
ヤマハモータータイランドは、スポーツネイキッドMTシリーズの中間モデル「MT-15」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして発表した。カラーラインナップは、新しいメタリックグレー、レーシングブルー、マットブラックの3色だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
日本では原付二種バージョンのMT-125が発売されたばかり
ヤマハはタイで、日本で販売中のMT-125の兄弟モデルでもある「MT-15」の2024年モデルを発表した。価格は10万1000バーツ(日本円換算約42万1000円)。シアンの差し色の面積を拡大した新しいメタリックグレーを採用したほか、日本仕様MT-125と同じ(ように見える)ブルーおよびマットブラックと合わせて3色ラインナップとされた。
ヤマハモータータイランドのリリースには『真のサイヤ人』という文言もあり、現地における日本の漫画&アニメ文化とバイク文化の親和性がうかがえる。
グローバル展開されるYZF-R15/R125、XSR155/125などと同じく、スチール製デルタボックス型フレームに水冷単気筒エンジンを搭載した小排気量フルサイズモデルで、仕向け地によってMT-15もしくはMT-125がラインナップされている。
エンジンはSOHC4バルブに可変バルブ機構VVAを採用し、全域で優れたトルク特性と良好な加速性能を両立。アシスト&スリッパークラッチによってレバー操作力とシフトダウン時の後輪のスリップを軽減している。
YAMAHA MT-15[2024 Thai model]
リヤフレームはMTシリーズらしいショートテールデザインとするため専用設計され、足まわりには倒立フロントフォークやアルミ製スイングアーム、140mm幅のワイドなリヤタイヤを採用する。
メーターはマルチファンクションの反転表示LCDを採用し、ギヤポジションインジケーター、タコメーター、スピードメーター、積算距離、燃料残量計、時計、さらにシフトアップインジケーターを備える。ヘッドライトは2眼LEDポジションランプで鋭い表情としたフロントマスクの直下に単眼LEDプロジェクターを配置している。
日本ではYZF-R15/R125、XSR125、MT-125が揃って発売されたばかりとあって、MT-15の導入は当面なさそうだ。
MT-15 のカラーバリエーションとスペック
| 車名 | MT-15 |
| 全長×全幅×全高 | 1965×800×1065mm |
| 軸距 | 1335mm |
| 最低地上高 | 170mm |
| シート高 | 810mm |
| キャスター/トレール | 25.7°/89mm |
| 装備重量 | 133kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ |
| 総排気量 | 155cc |
| 内径×行程 | 58.0×58.7mm |
| 圧縮比 | 11.6:1 |
| 最高出力 | ── |
| 最大トルク | ── |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 10L |
| タイヤサイズ前 | 110/70-17 |
| タイヤサイズ後 | 140/70-17 |
| ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
| ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
| 価格 | 10万1000バーツ |
| 車体色 | 灰、青、黒 |
MT-15 のディテール
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
あなたにおすすめの関連記事
燃料ポンプの樹脂製インペラが膨潤して変形する可能性 デンソー製燃料ポンプに関するリコール問題とは、2020年3月より各自動車メーカーから届け出されているもので、燃料ポンプを構成する部品のひとつであるイ[…]
純正のように馴染む高品質なカスタムパーツ群 ハイパーロードスポーツのRシリーズからエンジンや足まわりなどの主要コンポーネントを受け継ぎ、気軽に乗れる高性能なネイキッドスポーツとして人気を博しているMT[…]
XSR125よりもスポーティで凝縮感のあるライディングポジション ヤマハの新型フルサイズ125シリーズのひとつとして11月に登場したのがスポーツネイキッドのMT-125だ。エンジンやフレーム、サスペン[…]
免許取得前にエントリーし、対象モデルを新車で購入すればサポートが得られる ヤマハのスポーツバイクを販売する正規ディーラー「YSP(YAMAHA MOTORCYCLE SPORTS PLAZA)」は、こ[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
