
’24年4月18日発売のSHOEIのニューモデル『GT-Air3(ジーティーエアスリー)』に、早くもグラフィックモデル第3弾となる『GT-Air3 DISCIPLINE(ディシプリン)』が発表される。発売予定は’24年7月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
SHOEIらしい細かなディテールが全体を引き締めるグラフィックモデル
『GT-Air3 ディシプリン』は、直線を基調としたストライプとドットラインで構成されるグラフィックモデルだ。シンプルなデザインだが、SHOEIのグラフィックモデルらしい繊細な模様が地紋となっている。
ヘルメット側頭部には蜂の巣のような六角形を規則的に並べた麻の葉模様、フェイスガードには平織り模様がそれぞれ細かな地紋として描かれており、SHOEIの芸の細かさを伺える。
また、ストライプやドットラインをサポートするように子持ちラインが描かれており、ラインを巧みにデザインしている。
カラーバリエーションは3種ラインナップ。TC-2(黒×青)は、ブラックとブルーに加えてレッドが鮮烈なアクセントとなっている。TC-1(赤×灰)はマットグレーをベースとして、TC-6(白×黒)はホワイトとベースとして、モノトーンの中にSHOEIロゴやドットラインをレッドのアクセントとしてあしらっている。
ちなみにディシプリンとは、規律や自制心などを意味する英単語だ。
GT-Air3はツーリングに最適な特性を持つフルフェイスヘルメットだ。空力性能に優れる帽体形状は、乗車中のライダーの頭部を安定させるだけでなく、静粛性も高く、とくに高速道路を長距離走行する際の疲労を軽減する。
シールドはセンターロック式を採用し、グローブ装着時でもスムーズな開閉動作を実現。防曇効果の高い『ピンロックシールド』を標準装備しており、雨天や冷間時でも良好な視界を確保する。、また、シールド微開ポジション機能も備えており、真夏の酷暑でもフレッシュエアを豊富に取り込める。
SHOEI GT-Air 3 DISCIPLINE
GT-Air3の大きな特徴は格納式バイザーを内蔵していることにもある。『QSV-2サンバイザー』は、欧州サングラス規格に匹敵する優れた光学性能を持っており、歪みのない視界と有害な紫外線をカットし、朝夕の逆光時などで目を保護する。
着脱式内装システムは、吸湿速乾性生地と起毛生地を適材適所に配して快適性を確保。あご下からの走行風の巻き込みを防ぐチンカーテンは、従来モデルよりも面積を拡大してさらなる性能アップを図った。
また、ベンチレーションシステムも進化し、従来モデルと比較して流入量は1.2倍、排出量は1.8倍に高められた。チンストラップ(あご紐)は、素早くロック&解除できる新マイクロラチェット式を採用。緊急用ヘルメット取り外しシステム『E.Q.R.S.』も備えており、万が一の迅速な救命活動を支える。
そしてもうひとつ、GT-Air3の大きな特徴は、コミュニケーションツール(インカム)を内蔵できる『SHOEI COMLINK』を採用した点だ。インカム本体の張り出しを最小限に抑えているため一見しただけではインカムを装着していることがわからないほどで、脱落防止と、走行中の静粛性も向上。クリアな音質で通話や音楽、ナビ音声などを聴くことができる。対応するインカムはセナ製SRL3、サインハウス製B+COM SX1の2機種となっている。
長距離ツーリングにおける快適性を追求したフルフェイスヘルメットだが、その快適性や利便性は日々の通学・通勤でも真価を発揮する。プレミアムヘルメットの名にふさわしい性能を持ったヘルメットだ。
SHOEI GT-Air 3 DISCIPLINE
●価格:8万300円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×つや消し灰(TC-1)、青×黒(TC-2)、白×黒(TC-6) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードK、チンカーテンR、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年7月発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
WSBKを連覇したトプラック選手のレプリカモデルがいよいよ登場! トプラック・ラズガットリオグル選手はトルコ出身のレーシングライダーだ。2015年にスーパーストック600欧州選手権で優勝すると、201[…]
