
’24年4月18日の発売日が迫っている、SHOEIプレミアムツーリングフルフェイス『GT-Air3(ジーティーエアスリー)』の、グラフィックモデル第2弾『GT-Air3 SCENARIO(シナリオ)』が発表された。発売予定は’24年6月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
グラフィックモデル第2弾が早くも公開、ディテールにこだわったペイントに注目!
『GT-Air3 SCENARIO』は、遠目から見ると非常にシンプルな面と線の構成を持つグラフィックモデルだが、細部に注目するとSHOEIのこだわりが見えてくる。まず、デザインパターンは左右非対称で、グラフィックスキームは同一ながら、右側、左側、それぞれの面が持つ印象がまったく異なる。
とくに細目のラインが凝っていて、メタリックカラーを随所に用いて、強烈なアクセントを作り出している。とくに注目したいのが左前面にあしらわれたメタリックラインで、線の太さと色味にグラデーションをもたせることで、光の当たり方によって異なる印象をもたらす、実に複雑なペイント模様だとなっている。
また、TC-5(黒×白)では白、TC-3(黄×黒)では黄の部分には、薄く水玉模様を敷くことで、やはり光の当たり方によって色調が変わってみえる。「GT-Air3」のモデル名は、後頭下部に配するのがSHOEIの常套手段だが、このモデルではフェイスガード左側に配される。
GT-Air3は、SHOEIの最新フルフェイスヘルメットで、帽体とパーツの優れた一体感、向上した静粛性などにより、長距離ツーリングにおける疲労を軽減する。
スムーズに開閉して使いやすいセンターロック式シールドは、雨天や冷間時の曇りをふせぐ『ピンロックシールド』を標準装備。シールド微開ポジション機能もあるので、常にクリアな視界を確保できる。
欧州サングラス規格に匹敵する優れた光学性能を持つ、格納式『QSV-2サンバイザー』。吸湿速乾性生地と起毛生地を適材適所に配した、着脱式内装システム。面積拡大であご下からの走行風侵入抑止効果が高まったチンカーテン。従来モデルと比較して流入量は1.2倍、排出量は1.8倍に高められたベンチレーションシステム。コンパクトで迅速にロック&解除できる新マイクロラチェットチンストラップ。緊急用ヘルメット取り外しシステム『E.Q.R.S.』。SHOEIの豊富なノウハウが機能として凝縮し、快適性と安全性を高次元で達成している。
GT-Air3の大きな特徴は、コミュニケーションツール(インカム)を内蔵できる『SHOEI COMLINK』を備えていることだ。インカム本体の張り出しを最小限に抑え、脱落の不安を払拭したほか、高速走行時の静粛性向上にも貢献する。インカムはセナ製SRL3、サインハウス製B+COM SX1に対応。マスツーリングだけでなくソロツーリングのナビ音声聞き取りや音楽を聽いたりと、今どきのバイクツーリングにおけるマストアイテムだけに、注目の機能だ。
もちろん内装システムやベンチレーションシステムも、SHOEIならではの優れた快適性と機能性を確保。小さなスクーターを走らせる街乗りから、大型バイクでの長距離ツーリングまで、疲れ知らずで安全に使えるフルフェイスヘルメットだ。
SHOEI GT-Air 3 REALM
●価格:8万300円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×黒(TC-1)、黒×白(TC-5)、白×青(TC-10) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードK、チンカーテンR、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年5月発売予定
SHOEI GT-Air 3 REALM[BLACK/WHITE)]
SHOEI GT-Air 3 REALM[YELLOW/BLACK]
SHOEI GT-Air 3 REALM[BLACK/WHITE)]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
2年ぶりに新登場した白黒反転グラフィックはクリアとマットの2バリエーションが揃う 『Z-8 IDEOGRAPH』は、ヘルメット左側面に大きく描かれた「X」の文字と、フェイスガード右側面のちょっぴりポッ[…]