水素燃焼エンジンとは? ヤマハ発動機がJMS2025で世界初公開した「H2 Buddy Porter Concept(エイチツー バディ ポーター コンセプト)」は、気体水素を燃焼して走行する水素エン[…]
グランプリレースの黄金時代が甦る! 1970年代~80年代にかけて伝説的なアメリカンライダーのケニー・ロバーツ氏が走らせたYZR500は、イエローのストロボライン(ヤマハは現在スピードブロックと呼称)[…]
ヤマハ・ハンドリングの真骨頂、パイプ構成では得られないデルタ形状アルミ鋼板フレーム! 1980年に2スト復活を世界にアピールしたヤマハRZ250の衝撃的なデビューに続き、1983年にはRZ250Rで可[…]
RZ250を上回る新テクノロジー満載! 1979年にホンダがリリースした、まさかの2ストローク50ccスポーツのMB50(広告なでの名称はMB-5)。 250ccやビッグバイクのスケールダウン・デザイ[…]
ヤマハ・ハンドリングのこだわりを400レプリカ路線へ融合! 1980年にRZ250をリリース、レプリカの時代に先鞭をつけたヤマハも、4ストのスポーツバイクXJ400系ではツーリングユースを前提とした、[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
気鋭のクルーザー専業ブランドによるカスタムクルーザー 以前に試乗記事などをお届けしたBENDA(ベンダ)がいよいよ本格上陸する。日本での輸入販売を手掛けるウイングフットより取り扱い開始が発表されたのだ[…]
電子制御CVTにより街乗りもスポーティ走りも思いのまま! ヤマハは、インドネシアや日本に続いて新型スクーター「NMAX155」を欧州市場に投入する。これまでNMAX125のみラインナップ(一部地域では[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
新色はメタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー 軽さと力強さを併せ持つ本格的スーパーネイキッドマシン「Z250」にニューカラーが登場した。同時発表のニンジャ250とともに、軽二輪スポーツバイ[…]
人気記事ランキング(全体)
マニア好みのボルドールカラーが映える! アクティブが手掛けるCB1000Fカスタムだが、まずはカラーリングがインパクト大! CB-Fといえば、純正カラーでも用意されるシルバーにブルーのグラフィックの、[…]
シグナスシリーズ、20年の歴史を背負うニューフェイス 以前は空冷エンジン搭載のコンパクトな原付二種スポーツスクーターとして人気を博した「シグナスX」だが、水冷の新世代「シグナス グリファス」に交代した[…]
気鋭のクルーザー専業ブランドによるカスタムクルーザー 以前に試乗記事などをお届けしたBENDA(ベンダ)がいよいよ本格上陸する。日本での輸入販売を手掛けるウイングフットより取り扱い開始が発表されたのだ[…]
軽量で扱いやすい定番ジェット TE-1はスポーティな印象を残しつつ、重量は抑えめで日常使いに適したジェット型ヘルメットです。対応は全排気量対応で、あごひもは操作しやすいラチェット式バックルを採用。Am[…]
原付免許で乗れる『新しい区分の原付バイク』にHondaが4モデルを投入! 新たな排ガス規制の適用に伴い2025年10月末をもってHondaの50cc車両は生産を終了しますが、2025年4月1日に行われ[…]
最新の投稿記事(全体)
CB1000Fをレジェンド、フレディ・スペンサーが試乗 Hondaホームカミング熊本にて、レジェンドライダーのフレディ・スペンサーがCB1000Fをサーキットでガチ走行。彼は「ビッグバイクでありながら[…]
憧れはあるけれど… 先日、周りのバイク好きの仲間から「旧車って今凄い高くなってるよね~」という話を聞きました。少し調べてみると、絶版車が増えてきている流れで、旧車の需要が高まっている様子。 …と偉そう[…]
1.生徒にアンケート調査!<免許取得と車両の購入> 坂本先生は、本年7月に北杜高校の生徒を対象に安全意識に関するアンケート調査を行った。対象は原付免許を持つ2.3年生の生徒100名と、小学校時に自転車[…]
背中が出にくい設計とストレッチ素材で快適性を確保 このインナーのポイントは、ハーフジップ/長めの着丈/背面ストレッチ素材」という3点だ。防風性能に特化した前面と、可動性を損なわない背面ストレッチにより[…]
防寒性能と動きやすさを両立させたライディングジャケットを探しているなら、コミネ(KOMINE)の「ソフトシェルウインターパーカ MJ-005」を選択肢に入れておきたい。1947年創業の国内メーカーらし[…]
- 1
- 2



















