マルク選手7度目の王者を記念した最新レプリカモデルが登場! マルク・マルケス選手は、2025年のMotoGPシーズンチャンピオンを決め、通算7度目、6年ぶりのワールドチャンピオンを達成した。SHOEI[…]
プライベーター時代のシンプルで貴重なグラフィックの第2弾登場 オーストラリア出身で、1983年から国際レースで活躍して世界的に有名となったレーシングライダー、ワイン・ガードナー氏は、全日本ロードレース[…]
バイクやウエアを問わずに合わせやすいニューグラフィック シンプルながら計算高いデザインに仕上がっており、バイクのカテゴリーやウエアを問わず合わせやすいのが特徴だ。 カラーバリエーションは4タイプが揃う[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
カブトの技術を結集した150個限定仕様 「F-17R Mips」の最大の特徴は、その帽体構造にある。最新のハイパーガラス繊維と高強度有機繊維素材、そしてカーボンを組み合わせた「A.C.T.-2+C(精[…]
CFD解析で最適化された圧倒的な「抜け」の良さ KAMUI-5の最大の特徴は、CFD(数値流体解析)を用いて配置と形状が再設計されたベンチレーションシステムにある。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット[…]
WSBKを連覇したトプラック選手のレプリカモデルがいよいよ登場! トプラック・ラズガットリオグル選手はトルコ出身のレーシングライダーだ。2015年にスーパーストック600欧州選手権で優勝すると、201[…]
マルク選手7度目の王者を記念した最新レプリカモデルが登場! マルク・マルケス選手は、2025年のMotoGPシーズンチャンピオンを決め、通算7度目、6年ぶりのワールドチャンピオンを達成した。SHOEI[…]
人気記事ランキング(全体)
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
250cc並列2気筒エンジンで国産最強の42psの性能を持つホンダCBR250RR メリットも多そうな軽二輪(126〜250cc)モデルだけど、気になる排気量や性能での不安etc. 扱いやすいサイズと[…]
さほど高性能でもない2台のスズキ製250ccスポーツは、なぜ意外と目立つのか? 車検がないのに高速道路に乗れるのが、125cc超~250cc以下の軽二輪モデルのメリットだ。そのため国内各メーカーもこの[…]
ホコリや汚れを呼ぶ潤滑スプレー 鍵を差すときに動きが渋いなーとか、引っ掛かるなーと感じたことはありませんか? 家の鍵や自転車の鍵、倉庫の南京錠など、身の回りにはいろいろな鍵がありますが、屋外保管しがち[…]
粘り強い100mmボアビッグシングルと23Lタンク KLR650の心臓部は、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンだ。排気量は652ccで、ボア径はなんと100mmにも達する超ビッグシングルと[…]
最新の投稿記事(全体)
充電状況確認の基本は電圧と電流 長期不動だったGSX1100Sに搭載されたバッテリーは、1970〜90年代のビッグバイクの定番・14L-A2タイプ。始動確認はジャンプコードで接続した外部バッテリーで行[…]
さまざまなイベント盛りだくさんの『ハーレーダビッドソン知立 FUNFESTA』 2022年からスタートした『ハーレーダビッドソン知立 FUNFESTA』は、今回で4回目。土曜と日曜の2日間にわたって開[…]
実力を示すことが最高のスタイル! カスタムシーンに旋風巻き起こる〈2024 FLTRXSE CVOロードグライド〉 スクリーミンイーグル×オーリンズの前後サスペンションで強化された足まわりは、ブレンボ[…]
世界で無敵のRVFワークスマシンを市販するプロジェクトに挑戦! 1987年の秋、ホンダはバイク雑誌に、車輌画像のないカードのみの謎めいた広告を掲載した。 日本国内に限定1,000台で148万円、その抽[…]
オイル三大思想バトル エンジンオイルの種類って、すっごく多くてどれにしようか? と迷ったことはないでしょうか。どこのメーカーの、どんなグレードのオイルを買えばいいのか? とにかく種類が多すぎて、とくに[…]
- 1
- 2










