ファーストガンダムのアナザーストーリーをSHOEIプレミアムヘルメットで体感せよ! 『Z-8 機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズは、地球連邦軍とジオン軍のモビルスーツを模した全6種が期間[…]
バイクファッションの幅を広げるミリタリーテイストなグリーンが登場 新たに加わるモスグリーンは、ミリタリーグリーンともいうべき、深い緑のマットカラーだ。そのためミリタリー系ウエアとの相性は抜群で、バイク[…]
海を感じさせる夏にぴったりなブルーが加わり、ソリッドカラーは全7色展開になった 新色として追加されるマットラグナブルーは、深い海をイメージさせる青で、艶を抑えたマットカラーがその印象をさらに強調する色[…]
古代中国絵画風の虎をあしらった荘厳なグラフィックモデルが登場 「FEARLESS(フェアレス)」とは、恐れ知らず、勇敢、大胆といった意味の英語だ。このモデルにあしらわれるのは、古代中国絵画風に描かれた[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
イギリスやヨーロッパのレースファンが待望するIOMTT 2025年モデルが登場 アライヘルメットはマン島TT(IOMTT)を40年にわたってスポンサードしており、ライダーの安全を守り続けてきた。そのた[…]
小椋藍選手のレプリカグラフィックがオープンフェイス『VZ-RAM』に登場 小椋藍選手は昨年のMoto2でチャンピオンを獲得し、今季よりトラックハウスMotoGPチーム(アプリリア)と契約、MotoGP[…]
兎にも角にも“ヤマハ純正”のデザインがポイント!! フルフェイスヘルメット「Z-8 YAMAHA RACING」最大の特徴は、なによりヤマハが手がけた正真正銘の“ヤマハオリジナル”なカラー&グラフィッ[…]
Amazon1位のスマートモニターの進化版が登場! ベーシックモデルは驚異の低価格 大事なiPhoneやAndoroid端末が振動や落下などで壊れずに済むようになるスマートディスプレイは最近でも一番話[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキの新世代モビリティが大阪万博で公開 2025年日本国際博覧会、通称「大阪万博」のカワサキブースで、未来のオフロードビークル「CORLEO(コルレオ)」が注目を集めている。バイクのように乗車する[…]
「その時、スペンサーになれた気がした」 MVX250Fの上位モデルとして400版の発売が検討されていたが、250の販売不振を受け計画はストップ。この心臓部を受け継ぎ、NS250Rの技術を融合したモデル[…]
日本でもっとも人気の高いジャンル=ネオクラシック プロポーションの枷を覆す【カワサキ Z900RS】 まず、現代のバイクと昔のバイクではプロポーションがまったく違うんです。昔のバイクはフロントタイヤが[…]
バイクキャビン:小型エアコンを装備すれば抜群の環境に! 難しく考えることなく、手っ取り早く購入できるガレージとして高い人気を得ているのが、デイトナが取り扱う各種シリーズ製品だ。 全モデルに共通している[…]
〈WEBIKE FESTIVAL〉2024.10.19 SAT. ロングウッドステーション(千葉県長柄町) 【X500 ヒデヨリさん】「見た目など、あえてハーレーらしさを捨てたチャレンジ精神の塊のよう[…]
最新の投稿記事(全体)
他の積載方法とは異なる、シートバッグの利便性 2輪でツーリングをする際の荷物の積載方法は、①ストレッチコード/ネット、②タンデムシート上部に装着するシートバッグ、③後輪左右に設置するサイドバッグ、④車[…]
昨年の最終戦から連勝を続けた水野涼 2025年の全日本ロードレース選手権がようやく4月19日・20日に栃木県・モビリティリゾートもてぎで開幕しました。4月9日・10日には、PRE-TEST “Roun[…]
実は大型二輪の408cc! 初代はコンチハンのみで37馬力 ご存じ初代モデルは全車408ccのために発売翌年に導入された中型免許では乗車不可。そのため’90年代前半頃まで中古市場で398cc版の方が人[…]
トレッドのグルーブ(溝)は、ウエットでタイヤと接地面の間の水幕を防ぐだけでなく、ドライでも路面追従性で柔軟性を高める大きな役割が! タイヤのトレッドにあるグルーブと呼ばれる溝は、雨が降ったウエット路面[…]
キーロック付きタンクキャップ:スズキGT380(1972) バイクの燃料キャップは、そもそもは転倒時の漏れ防止の安全対策からキーロック式が採用されるようになったが、その最初は1972年のスズキGT38[…]
- 1
- 2