これまでの法人向けサービスに加えて1/9より受付開始

ホンダの電動スクーター「EM1 e:」が10万円切りとは!? Gachacoが個人向けバッテリーシェアリングサービスを開始!

エネオス、ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハの5社によって設立されたGachaco(ガチャコ)は、電動二輪車の共通仕様バッテリーのシェアリングサービスをこれまで法人向けに行ってきたが、2023年夏のホンダ「EM1 e:」の発売と体験キャンペーンの結果を受け、個人向けのGachacoサービスを開始すると発表した。


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:Gachaco

EM1 e: を9万7200円で購入し、月会費1078円から運用可能

交換式バッテリーのシェアリングサービス(Gachacoサービス)を提供する株式会社Gachaco(ガチャコ)が、ついに個人向けの同サービス提供を開始する!

2022年4月1日にエネオス、ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハの5社によって設立されたガチャコは、これまでに法人向けサービスを運用してきたが、ホンダが同サービスに対応する共通仕様バッテリーを使用可能なパーソナル向け電動バイク「EM1 e:」を2023年夏に発売したことに伴い、個人向けの運用システムを構築し、東京都練馬区エリアで体験キャンペーンを展開。この結果を踏まえ、個人向けのGachacoサービスを開始する。

これによって大きく変わるのは、EM1 e:の購入方法だ。これまでは個人使用の中で完結する必要があったためバッテリー(8万8000円/1個)と充電器(5万5000円)の購入が必須だったが、Gachacoサービスを利用する場合はEM1 e:の車両単体のみを購入すればOKだ。じつはEM1 e:は単体価格15万6000円と50ccクラスのエンジン車よりも安価であり、さらに居住地域によっては最安値9万7200円で購入できる(※)。

参考:ホンダの原付エンジン車で最安価の「タクト」は17万9300円~

※東京都在住の方が、一般社団法人次世代自動車振興センター補助金、および東京都助成金を利用してEM1 e:を購入した場合に9万7200円になる(Gachaco調べ)。

Gachacoサービスの利用にはライトプラン(月会費1078円)またはスタンダードプラン(月会費2805円)に加入する必要があり、これに使用電力あたりの従量課金をその都度支払うことになる。ライトプランの従量課金は198円/kwh相当で、Gachacoの試算によればEM1 e:の場合の走行単価は約6円/kmとのこと。

スタンダードプランの場合はプラン内に15kwh相当の電力使用量(ベンリィe:Iで約400km走行可能)が含まれており、それを超えた分の従量課金187円/kwh相当。従量分の走行単価はベンリィe:Iで約6円/kmになるという。

編集部によるざっくりした試算では、EM1 e:で1か月あたり約300km以上走行する場合はスタンダードプランを選んだほうがよさそうだ。

個人向けGachacoサービスの提供開始日は、2024年1月9日10時より受付開始。支払い方法はクレジットカードのみ。利用料金は下記を参照のこと。

サービス利用料金

Gachacoサービスの特長

【動画】簡単操作で、約30秒のクイック・チャージ

今買えるGachacoサービス対応機種

現在は個人向け電動バイクとして販売され、かつGachacoサービスの交換式バッテリーに対応しているのは、ホンダ「EM1 e:」、「ベンリィe: /プロ(I&II)」、「ジャイロe:」、「ジャイロキャノピーe:」の7機種。今後、他メーカーからもラインナップが拡充されていくのか続報を待ちたい。

ベンリィe: I(原付一種) ●車両単体価格:36万3000円

ベンリィe: II(原付二種) ●車両単体価格:36万3000円

ベンリィe: I プロ(原付一種) ●車両単体価格:37万4000円

ベンリィe: II プロ(原付二種) ●車両単体価格:37万4000円

ジャイロe: (原付一種) ●車両単体価格:55万円

ジャイロキャノピーe: (原付一種) ●車両単体価格:71万5000円

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