB400フォア、通称ヨンフォアは、’60~’70年代に世界中でブームとなった、カフェレーサーを抜きにして語れないモデルである。カフェレーサ[…]
- 1
- 2